小説家の元に来る暗澹の万年筆[3]
しゃ「それだよ!この違和感の正体ッッ」
拓「!?」
の「だよなァ、なァ〜んか気みが悪りィと思ってだんよォ」
しゃ「コイツァ最高のネタじゃあないか!」
僕は想像以上のネタのパンチ力と完璧な内容がかけると言う喜びからその時は1人でテンションが上がっていた。
拓「でも余りそう言うのには首を突っ込まない方がいいんじゃないかい?」
そうだこの時に拓也の言うことを聞いていれば良かったのかもしれない。
の「おい〜しゃるかァ〜聞いてるのかァ?」
しゃ「あァ!バッチリさ!これはもっと!”りか”を観察する必要があるねェ〜」
拓「これは聞いてないやつだね」
の「まァ何とかなるんじゃあァねェのか?」
そして昼休み終わりのチャイムがなりその日は終わった。
その日から僕は死に物狂いで彼女のことについて調べた、いや彼女だけじゃない、彼女の周りの人間も1人余さず調べた、だが”見え方”の違いの説明がつくものは何1つとして得られなかった。
~~~~~~3日後~~~~~~
この日はめずらしく晴れていた。
あの日の帰り道のことは鮮明に覚えている。
しゃ「ダメだ全く”見え方”の違いが分からない、どんな状況、条件、人がらであの現象が生まれるんだァ!」
拓「まぁまぁ、大体”見え方”の違いって言うのはその人の主観や、第一印象だから変わる事もあるよ、それを追い求めてもどっちみち分からないよ?」
しゃ「いや、でもなにかおかしいのは事実だ」
???「なぁそこのアンタ達」
僕らが振り返るとそこには”小柄で緑のロングセーターにデニムのジーンズにサンダルを履いて猫をだいた70代前半のような女性が立っていた。
???「そうだよ!アンタらだよ、アンタら今変なもんを追いかけてないかい?」
しゃ「おい、拓也、、知り合いか?」
拓「知らない、」
僕らはヒソヒソ話した
???「そしてアンタは今それが解決できずに悩んでる」
しゃ「おいおい、ばぁさんアンタ一体何者なんだい?」
???「おぉー私にそれを聞くとはね、アタシはただアンタらに”これ”を渡しに来ただけだよ」
そう言って左に猫を抱き寄せ、右ポケットからキャップのついた持ち運び式の万年筆を出した
しゃ「おいおいおい、これをいくらで売りつけようって言うんだ?」
???「売りつけるなんてw君に託しに来たんだよ」
しゃ「でもただの万年筆ならよォ〜もう持っているし何より知らないアンタから貰う物なんて怪しすぎて使えねェ〜なァ〜」
???「まぁ”ただの万年筆”じゃ〜ないけどね」
しゃ「ほう、じゃあ言ってみろよ」
???「それはアンタが使って答えを導き出すものさ、それに知らない人から貰う万年筆そんなの小説のネタになるんじゃないのかい?小説家さん」
しゃ「おいおいおいおい!どこでそれを!貴様ァ!何者ダァ!」
占い師「ただの占い師さ」
しゃ「占い師、、あァ!もう!分かったァ!貰う、貰うよ!!これで満足かァ?行くぞ!拓也!」
占い師「それがアンタの未来を左右させるよ」
占い師?のような人物がその言葉を放った時にはしゃるかと拓也は駆け足で帰っていた。
拓「なぁ、それ本当に大丈夫?」
しゃ「いや、分からないが、ネタになるからな」
拓「お前が心配だよ」
そう言ってこの日は別れた
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