二人の距離感、眠いのに何かを察知してついてきた先輩、地の文の情景描写、素晴らしかったです。
ほんのちょっとの理由で海に行くことにする。漂うクラゲのような感覚で、いつのまにか居なくなってしまうほうを選びそうな時期が私にもありまして、ほんのちょっとの偶然のような理由でそれも思いとどまるような、ふわふわとした感覚、ラストの「解決しているわけでもなく」揺蕩う感じがとても良かったです。
作者からの返信
揺蕩う二人の距離感を感じ取って頂けたこと、とても嬉しく思います。
最初は一人で海に行く話を考えていたのですが、もう一人ぐらいゆらゆらしてる人間がいてもいいかなーと思い、ゆるい先輩が出てきました。頂いたコメントにある「漂うクラゲ」、まさにそんな感じだなーと改めて思いました。
読んで頂き、ありがとうございました!
編集済
コメント失礼します。どこか素っ気ないようで、そうでもないような会話から、二人の関係や距離感を推し量れるようで、とても興味深く読みました。そんな物語だから、「それもいいかもねー」という先輩のちょっと軽いひと言が沁みます。物語の醸し出す空気を丸ごと味わいました。
作者からの返信
言葉として表現しないことに努めた結果、一見、何もない作品となってしまいましたが、空気感や距離感、そういう目に見えないモノを感じ取って頂ける方がいることを、とても嬉しく思っています。
読んで頂き、ありがとうございました!