アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ９

第39話：破壊を睨む象

チャプタ―１

ここは、音響室である。

俺達は、機材の設置や点検をしていた。

「セッティング完了。」

「マイクもイヤホンもね。」

「後は、データの整理のみ。」

「これで、完璧だな。」

「気を抜き過ぎじゃない？」

「力を入れすぎるのもな。」

チャプタ―２

ここは、宇宙である。

そこには、デフォルトが居た。

「クククッ。ベシェー獣「スプレー」よ。」

そこへ、スプレーがやって来た。

「何でございましょう？」

「理解っているな。」

「仰せのままに。」

チャプタ―３

ここは、休憩室である。

俺達は、休憩をしていた。

「やっと、終わったな。」

「あーっ。十二時ね。」

「昼食か。やれやれ。」

「チーズケーキだ。」

「よく飽きないわね。」

「俺でも、さすがに引くぞ。」

チャプタ―４

俺は、シャルＷに乗って、深沢辺りを走っていた。

「ベシェー獣は、あれで、全部か？」

「のはずだが・・・。」

「どうかしたのか？」

「もう一体が、この近くに。」

チャプター５

ここは、柿の木坂である。

そこには、スプレーが居て、街を破壊していた。

「プシーッっと。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「シャルクロス。」

俺は、ガネーシック　ガネーシャモードに変身した。

チャプタ―６

「そこまでだ。」

「な、何者だ？」

「破壊を睨む象。象剣士ガネーシック。重心。」

「キサマタチ。」

スプレーは、十体ものキサマタチを召喚した。

「セカセカ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、キサマタチ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプター６

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とスプレーは、互いに攻撃しまくった。

「噴幻衝。ベシェーフロン。」

スプレーは、幻衝力のフロンガスを放った。

「ウワーッ。シャルバズーカ。」

俺は、スプレーを狙撃したが、全く通じなかった。

「そりゃーっ。」

「ウワーッ。狙撃が効かない？」

「クククッ。溶かしてくれる。」

チャプタ―７

「そこまでだ。」

「な、何者だ？」

「破壊を根絶やしにする蛇。蛇剣士ジャッジオルトロス。あまくないぜ。」

「どうでも良い。噴幻衝。ベシェーフロン。」

スプレーは、幻衝力のフロンガスを放った。

「アヌビスミスト。」

ジャッジオルトロスは、両手から、幻衝力の毒霧を放った。

「く、苦しーい。けっ。」

「ガネーシック。今だ。」

「シャルバズーカ。」

俺は、シャルバズーカを構えた。

「聖幻衝。シャルグートゲーヘン。」

俺は、スプレーを浄化した。

「グートハージグ。」

スプレーは、セミンミピーラスだった。

「のんきに。」

「もう少しのところで・・・。」

セミンミピーラスは、消えるように去って行った。

ジャッジオルトロスは、既に去っていた。

「今のは、一体？」

チャプタ―８

デフォルトは、地球と火星の間に君臨した。

「見るが良い。損害の力を。フハハハーッ。」

デフォルトは、全てを破壊し始めた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「街が・・・。召幻衝。シャルロキソドンタ。」

俺は、召喚したシャルロキソドンタに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、シャルロキソドンタを人型に変形させた。

「シャルフリート。」

「とりあえず、宇宙へ。」

「任せろ。行くぞ。」

シャルフリートは、宇宙へ向かった。

チャプタ―９

ここは、宇宙である。

「そこまでだ。」

「このデフォルトに逆らうとは。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

シャルフリートとデフォルトは、互いに斬り合いまくった。

「けしからぬ者め。はーっ。」

デフォルトは、破壊の紅炎を吐き出した。

「ウワーッ。」

「いつまで、耐えられるか。」

「喰らえーっ。」

「シャルフリート。一人にしてくれ。」

「駄目だ。危険すぎる。」

「移幻衝。」

俺は、シャルフリートを地上へ瞬間移動させた。

チャプタ―１０

デフォルトは、全身から、破壊の波動を放った。

俺は、黙ったまま、ブレードギラーで打ち消した。

「損害もへったくれもあったもんじゃないぜ。」

「お前一人に、この元正義の味方である我が倒せるものか。」

「仕方ない。デフォルト。お前を倒す。」

俺は、大自然の力と自分の気と魔力と幻衝力を一つにして、ブレードギラーに伝えた。

すると、ブレードギラーの刃先から、巨大な象の幻覚が出現した。

「ガネーシャシャルグートゲーヘン。」

巨大な象の幻覚は、デフォルトに激突しつつ浄化し尽くした。

「や、止めてくれ。我がもたぬ。損害の力ぐあーーーっ。」

デフォルトは、超新星爆発みたいに大爆発して消滅した。

チャプタ―１1

一時間後、俺は、シャルＷに乗って走っていた。

「何処へ向かっている？」

「真犯人の居場所さ。」

「そいつの名前は？」

「首領だ。」

シャルＷは、加速した。

チャプタ―１２

ここは、駒沢公園である。

そこには、首領と十体ものライカン兵が居て、爆弾を設置していた。

「首領。巨大爆弾の設置が完了致しました。」

「そうか。スイッチを入れておけ。」

「了解。」

チャプタ―１３

俺は、そこへ辿り着いた。

「シャルクロス。」

俺は、ガネーシックに変身した。

「何だ、あれは？」

「時限爆弾だ。」

「停めるぞ。」

「しっかりつかまってな。」

俺は、シャルＷで走行したまま、侵入した。

「ここでなら、ふっ。」

俺は、シャルバズーカで、巨大爆弾を粉砕した。

そこへ、ライカン兵の大群がやって来た。

「キエーッ。」

「シュート。」

俺は、ライカン兵達を一掃しながら、首領の元へ向かった。

チャプタ―１４

俺は、首領の元へ辿り着いた。

「そこまでだ。」

「な、何者だ？」

「破壊を睨む象。象剣士ガネーシック。重心。」

「ライカン兵。」

首領は、ほら貝で、ライカン兵達を呼び寄せた。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１５

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺と首領は、互いに攻撃しまくった。

「クククッ。雷幻衝。」

首領は、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

「止めだ。喰らえ。必殺：板無しドラム缶風呂。」

首領は、底板の無いドラム缶風呂に、足を入れた。

「熱ちーい。どうだ、参ったか？」

「脚幻衝。はーっ。」

俺は、飛び上がってから一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

首領の仮面は、真っ二つに割れて落下したが、下に同じ物をかぶっていた。

「やりおるな。だが、フハハハーッ。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「何なんだ、あいつは？」

エピローグ

チャプタ―１

ここは、スタジオである。

井喇と逎は、音の調整をしていた。

「仆納が居ないなんて。」

「仕方ないさ。ふっ。」

「何処へ？」

「捜すまでもないさ。」

「そうですね。」

チャプタ―２

俺は、シャルＷに乗って走っていた。

「今さら、戻ってもな。」

「解決してないし・・・。」

「行ってくれ。」

「そういう事なら、任せな。」

シャルＷは、加速した。

破壊を睨む象。象剣士ガネーシック。重心。

　　　　　　　　　　　　　　　　　―　完　―