生産職のダンジョン攻略

第25話戦車

９０式戦車を魔改造できなかと運ばれて来られても・・・

全　長 　９.７６m

全　幅 　３.３３m

全　高 　２.３０m

全備重量 約５０ｔ

最高速度 約７０km/h

航続距離 約３５０km

乗　員 　３名

出　力 　

１５００PS

２４００rpm

武　装

４４口径１２０mm滑空砲×１

１２.７mm重機関銃Ｍ２×１

７４式車載７.６２mm機関銃 ×１

ミサイルの爆発付与で手一杯だよ。

それだけでなく核爆弾が持ち込まれたことに、ああだこうだと話し合ってる。

それって俺が聞いていていいの・・・

核爆弾は、自衛隊にとって大問題かも知れないけど・・・

ああ、非核三原則があった。

核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まない、

核を持ち込まないに違反してると野党がうるさいらしい。

まあ、論点がずれているけど・・・

そうか・・・日本もテロの標的に・・・守らなきゃならない。

核爆発での放射能、ヤバ過ぎだ。

核爆弾を探し出すならあれだ。

あの知識と現代の知識だ。

折りたたみテーブルのノートパソコンを使って接続。

成る程、一瞬で調べあげる。

インターネットを使ってハッキングで、痕跡も残さない未知の接続だからばれない。

鑑定の新たな使い方だ。

ノートパソコンを持って戦車内に入る。

戦車に融合。

ハッチを開けて上半身を出した。

「今から魔改造します。俺って神経質なんで人がいると改造が思うように出来ません。なので倉庫から出ていてもらえますか・・・あ！カメラも切ってくださいよ」

文句タラタラ言いながら出て行ったよ。

倉庫のドアも「ガシャン」と思い切り閉められた。

あああ、やっぱカメラをきる気はないようだ。

なので同じ画像を流しぱなしにしてやった。

こんなの楽勝だぜ。

さあ、始めるぞ。

このキャタピラは取っ払う。

そして８本の足を・・・頑丈にするのにブラックサソリの足を使ちゃえ・・・

もっと長い足がいい。

車体も魔改造。

ああ、黒い蜘蛛（くも）の姿に俺が求めた姿だ。

ハエトリグモが「ピョン」と飛跳ねるのって凄いからね。

そうだセンサーだ。

あの知識を使って核爆弾を探すのに絶対必要だ。

蜘蛛の目の小さな目を使ってセンサーにする。

大きい目は、カメラとして使用。

ヨシ出来た。

「ノートパソコンの画面じゃ小さい。大きくしてやる」

おお、こんな感じだ。４Ｋ解像度、嫌５Ｋの解像度で大きな画面が出来た。

前方は大画面で、左右はサイドの２つの画面で・・・

嫌、違うな・・・画面も曲げて左右と前を見えるようにしよう。

後方は、画面上に小さな画面があればいい・・・

ああ、大事なことを忘れてた。

あの知識は、俺なら楽に使えるが普通の人間には扱えないぞ。

なら手助けする物が必要だな。

パソコンで使うＯＳ（Windows OS）みたいな物が・・・

接続してＡＩを改造・・・お、いい感じで学びだしたぞ。

これが人間とあの知識の架け橋になるぞ。

その方法で声での操作もいい。

あ、ゲームのコントローラーで動かすのもいい。

画面を見ながらコントローラーで操作。

センサー使用は、音声で命令だ。

「日本に核爆弾があるか調べろ」

核爆弾は何か、ネットで調べあげて理解してるなら・・・

『沖縄の米軍基地に核爆弾５つがあります』

え！有るの・・・事件の核爆弾は、本国へ持って帰ったハズだ。

ニュースで米軍飛行機が飛ぶのも見た。

あれって特ダネニュースだ。

米軍は秘密にしてた。

アメリカの野郎が、中国かロシアに使う気か・・・それってミサイル。

嫌々、詮索するの後だ。

これは後で報告すればいい。

魔改造を進めよう。

武器は、何がいいかな。

口から発射しよう・・・あのレーザー光線でいいや・・・

あの攻撃力でもヤバイが仕方ない。

砲弾なんか使ったらスペースが無くなるし、撃つまでのタイムラグがもったいない。

この足なら時速８０は出る。

しかし、今考えると遅い。

あ、空へ飛んだら楽だ。

えええと重力を使う字は、あれか・・・

操作する字は、これかな・・・あ、ダメだ。

こっちか・・・成功だ。

「１メートル上昇しろ」

あ、エベレーターの浮遊感覚が・・・

「車内の重力変化を変えないまま維持出来るか・・・」

『可能です・・・重力維持をしますか』

「ああ、頼む」

ちょっと前へ急発進。お、感じない。

「魔石での使用時間は・・・」

『１年間飛び続けて、地球の４分１を破壊することが可能です』

めちゃコストがいいぞ。

あの字は、魔力を最小限に使う意味かも・・・

これって自衛隊に見せても・・・いいの・・・

核爆弾より怖い武器になったぞ。

バリア発生装置も使えるし・・・

転移門発生魔方陣も書き上げた。

門を開いて通れば、何処へでも行けるのはダメかな・・・

それにしても自衛隊のおっさんの喜びは、うざかった。

俺に抱き付いて喜ぶなんて・・・男なんかに抱かれたくないよ。

それも息臭いって・・・

「今回も、報酬を倍増するから」

嫌々こっちは、錬金術を使って砂金を作れるんだよ。

お金じゅーないって・・・日本に住む義務だよ、義務。