第2章、第11話「気付かないフリしても」

…今更、俺は''ある事''に気づいてしまった。


いや、違うな。気付かないフリをしても、無駄だった……。


ルーヴェンドの持っている銃…それは目が覚め、俺が''この姿''となり、何故か、無くなってしまった…俺の大切な武器……そして、生前の幼い頃から、プレゼントされ、大切に扱っていたはずの''銃''だったんだ。


……懐かしいな。


…いやいや、余韻に浸っている場合では無いんだ!!俺!!


魔法を上手く、''利用''すれば、銃を破…破壊は出来ないが、彼の持っている銃を俺の元に''無理やり''引っ張り出せばいけるんだ、が、俺には''出来なかった''……いや、出来るはずないんだ。


……その手段が、使えないならば、ルーヴェンドの魔力が尽きるまで、


''待つ''のみだ!!!!!!!



「……不運だな。お前。最初から、''勝ち目の無い勝負''に挑んでいるからな!!!!!」


続く。

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