第24話 池月と半グレの学校襲撃
前置き : この作品は暴力や性的な描写を伴いますが、暴力行為を助長する物では御座いません。
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翌朝、澄恵さんの用意しておいてくれた朝食を食べ、簡単に身支度すると今日も専用の車で校門の近くまで送ってもらい登校する
下駄箱を開けると、数枚の手紙が入っていた・・
手紙の束を内容を確認する事無く、ゴミ箱に投げ捨てる
「俺の下駄箱をゴミ箱にしやがって・・面倒な連中だ・・」
久々の登校に、周りの生徒もザワザワしている、俺は無視して自分のクラスの扉を開け自分の席に座り目線だけで周りを確認する
池月達は・・まだ登校してないか・・・元幼馴染は・・来るはずもないか・・
俺の様子をチラチラ見ながら聞こえないように、陰で噂をする生徒を無視していつも通り本を読む
殆どの生徒が登校してきたのに、池月達は現れない・・まぁ知ってるけど(笑)
予鈴とともに、頼りない担任が教室に入ってくる
【ガシャーン】「キャアァーーーー」
突然教室の窓ガラスが割られ、発煙筒が投げ込まれる
「うわぁー火事だぁぁー」小物の担任は煙に驚き生徒を放置して我先に教室から逃げ出す
【ガシャーン】【ガシャーン】立て続けに投げこまれる発煙筒に教室の中は煙で充満し、天井の煙検が反応し激しい警告鈴が学校全体で鳴り響く
火事だと慌てて他の教室からも、生徒や先生が飛び出して我先にと逃げ出す、廊下は大混乱し階段には人が殺到していた、怒鳴り声や鳴き声で収拾が付かない
(避難訓練しててこれじゃ意味無いなw)俺は口元にハンカチを充てて、煙の噴き出す割れた窓ガラスを内側から蹴破り枠を外すとカーテンを引きちぎり外の排水菅に括りつけると、つなぎ合わせたカーテンを外に垂らしカーテンを伝って下に降り校庭に着地する
「ふぅ~う」パンパンと手を叩き上空を見上げ、ニヤリと笑うと悠々と校門に向かって歩いて行く
校門の前には、派手な服を着て腕にタトゥーを入れた集団がザッと10人近くたむろしていた、そいつらの中でひと際ガタイの良いリーダー格の男の横に、池月がニヤニヤしながら控えてる
「おい!野良犬、ずいぶん早めの帰宅だなぁwビビッて真っ先に教室から逃げ出したかぁ?w」
池月の言葉に周りのガラの悪そうな連中が下品に笑うと、池月の肩に手を回したリーダー格の男が俺の方を見てニヤニヤと笑い出す
「お~い、君が不動君かい?俺の友達の流星が凄いお世話になったようだし、俺も一緒に遊びたくてwこうして態々出向いてきたのよ♪」
【紅丸さんからの、発煙筒のプレゼントはどうよぉ?】ギャハハハハ
周りのお仲間も一緒に盛り上がってる様だw
「おい!野良犬!お前はもう終わりだぞ、【紅竜】の竜崎 紅丸さんが、お前をここで始末するからな!」
「はぁ?【紅竜】?竜崎 紅丸?なんだそれwアニメのキャラか?ダッサっ(笑)」
俺の煽りに、流星を突き飛ばして顔を真っ赤にして青筋たてて俺の前に向かってくる
周りの連中もビビってるのか、怒り心頭の竜崎の後ろの方で
【おい、あいつ死んだな・・紅丸さん久々にキレてるぜ・・】
【池月、後で紅丸さんのご機嫌取る為、女を何人か見繕えよ‥】
「わ、わかってます、そっちは何とかします・・」
俺は目の前で、今にも口から火を噴きそうな竜崎の横から後ろの仲間の方を見て指差す
「なぁ、お前あんな事言われてるけど?なんかアンタ死ぬとか言ってる仲間がいるねぇ~♪」
「へぇ~根性据わってるのか・・ただのバカか・・まぁいい、死ねよ!」
【バギッ】
俺の腹にパンチを叩き込み、前かがみになる俺の顎にアッパーを打ち込む、俺は後方に吹き飛びそのまま地面に倒れる
「キャアアァァァ」「だ、だれか警察を!!」「へ、へっ生意気な陰キャがいい気味だw」「お~い、そんな陰キャのゴミ始末してくれ!」
無責任なギャラリーが遠くから騒ぎたてる
起き上がろうとする俺の顔へ蹴りを入れ俺はさらに吹き飛ぶ
「うぉ~~ざまぁw野良犬は、地面を這いつくばった方がお似合いだぁw」池月は俺が一方的にやられる姿に手を叩いて歓喜してる
「なぁ~んだw池月がわざわざ頼んで来るからどんな強そうな奴かと思ったら、全然ヘナちょこかよw紅丸さんが手を出すまでもないな」
「そうだなぁ、おい!池月!後は俺らが片づけるぞ!」
「あ、は、はい!任せてください!!」
そう言うと連中は、竜崎の前に転がってる俺に殴る蹴るのリンチを始めた・・・俺はチラッと上空を見て
・・・そろそろかなぁw
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