第42話

「おはよー!」

「あ、山川さん、おはよう、ございます」

「おはよう」


「何の話してたの?」

「球技大会の話だよ。私はサッカーなんだけど、山川さんもすみれちゃんと同じバスケだったよね。」

「そうだよー昨日の放課後練習したんだけどバスケって難しいね。中学バスケ部だった子が教えてくれたんだけど、やばい難しかったーまあもう少しあるし、頑張る!そうだ!来週から朝練、すみれちゃんもおいでよー」


「わわわたしは…早起きができたら参加します…」

なんたってそんなに歓迎されてないんだよねー。


「うんうん、無理ない範囲で待ってるね!サッカーも朝練するの?」

「私たちも来週から朝練するよー私は運動得意じゃないから、足手纏いにならないように頑張る」


「そうなんだね!もう楽しかったらそれでいいよねー。あ、ねえ見てみて、3年の集団!朝練してたのかなー。朝からラッキー。来週もするのかなー、奇跡が起こって一緒に練習できたりしないかなー!」


「あは…は…」


「あれ?2人とも興味ない感じ??あんなイケメン集団なのに??特に奏先輩と航先輩はイケメンなんてレベルじゃないくらいイケメンなのに?あー、今日はいいことありそう。」


反応に困るなー。みどりちゃんも苦笑いしてる。


「いいこと、あるといいね!」


みどりちゃん!無理やり話終わらせてる!

ありがとうーーー


ん?航がこっち見てる。

ほんとよく気づくなー。

しかもちっちゃくピースしてるし。

あ、奏兄にバレておこられてる。ふふっ

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