第20話 やっとお街

 目の前にそびえる巨壁に圧倒されながら一応リードを2匹に着けて、認識阻害付き仮面を着けるか迷うが!


 流石にこんなにカワイイ幼児が明らか雰囲気の違う装いで!

仮面まで着けて目の前に現れたら気付くし!

気づいたら妖しさ満点で可笑しすぎるとして!

収納へお蔵入りを願い、イザ❗

 此処に来るまでに散々アドバイザーが役に立たない問題を乗り越え考え抜いたカバーストーリーを胸に第一関門の門兵?衛兵?に挑むだす❢


 ここからは、芋っ子?を印象付ける為に話し尻を可怪しくする作戦ですだ!

 コチラの門は余りとゆうか?流行って無いようで、既に門兵さん達がコチラを怪しんで話を聴きたいのか?

 コッチへコイコイ👋手をフリフリして誘導してくれる!


「おい!そこの君!

何処から来たのかな?

例の村から逃げて来たにしては、悠長に歩いてはいたが?」


逃げて?の理由がわからんが、、、、


「例の村がどこだが!わがらんが!

おらさ村デデぎだドキは平和だったべ!」


クックック😏オラさ方言に面食らってケロ!


「そっそうか!

聴いた事もないナマリで、分かりにくいがまぁ格好も良く見れば変わった服装だし!

此処いらより遠くからきたんだね!」


「んだ!んだ!

だどもマトモなカネコももってねぇだか!

なんとかして、この今迄見た事もねぇでっけぇ街さ入る方法はないだかに〜?」


「その感じだと探索者ギルトや商人ギルトへも入ってない感じか?

 そしたら確認して、証明書を書かなきゃ行けないから先ずは名前はなんてんだ?少年!」


 おー!怪しい方言垂れ流す怪しい格好の子供へ怪しみながらもマトモそうな対応アザーズ!


「ンだ!名前はルシファーゼ!

村ではルーかルシファーと呼ばれとったダニ!」


 (*´ω`*)ハニカム顔をしながら恥ずかしそうにアザトく頭を掻いて☺笑顔を向ける。

衛兵さんも少し笑顔を向けながら、


「じゃあこの水晶球に手を載せて赤く光らなければ終了だ!

一応確認だが何か犯罪行為や持ち込み持ち出し禁止なものは持ってないだろ?」


「このリュックサックに入ってる毛皮が、ご禁制でなければ特にこの棍棒と家の子たぢしかおらん。」


 ササッと2匹が、フードの陰から両肩で可愛く僕の頬へスリスリ無害をアピール❣

 水晶球へ手を乗せると、少し魔力を吸われた気がするが白びかりするだけで終わり!

 一応リュックサック内も確認が取れたのか?毛皮をモフモフしてる門兵がいた。


「 特に問題はないようだから、この書類を1週間以内にどこかのギルト証をココに持ってくるか!

1週間以内で街を出るかしないで!

 何もなく街へ居座ると、牢屋にぶち込まなきゃいけなくなるから必ず!

どこかのギルト証明を持ってまたここへこい!

 それまでは、本当なら銅貨3枚と書類を交換だが、持ってない君はこの毛皮一枚を担保に通行を許可する。

 残りの毛皮をどこかのギルドへ売れば一枚でもこの毛並みと配色なら銀貨数枚は行けるだろう! 

私が買い取りたいくらいだが、、、、」


「オレ的にはマトモに対応してもらったし、元々衛兵さんには、取り上げられるのも仕方無いと諦める積もりでいたよ👁‍🗨!」


「と!取り上げるなどする訳ないだろうが!

だが1週間以内に、書類と証明を持ってこなかったら!

そうせざるをえなくなるから必ず来てくれよ!

子供から喝上げ、賄賂を摂るなどと!

揶揄される程、落ちぶれちゃおらんし!

娘にも顔向け出来んわ!」


 初街人接触で、中々マトモな御人に対応してもらえてよかった。

 シッカリ書類を、胸元へ差し入れるフリをして自分の収納ないへ。


「後はどこかのギルドへ加入したら魔獣の登録を一緒にやるんだよ!

 ソレに、もしその従魔達が無闇に他者へ危害を加えようもんなら!

 君も連座して、捕まえる事になるからシッカリその手綱をもってる事と!

 そんな見た目と格好の従魔は、余り居ないから誘拐も気を付ける様に!」


「「「「ハイ!ニャ!ワフッ!ササッ!」」」」


 もう此処には当分用はないので、そそくさバイバイと👋手を振りお別れし!

 遂になお街への第一歩を踏みしめ感慨ふけることもなく、人通りの少ない道を進み!

 荷物チック時に聴いていた、探索者ギルドの南支部へと脚を踏み入れる❢

 此処は、僕らが居た森から齎される産物の買い取りがメインの支部な様で!

 こんだけ狩れるなら探索者ギルドへ降ろせばランクアップへのポイントにもなるからと!

 売り先までさりげなく教えてもくれる優しい人達だったのよ!

 

 買い取り以外の業務もやってくれるハズとの事でもあったから、家の子達も含めお世話になるしか無い!

 きっとギルドお馴染みなテンプレものが待ってる予感に!

 胸ドキ熱に腫らしながら重い?ドアを開けていく!


 既に、軽くギコギコ鳴る両開き戸ではなかったが・・・・(そこでの出会いは忘れない❗)

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