第12話 道場破りと気術

 さて、どう出るか。


 っ!あっぶね!ただ前の侵入者の『気弾』よりは遅い。


 「ガァ"!」

 

 よし!2回切れた。


 ただやっぱり短剣だと怯ませるのは難しいな。


バンッ!


 やっぱり近づかないと獣系に銃は避けられるか。


 そっちから近付いて来てくれたか。


バンッ!


 「ガッア"ァ"」


 一発打ち込めたけど、流石にゼロ距離気弾はやばい。


 しょうがないか。


 『亡者化』


 っ⁉︎あぁ…呑み込まれるな!


 「がぁ"あ"あ"…」


 はあ、はあ、成功。


 なんか右腕がごつくなって爪が長く鋭くなってんな。


 これじゃ短剣は待てないが、明らかにこの爪の方が短剣より鋭そうだ。


 取り敢えず回復しないと。


 うおっ!


 「グルァ!」


 うわマジかよ。


 咄嗟に薙ぎ払っただけで2mぐらい吹っ飛んだぞ。


 で、回復だ。


 ん、この飴ちょっと甘いしなんか心地いい。


 これで回復できたのかな?


 おっと起き上がったか。


 て言うかなんだろう?こいつのことがすごく旨そうだと感じる。


 俺はこいつの至る所を噛みちぎった。


 ん?あれ?灰になった?あっ、死んだのか。


 あれ?腕も元に戻ってる。


 まあ必要になればまた出せばいいしいっか。


 そんなことより宝箱だよ。


 おお、この腕帯をつけることで気術が使えるのか。


 一緒に入ってたこの『気弾の指南書』を読めばいいのかな?


 いやゲームだと苗床で気術とかセットしてたし、取り敢えずガストンのところに戻るか。


 まあこれで戦闘の幅が広がったな。


 それなら次はもうちょっといい短剣が欲しいな。


 よし次の目標はそれだな。



______________________


あとがき


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