第15話 呪術師と悪魔のダンス ①

 は?っ⁉︎あっぶねぇ!


 なんだこの 黒いエネルギー弾呪弾は、ギリギリ避けられたが当たったら確実に死ぬ。


 いやなんで急に⁉︎まあ"楽しそう"だとは思うけども。


 「アハ、やっぱり未知の者との戦いダンスほど楽しいものはないね。君もそうでしょ?だってすごく楽しそうだもん」


 ああ、確かにこれまでにないくらい楽しくて楽しくてたまらない。


 『亡者化・脚』


 あの攻撃を何発も撃たれたらいつ当たるかわからない。

 

 それなら脚力を上げて避けれるようにする。


 俺の両脚はバッタのような脚、つまり逆関節と呼ばれるような脚になった。


 え、これどうなってんの?まあ、なんか普通に動かせるからいいけど。


 ただこれに加えて腕も亡者化させるのは危険かな。


 これ以上はダメだというのが直感でわかる。


 「君がそこまで見せてくれたのなら私も見せないとダメだよね」


 いやマジかよそうなると勝てるか分からないぞ。


 「『亡者化・翼』」

 

 その瞬間アエリアの背中から真っ黒なカラスの翼のようなものが生えてきた。


 「この翼はねこのままだとただ飛ぶことしかできないけど、抜け落ちてからが本番。抜け落ちた羽根には1つ1つに好きな呪いをつけられるの。例えばこんな風に」


 「っ⁉︎がは!」


 何が起きた?なんで俺の右腕はなくなっている?こいつはただ羽根を抜いて投げただけだろう。


 「ふふ、これは触れた部分を絶対に消失させる呪いと硬化の呪いを合わせて投げただけ。これが見えないならそれはただの力不足。その眼を使いこなせたら見えると思うわよ」


 「な"るほど」


 「ただ、こんなので勝っても楽しくないからね。この羽根の力は封印するは」

 

 はは、舐められてるな。


 まあ実際俺は戦闘経験も薄いし力も弱い。


 でも追いついてやるよ。


 たとえ何回死んでもな。


  

______________________


あとがき


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