第47話

「奏兄!びっっくりしたーーー」

「すみれ、昔からキレイにひっかかるよね。」


「もう、普通に声かけてよ。あれ?今日部活は?」

「ああ、今日はオフでさ。久しぶりにゆっくりできるから嬉しいわ。」

「部活に塾に大忙しだもんねえ。航は一緒じゃないの??」


「あー、下駄箱までは一緒だったんだけど、女子に連れて行かれたんだよねー。航くんたらモテモテだらかね。」


「ふーん。まあ、昔からモテモテだったもんね。」

なんか、なんだろ。テンション下がる。

「あ、ちょっとコンビニで甘いのでも買って帰んない?」

「いいね!私もともと寄って帰ろうと思ってたんだー」

「さすが妹気が合うねえ」


あーどれにしようか迷うーー。


「奏兄決めたー?」

「んー?俺いつものアイスー」

「それ、好きだよねー私新作のスイーツにしよかな。でもいつもの定番も捨てがたいんだよねー」

「両方買ったらいいじゃん。多かったら半分食べてあげるし。お、母さんのはこれかなー」

「んーー、じゃそうしよっかな。」

「オッケーじゃあサクッと買って帰ろう」

「うん!」

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