【馬乗りジョニー】

その日俺とジョニーは彼女A子の部屋にきていた


俺19歳

A子19歳

合コンで知り合ってから数回Hな事はすませていた


実家暮らしのA子が

「今日は親が家にいないの」

と言ってきた

今日はOKの日なんだと察知した俺は

ルンルン気分だった


レンタルビデオ店でDVDを借りてきた俺は

DVDを鑑賞しながら

足の親指でA子のパイをちょんちょんしたりしていた

こういうちょっかいをだしていちゃいちゃしてからの

Hに移行するパターンが当時俺とジョニーのトレンドであった


作戦は成功したようでA子もその気になりHがはじまった

この日俺は一つの目標があった

その目標とは騎乗位である

お互いまだ若いこともあって正常位とバックくらいしか経験がなかった

A子の方から腰をふれる騎乗位は気持ちよいはずだと俺とジョニーは

期待に胸をふくらせた

Hの時にしゃべるのはあまりよくないと思っていた俺は

「騎乗位して」とは言いだせなかったが騎乗位へ移行する手順は

当時の愛読書ホットドックプレスで復習ずみであった

まずはなんとかして対面座位にもちこむ

対面座位からA子の上半身を手で固定し

自分は仰向けに寝転ぶ

これで完成だ

俺は若干のもたつきをみせながらも

なんとか騎乗位の態勢にもちこめた

A子は空気を読んだようで腰をふりはじめた


おおぅ

思った気持ちよさではなかったが

いつもと違うシチュエーションに

俺とジョニーは興奮した

A子は夢中で腰を振っている

必死にうごくA子に感動していた俺だが

ある異変に気付く



A子の部屋のドアがこちら方向に向けゆっくり開いていくのだ!!



ドアはA子の真後ろ

死角になっていてA子はその事実に気づいていない

あいかわらず腰ふりに必死だ

俺はゴクリと生唾を飲み込む

スッとドアの隙間から中年の女性が顔をだした

おそらくA子のおかあさんなのだろう

おかあさんと目のあった俺

その瞬間は一瞬だったのだろうが

俺にはやけに長く感じた

その間俺は一言も声を発する事はできなかった

ただひたすらA子の腰ふりとおかあさんの目線のせめに耐えていた

その永遠とも思える時間の後おかあさんの顔が引っ込んだ



そしてドアは開いてきたのとまったく同じスピートで閉まっていったのだった










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