第25話 顔面が分からなくなるくらい(笑)

前置き : この作品は暴力や性的な描写を伴いますが、暴力行為を助長する物では御座いません。


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学校を襲撃してきた池月と半グレチーム【紅竜】に囲まれリーダーの竜崎にやられ地面にうつ伏した俺を池月と紅竜のメンバーが集団で殴る蹴るのリンチする


俺はチラッと上空を見上げ


そろそろいいかな?(笑)



【ドゴッッ】



俺を袋叩きにしていた連中の一人が数メートル吹き飛んだ


その様子に、俺に暴行を加えてた連中も池月も手を止め仲間が落下するのを目で追っていた、おれはその場でスクっと立ち上がり俺に気付いて振り返った一人の顔面にパンチをお見舞いする


【バギッ】


殴られた男も数メートル吹き飛び、鼻はへし折れ顔面は少し陥没していた、白目を剥いてだらしなく舌を垂らして失神してるのを同じように茫然と見ている池月と【紅竜】の連中


俺は池月の髪の毛を無造作に掴むと地面に思いっきり叩きつける【ブヘッ】情けない声で地面に真っ赤な水たまりを作ると死んだカエルの様に小便を漏らして失神した



「ふぅ~お前らご苦労さんw無事、前説尺の撮影も終わったんで、これからは俺の必死の反撃する姿の撮影時間だよ~」


「ふっふざけんな!!」「おい皆で一斉にやっちまえ!!」


俺は一人の腕をとるとそのまま逆に関節を決めた状態で背負い投げをする【バギッ】そいつの肩は乾いた音を立てて有らぬ方向に曲がっている「ギャアア~お、おれの肩が、がああ」


直ぐに他の奴のコメカミに上段蹴りを見舞うと首が90度曲がった状態でそのまま白目を剥き膝から崩れる


残りの2人をまとめて裏拳で昏倒させると、別の二人の足を持ってクルクルジャイアントスイングをして数メートル放り投げる


唖然とする、竜崎の方に今度は俺が近寄り下から睨み付ける



「お待たせ♪ 竜崎 紅芋君w」


俺の挑発に再び目を血走らせて首を掴みに来るので


【ドゴッ】


膝を奴の鳩尾に叩き込むと「おえぇぇぇ」やつは井の中のモノを吐き出した


「はぁ、何?お前らゲロ吐くの流行ってんの?竜崎 ゲロ芋君だw」


痛みで俺の挑発に乗って来ないので俺はつまらなそうに奴の頭を掴むとそのまま膝を顔面に叩き込む【バギィッ】竜崎の鼻はへし折れ血があふれ出す


「おいおい、俺の制服のズボンが汚れちゃたよぉ~」


痛みでのた打ち回る竜崎の腹を思いっきり蹴り上げて元居た校門前に吹き飛ばす、片膝を付いて起き上がった竜崎は片手で鼻から溢れる血を押えてもう片方の手を前に出して「こ、降参する!あんたの勝ちだ!!」


「ん??何いってんの?(笑)勝ち負けなんか無いよ?お前言ったじゃんw俺と遊びに来たって♪」


「まだ遊び初めて、20分も経ってないよ?俺全然行けるからぁ(笑)もっと遊ぼうぜぇ♪」


竜崎は涙を浮かべ悲鳴を上げて、俺から這って逃げる・・


「おっ!これは鬼ごっこだ!!懐かしいぃ、これは俺が鬼だねぇw捕まえたら、顔面が分からなくなるくらい殴っちゃおうかなぁ~」


「ヒィィィィ、た、たすけてぇ、け、警察、警察をぉぉぉぉぉ」



【パラリラパラリラ♪】


校門の方から騒音をまき散らして、今時流行らない時代遅れの連中が現れる


「おい!竜崎ぃ何ダサイ事してんだぁ??それでも俺ら【死神】の下部組織かぁ?」


派手な装飾しバイクに跨る、これまた派手な特攻服を着たスキンヘッドの総長らしきアホが叫ぶと、救いの神でも見るように這って暴走族の方へ寄っていく竜崎


「はぁぁ助かったぁぁぁ、鮫島さぁぁぁんコイツ、俺達に立てついてくれたクソ野郎なんで、殺ってやって下さい!!」


総長らしき禿げが俺の方へ近寄って来て俺と睨み合う


「アハハッ、コンビニ振りだなぁまた俺の邪魔をするのかぁ?あぁん?」



そう言うと総長らしき禿げは、膝から崩れてそのまま俺に土下座をする


「えぇぇ?何?、鮫島さん??」唖然とする竜崎を無視して、総長らしき禿げに続き後ろの連中もバイクを降りて俺に土下座する


「こ、この度は、お騒がせして申し訳ございませんでした!!!」「二度とご迷惑をお掛けいたしませぇぇん!」「どうかお許しくださぁぁい!」


畳みかける様に、俺への謝罪をする禿げの総長達


「ああぁ今日は別にアンタらに迷惑かけられてないから、まぁ別に良いよ、それよりあんた等のバイクうるさくて耳障りだからとっとと帰ってくれる?」





「俺の気が変わらない内にねぇ♪」




「ああ、ちなみにぃ~そこの【紅芋】?だっけ?アンタらの知り合いなわけ?俺絡まれて暴力受けたから此れから徹底的に叩きのめすつもりだけど?」


俺の底冷えする台詞に、すでに戦意を無くした竜崎は、禿げの総長に縋るような目で訴えるが


「い、いえ、いえ、我々には全く関係無い連中です!【紅芋】?知りませんとも!!この男も今日初めて会いました、僕ら偶々ここの前を通っていただけです!!」

「そ、そうです!僕ら皆でバイクの騒音を修理に行くとこで・・ほ、ほら総長!予約時間ですよ!」


総長は隊員のナイスなアシストにぎこちなく頷き「そ、そうだな!」と返事すると、俺に軽く頭を下げ、あっと言う間にバイクに跨り慌てて発進すると直ぐに見えなくなった。










「さぁぁってw君達の断罪ショーでも始めようかww」




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