第32話 僕はお弁当を注文した。

 「Akariちゃん、僕を気持ち良くしろ。」

 「わかりました、イクヤ先輩。」

 Akariちゃんも全裸になってベッドに仰向けに寝ている僕に上から乳房や恥丘の陰毛を押し付けながらキスや愛撫をしてくれた。お店の講習で習った技なのか、学生時代に先輩や後輩で練習した技なのか分からないが、気持ち良いというより気分が良い。殿様気分だ。漫画やアニメでよく見るような、異世界に転生してヒーローになったような感覚だ。同じ高校を卒業した一回り下の女子が僕を「先輩」と呼びながらキスやフェラをしてくれる。相手は僕の正体を知らないが、実はご近所さんでAkariちゃんが普段「もっとポット」という弁当屋でバイトしている事を僕は知っている。「いらっしゃいませ」と元気に声をかけ、忙しそうにカウンターの内側を動き回り働いている姿を見た。「志野」という名札を付けたその女店員が今はAkariと名乗って全裸で僕に奉仕してくれているのだから笑いが止まらない。Akariちゃんに気持ち良くしてもらって勃起が戻ったので、Akariちゃんを寝かせてもう一度若い身体を堪能する。触ったり舐めたりしてあげると時々ピクピク小さく痙攣する。

 「上半身だけ起こして股を開け。」

 「はい。でも本番や指入れはNGですよ。」

 「分かってる。でもソフトタッチは基本プレイに入ってるだろ?」

 「はい。優しく触ってくださいね。」Akariちゃんは股を開きアソコを見せてくれた。

 「濡れてるやん。興奮してるんやろ?」

 「……。」コクリと頷いただけだった。

 「ちゃんと答えろ。」お金持ちで今は先輩である僕が命令する。

 「興奮しています先輩。」Akariちゃんの隣に座って右手の指で割れ目やクリトリスをソフトに触ってあげるとヌルヌルした愛液でよく滑る。Akariちゃんは「アン」とも「ハン」とも分からない音を口から発しながら腰をピクピクしていた。

 「Akariちゃんはオナニーするのかな?それとも彼氏がいるの?」

 「え、恥ずかしい。」

 「いいから答えて。教えてくれたら次回は「オナニー見学」のオプションを付けて指名してあげるから。」

 「彼氏は今いないので、…自分でします。」

 「どのくらいするの?毎日?二日に1回くらい?」

 「週3くらいです。だいたい寝る前に指で…。」

 「よーし良い子だ。次も指名してあげるね。」

 「お願いします。」

 「じゃあ、またフェラでイカせてもらおうかな。」

 「はい。イクヤ先輩。」

 今度はベッドの上で座っている僕が足を開くとAkariちゃんは足の間に身体を丸めるように座りフェラを始めた。2回目なので1回目よりもイクのに時間がかかったがやはり上手い。「口内発射」のオプションは付けていないのでイク前に「イキそう」と伝えると、Akariちゃんは口を離して「先輩どうぞ」と言って右手でしごいてくれて、気持ち良くイクことができた。


 後日約束通りAkariちゃんを改めて指名し、予約してあげた。「オナニー見学」のオプションも付けてだ。指名料やオプション代は女の子の取り分が大きいのだろう、Akariちゃんは「約束を守ってくれてありがとうございます。先輩♪」と喜んでくれた。

 二人でシャワーを浴びた後、ベッドでさっそくAkariちゃんのオナニー見学をさせてもらった。自分の右手人差し指でクリやアソコをいじり、濡れてくると愛液でクリもヌメらせ、人差し指から小指までの4本指の腹をクリに滑らせて何度も刺激していた。

 無言でクチュクチュ恥ずかしい音をたてながら自慰を続けていたAkariちゃんから「イクヤ先輩、イってもいいですか?」と聞かれたので「もちろん、いいよ」と答えると、右手中指を自分の穴に激しく出し入れし、左手の人差し指でクリや自分の乳首をいじり始めた。女の自慰をリアルに間近で初めて見たがすごい迫力だ。酷本さんのを映像で見たのとは勢いが違う。女の性欲というか本性も中々のもので、男をケモノ扱いできないじゃないか。これを普段から週3でやっているというのだから、若い男女は毎日でも、一晩に2回でも3回でもセックスが出来るというのが頷ける。僕は、女は嫌々なのを我慢して男の性欲に付き合っているだけだと思っていたが、女だってオナニーが好きで、セックスも好きだったのだ。面白いものを見せてもらった。

 Akariちゃんが自分でイった直後で気怠そうにしているところにチンチンを差し出して「舐めろ」と命じると、フェラをしてくれた。まだAkariちゃんの手や股間は自分の液体でベトベトだったが自分だけ気持ち良くなった負い目があるのかもしれない。一生懸命吸い付くようにしゃぶってくれて僕もイクことができた。


 2回目はAkariちゃんの若い身体をまさぐり舐めまわしながら色々と質問してみた。Akariちゃんにとって僕は約束を守る優しいおじさんと認識さられたのだろう、警戒されることなく

 「私が高校の先輩に初めてフェラを教えてもらった時、プールのシャワー室で水着を脱がせるとチンチンがビョーンと勢いよく飛び出して来て、めっちゃ驚きましたよ。」と笑い

 「今まで経験した一番大きいチンチンは、こーんなに大きかったんですよ。」と身振りを交えて楽しそうに教えてくれて

 「一番興奮したのは、自分が高3の時に1年生の可愛い後輩を筆おろししてあげた時かな…。あの時コンドームを着ける男子の手が震えていたのを今でもはっきり覚えている。」などベラベラ喋ってくれた。Akariちゃんによると、うちの国栖高校は10年以上経っても貞操観念が低いままで、今でもセックスやエッチな事を校内のそこらじゅうでやっているようだ。


 「エモい女学園」のAkariちゃんと遊んだ後も「もっとポット」でお弁当を何回か買ったが、志野さんはいなかったり、いても僕に気づかなかったりが続いた。それはそれで、あんな淫乱女が平然と弁当屋でアルバイトしている姿を観察して興奮できたのだが、ついに僕の弁当注文を志野さんが聞いてくれるチャンスが訪れた。僕がカウンターで「豚フィレカツ弁当をください」と笑顔で注文すると、志野さんは目を見開き、口が小さく「ウソ…」と動いた。志野さんの口がナワナワして突っ立ったままなので、もう一度「豚“フェラ活”弁当をお願いします」と早口に言って千円札を差し出すと、レジを操作して俯いたままおつりとレシートを渡して、何も言わずカウンターの奥の調理場に入った。

 この後も日にちを空けて何度か「もっとポット」に行ったが志野さんを見かけることは無かった。オナニーでイクのを見られ、自分に顔射をした男性がニタッと笑いながら目の前に現れたのだから弁当屋に戻ることができなかったのだろう。もちろん僕は志野さんが風俗店で働いていた事を弁当屋で言いふらしていない。ただ、できれば最後に“フェラ活”弁当って早口で言ったのを志野さんは聞き取れたのか確認したかったな。僕の渾身のギャグだった。

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