第19話 純潔乙女会議(3)
「幼馴染にフラれたばかりのマレビト様……」
「しかも、マレビト様もまた、
「我らに
あ、はい……。それは、そうですけど……。いや、
「無数の
初代マレビト、お前か。お前が好き
「私たちの城も命も、
パチパチと、小さな拍手が起きた。いや、拍手って。しかも、拍手はどんどん大きくなっていくし……。
「マレビト様……」
「あ、はい……」
「私ども
そういう理由でしたか……。ものすごいダメージくらいましたけど、一応納得はしました。血を吐くかと思いましたけど。
「我ら
と、シアユンさんは再び女子たちの方に向き直った。
「皆もそれで良いな? マレビト様のご様子から、私の言葉に
色とりどりの髪をした頭が、それぞれに力強く
「ダーシャン王国の
「悲劇……?」
と、思わず口を開いてしまった。シアユンさんは視線を落とし、
「
「はい?」
「北の
「ああ……」
「関係は
召喚されてから、すごく
――こうして、後の歴史書にも『
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