第17話 呪術師と悪魔のダンス 終幕

〜ガストンside〜


 「ふむ、ここいらが潮時かの」


 儂は微かに死の気配を感じまさかと思いながらその気配をたどったら、あの亡者…レイが知らないハーフの少女と戦っていた。


 その時儂は驚いた。

 

 レイは死の力を使いながら理性をかなり残して戦っていたのだ。


 しかし理性が無くなってきているのか、ついに死の気配を出して威圧しながら『気弾』に死の力を注ぎ始めたのだ。


 「あの状態で生きる者を殺すと完全に理性が吹き飛ぶかもしれんな」


 そう言い儂は飛び出した。



〜レイside〜


 もう少しだ、もう少しで完成する。


 ああ、しっかり完成するのか不安だ、だけどそれよりも楽しみだ。


 …できた!亡者化はもう切れけどまあいいや。


 「さあ"たの"しもうア"エ"リ"ア"、『死気———」


 「撃たせはせんよ。『霊魔弾』」


 「ガッ⁉︎じゃま"する"な"ガスト——っ⁉︎」


 「少し寝ていろ」


 なんで俺は宙をまっ…て………


〜ガストンside〜


 「死んだか」

 

 まあこいつは亡者だからまた生き返るだろう。


 「はあはあ、あなた誰?『亡者化・翼』」


 さて、つぎはこいつじゃな。


 「そんな警戒せんでもよい。儂はさっき死んだレイの知り合いじゃ」


 「『翼・解除』あなた知り合いを殺したというのにとても冷静なのね」


 「まあ、あいつはハーフではあるが亡者じゃからな」


 やはり、戻ってきたな。 


 「儂はもう行く。聞きたいことがあるならこいつに聞け。ただもう戦うなよ。あいつの力は使いすぎると危険じゃ。レイにも、お主にも」


 「わかってるわよ」



_____________________


あとがき


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