第3話 勉強は才能
カフェにいるわたしこと杏樹と、ゆうなちゃんと宇良さんで
早速勉強を始めた。
世界史に物理、古文に…
と、たくさん教えてもらったけれどやっぱり難しい!!
「わたしって勉強の才能ないのかなぁ」
「そんなことないって!」
「誰だってできるようになるから!」
そう2人は言うけれど、説得力がなぁ
結局、その日は復習をせずに寝てしまった。
朝、予告なしのテストが配られた。
偶然、昨日教えてもらったことばかりで
なぜかいつも以上に手がスラスラと動いた。
(わかる!わかるよ!)
そんな事を考えながら問題を解く。
今まで自分に勉強の才能なんかないと思っていたけど、全然そんなことない!
努力と粘り強さが足りなかっただけだったんだ!
私は二人のおかげで気付かされた。
それからというもの、私は3人で話すことが増えた。
カフェで勉強したり、時々遊んだり。
そんなことをするうちに自分のモチベーションがどんどん上がっていく。
「ありがとう。二人のおかげで大学受験も頑張れそう!」
「大学受験はまだまだ先だと思うけど…」
高1二学期の中間テスト。
私の指先は緊張とワクワクで満ち溢れていた。
少し不安なところはあったけれどなんとなくじぶんならいける!そんな自信があった。
1週間後。テストが全部返されて張り出された総合順位で自分の名前を探す。
いつもある100位のところに自分の名前がない。もっと下に目線を下げる。どこまで下に行っても自分が見当たらない。
「どこ見てるの?あんちゃん。」
少し笑いながらゆいゆいがいう。
「上のほうみてみなよ」
ゆうちゃんも笑いを隠せていない。
上の方ってどういうこと?
疑問に思いながら1位を見てみると…
え
え
えぇ〜!!!!!!!
な、なんと…
「これで3人ともお揃いだね!」
私とゆうちゃんとゆいゆいは全員並んで1位だった。
「こんなことってあるんだね!」
目を丸めながらわたしが言うと
「当たり前じゃん!私とゆいゆいはあんちゃんに勉強の素質があると思ってたし!」
え、私って素質あったの!?
「いやいやいやそんなこと聞いてないんですけど…!」
私達三人は繋がる運命だったのかも
しれない。
ついこの前まで憧れの存在だったゆいゆいと並んで、そのゆいゆいと並んでいたゆうちゃんとも並んだ。
こうして、私達3人は伝説の仲良しⅢ人組として噂されるようになった。
Qなんだか今回は友達関係が垣間見えた回でしたね!
主人公のもとの学力もわかったのでは?
…そういえばなんだかより仲良くなって呼び方が変わっていましたね〜
誰がどのあだ名かわかったでしょうか?
まぁとにかくこの回で、
勉強の芝は解決しましたね(主人公の中で)
皆さんはどんな隣の芝は青い、でしたか?
現役学生のわたしとしては今でも
隣の運動神経は抜群すぎる
ですかね
運動音痴としては体育の授業は憂鬱になってしまうものです。
皆さんの芝もぜひ教えてください❢
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