応援コメント

第21話」への応援コメント

  • 一度数話で挫折し、意を決して再度読み直して読破いたしました。

    最初に感じたのは、たぶん、今の司法だとこの程度では死刑にはならないんだろうなという事でした。
    きっとこれだけ錯乱していれば精神鑑定で懲役何年で終わりだろうなって。
    しかも家庭環境を加味してさらに減刑なんだろうなって。

    それが良い事なのか悪い事なのかは私にはわかりません。

    全編を通して、誰にも共感ができない不思議なお話ではありましたが、18話に出て来た遺族として現れた母方の祖母にだけは同情しました。
    この祖母は娘と孫を一気に何人も失ったんだなって思うと、どうにもいたたまれない気持ちになりました。

    なんでしょうね。
    このハリウッドのホラー映画を見終えたような変な気持ちは。
    二度観ようという気は無いけれど、面白いお話ではあったという感想です。

    完走お疲れさまでした。

    作者からの返信

     ご一読、そして感想までありがとうございます!
     おそろしくひたすらに暗く、救いのない話を書いてみたかったのです。
     もう二度とこんな話は書かないだろう……と思います(笑)

  • 「真夜中に読む小説じゃなかったな」と思いました。今夜は悪い夢を見そう。
    これが本作の持つ力なのだと思います。

    アメを無限長に引き延ばしたような作品だとも思いました。「力わざ」の要る小説だったのではないでしょうか。作者の方、お疲れさまでした。どうかゆっくりお休みください。

    それにしても、なんで私は「怖い」と分かっている小説を好んで読みたがるのだろう。

    作者からの返信

     一気読みありがとうございます。私は専業作家を目指しており、このようなコメントが本当に励みになります。
     明日は良い夢を見られますように!!!

     「みにくい男の人魚のはなし」のレビューも、どうもありがとうございました。ご推察の通り、私の作品は旅をしがちです。私自身が定住型の人間ではないからだと思います。沖縄出身ですが、私は本州と沖縄の血を引いており、狭い田舎で余所者扱いを受けたこともあります。本州に移ると、今度は沖縄の独特な文化の中で育ったことから、なんだかいつも外国人みたいな感じがするんです。あらら、書いたものでバレちゃった!と思いました。ご名答、さすがです。

  • 面白かったです。
    この世では犯罪者は法で裁かれますが、あちらの世界では全てを許してもらえると良いですね。
    どんな性質を持って、どんな環境に生まれ、どう育つのか。それを個人の責任として善悪で断ずるのは酷だとは思います。でも社会生活を送る人間にはルールが必要で、こういう悲しい女の子が存在してしまうのも仕方がないのかもしれないです。
    だけど、あらゆる生命体には本来、善も悪もないですよね。他の生物に寄生して脳まで乗っ取り、最後は命も奪う、そんな生物もいるくらいだし。この生物を悪い奴だと言ったところで……ですもんね。もっと言えば人間も、食べるために家畜を育てたりしてるし。
     せめて、この女の子がそちらの世界で心穏やかに居られる事を願います。

    作者からの返信

     ご一読と嬉しいコメント、本当にありがとうございます!!
     実はダンテの神曲に影響された部分もある作品でして、最後に見えている山を登れば天国……というメッセージになっていたりします。