三次元のままで
悪本不真面目(アクモトフマジメ)
第1話
この塊を説明してほしいって?
じゃあ展開図にしないといけないけど
僕は嘘をつくことになるな
だって僕は三次元出身だから
塊じゃだめ?
説明すると二次元になっちゃうよ
縦と横は言語化できるけど、高さを表すには嘘を付かないと
それも宇宙的や深海のようにだよ
魂をこめて説明もできるけど
魂は四次元だからな難しくなっちゃうよ
勘違いもしやすいんだ
魂は四次元、塊は三次元
たとえばここに「好き」という塊がある
これを展開すると「やさしいから好き」になる
これに高さあるいは深さを出すと嘘が入る
高さを出すと「神様仏様を凌駕する程やさしいから好き」
深さを出すと「私のいう事を聞いてくれて私が優越に浸れるから好き」
塊だと「好き」ですむ
魂だと「好き!!!」になる
難しいから少し疲れちゃうよね
だから塊のままじゃだめ?
三次元のままでいいじゃないか
嫌がる三次元を無理やり解体して二次元にしなくていいじゃないか
それが本当に伝えたいことだろ
だって僕たちは三次元の住人だから
三次元のままが一番いいんだよ
三次元のままで 悪本不真面目(アクモトフマジメ) @saikindou0615
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます