第17話:女子高生の舞子。

舞子の水着を買いに行ったことで日菜太はコスプレ好きだってプチ

カミングアウトした。


日菜太にそんな趣味があったなんて舞子は知らなかったから、

ちょっぴり驚いたけど自分のために頑張ってくれてる日菜太のコスプレ

好きを受け入れた。

ただ手錠とアイマスクはコスプレとは関係ないよねって思った。

それは違うジャンルでしょって。


そんな日菜太。舞子がいいよって言ってくれたもんだから、ネットで

セーラー服を物色していた。

パンツが見えそうな超短いスカート。

アメリカンハイスクールのギャルが来てそうな制服。

スカートをめくったらガーターベルトが見えるのがいいみたいだ。


で、さっそくポチった。

注文して一週間、宅配で衣装が届いた。

箱を開けると、そこに希望どおりのシーラー服が入っていた。


日菜太は自分の頭の中で女子高生に変身した舞子を想像した。

エロい・・・いい感じって思った。

待てない・・・1日でも早く舞子に着せたい・・・。


会社が休みの土曜日の昼間。

日菜太は舞子のセーラー服を見せた。


「え〜これ着るの?・・・30.過ぎの女に女子高生はやっぱ無理あるよ・・・」


「いやいや、充分イケるって・・・それに制服着て外に出ろって言ってる

訳じゃないんだからさ・・・エッチの時だけ着てくれたらいいんだよ」

「舞子、絶対エロいって・・・」


「スケベ〜」


「舞子が嫌なら無理強いはしないけど」


「いいよ、別に・・・ふたりっきりのことだから・・・」

「それに、白状しちゃうとこれ着てされるなんてちょっと興奮しちゃうし・・・」


「よかった・・・それ聞いて安心した」


「ちょっと待てって・・・」


舞子はセーラー服を持って隣の部屋に行った。

しばらくして女子高生に変身した舞子がリビングに現れた。


「どうかな?」


「おおおおお〜〜〜〜〜まじで? ・・・舞子・・・めちゃエロい」


「エロいじゃなくて可愛いって言って?」


「うん、可愛い・・・今すぐエッチしたい」

「まじで夜までモチベーション保てないかも・・・」

「今すぐにでも舞子を押し倒したい衝動にかられてる・・・まじヤバい」


「ちょ、ちょっと・・・写真撮るから待って」


そう言うと日菜太は女子高生に変身した舞子をバシャバシャ撮りまくった。

日菜太の趣味のためとは言え、彼が自分を可愛がってくれてることが舞子

には嬉しかった。

そう思える舞子も素直な女だからだろう。


日菜太は今夜、女子高生の舞子とエッチするわけで、いつもより比べる

べくもなく発情期がやって来たみたいに興奮していた。


興奮していたのは日菜太だけじゃなかった。

実際のところ制服なんか着て日菜太の好きにされるってんだって想像すると

めちゃ濡れちゃってる舞子だった。


ようやく夜が訪れ、ふたたび女子高生になった舞子はソファーに寝そべった。


「やっぱりエロい・・・脱がすのはもったいない」


「え〜と、手錠手錠・・・アイマスクも・・・」


手錠はまあよかった・・・手の自由が利かないことで舞子も興奮した。

だけどアイマスクは日菜太の顔が見えないって言うので、つけるのはイヤ

だって舞子に言われた。

日菜太はイヤだって言うものを無理強いしたりしない。


日菜太はいつもより入念に舞子を愛撫したし、いつもより時間をかけて

たっぷり彼女を可愛がった。


最初の頃よりも少しづつ巧みになっていく日菜太のセックステクニック。

日菜太が果てる時間も長くなってきていた。

だから舞子は一回のセックスで何度もエクスタシーの虜になった。


だから今夜の舞子は日菜太の想いと一緒に泣きたいぐらいの幸せを感じていた。


まあ、夜のためのコスプレに限らず、気が詰まりそうな現実社会に生きる

人間にとってイベントも含めて個人的にもアニメやコスプレ、サブカルチャーと

呼ばれるジャンルは絶対必要だと日菜太は日頃から思っていた。


それでストレス解消、メンタルをリセットできるなら大いに取り入れるべき

だと・・・。


つづく。


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