異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。

女神の手違いで転生し異世界へ……

第1話 女神様の手違いで死んでしまって、異世界に転生をさせてくれるらしい。

俺はユウヤ。どこにでも居る普通の社会人の２０代半ばで普通な暮らしをしていた。

その日は、朝いつも通り会社に出勤するために電車に乗って会社近くの駅に着いて徒歩で１０分ほど歩き会社の入り口付近で謎の目眩に襲われて意識をなくして倒れた。

気が付くと俺は、虹色の空間に浮かび目の前に変わった服装を着た１０代後半くらいの女の子も浮かんでいた。

俺を心配そうな表情で見つめていて、俺が気が付いたと分かると申し訳無さそうな表情をして急に謝ってきた。

「ごめんなさいっ！手違いで・・・その・・魂を回収してしまいましたっ！」

「は、はい？魂？」

はい？色々と分からない事だらけなんですけど。ここはどこ？あなたは誰？間違って魂を回収？

でも、この状況ってアニメにで見た感じと一緒な気がする。

「いきなり言われても分かりませんよね・・・」

「いえ、なんとなく分かってきたような気がします」

「ホントですか？話が早くて助かりますっ！」

「それで・・・俺は、これからどうなるんですか？同じ場所に戻せないから困っているんですよね？」

「そうなんです・・・魂を完全に回収してしまったので元に戻せないんですよ～」

俺が怒っていないと分かると、安心したのか普段通りに戻ったのか明るい表情に明るい口調で話しだした。

「元の世界に戻れないって事は・・・別の世界に？」

「そうなんです。それで良いですかね？」

「いや・・・その別の世界の説明をお願いします・・・」

「忘れてましたっ！えっとですね・・・文明は、そこそこに進んでいて～モンスターが現れたりする世界ですね～」

モンスターが現れるって危険な世界じゃん。いきなり転生させられても困るんだけど？何の知識も無いし・・・ 体力、早さ、武術、剣術、魔法？も無いし無理じゃない？すぐに、ここに逆戻りでしょ。

「はい？完全にゲームの世界じゃないですか！」

「そうなんですか？知ってる世界で良かったです～また説明の手間が省けて良かったですっ♪」

「そんな世界に転生されても、すぐに死んじゃうじゃないですか！何か特別な能力とかスキルを付けてもらえないですか？」

「勿論良いですよ～♪わたしの不注意だったので・・・何かご希望はありますか～？」

死なない様に強さを求めても良いんだけど・・・そうすると自分から危険な場所に進んで入って行く冒険者ってヤツになって生計たてないといけなくなるしな・・・

あんまり格闘技とか戦闘って好きじゃないんだよなぁ。 大切な人を守れればそれで良いし守れる力と言えば防御でバリアでしょ！

あとは、生計を立てる為のアイテム生成と生成をした物も収納出来て時間の劣化が無く、容量も無制限の収納システムが欲しいな・・・

それを伝えてみた。

「はい。それなら大丈夫です！それで良いんですかぁ～？その世界で最強にしろとか・・・大金持ちにしろとか言われると思ってましたけど・・・それは出来ないんで。世界のバランスが崩れてしまうので。っていうか世界最強にすると大抵は好き放題をし始めて最後は魔王と呼ばれる存在になってしまうのですよ。」

「俺は戦いが苦手なので、そういうのは興味がないですね・・・」

「他には無いですか？」

「他ですか・・・あなたのお名前は？」

「あ、まだ名乗っていなかったですねっ！わたしは、女神のサーシャですっ♪」

「その・・・俺と友達になってもらえないですか？」

「え？あ・・はいっ。初めて言われましたぁ～嬉しいですっ♪勿論良いですよ～」

女神のサーシャが可愛い笑顔で返事をしてくれた。

女神と友達ってヤツは中々いないでしょ・・・まぁ女神と友達だと言っても信用してもらえないと思うけど。

「サーシャって呼んでも良いかな？」

「はいっ。お友達ですもんねっ♪じゃあ・・わたしはユウヤと呼びますね～」

「たまに話しとか出来たら寂しくないから会話も出来たら良いかな～なんて」

「はい。出来るようにしておきますねっ♪」

「ありがと」

「それでは転生を致しますね～お友達ですので色々とサービスしておきますね～♪」

「うん。よろしく」

話が終わると段々と意識を失っていく・・・

・・・・・

気が付くと高原の大きな木の下で木に寄り掛かり座ってる状態で目が覚めた。

「おっ。キレイな景色の場所じゃん。でも、モンスターがいるんだよな。いきなりモンスターとかやめてよね・・・」

辺りを見回すても、それらしい気配が無いので安心した。

アイテム生成で治癒ポーションが手に現れるようにイメージしたら、その通りに手に出てきた。

「スゴイじゃん。効き目を試したいけど・・・わざわざケガをしたくないしな・・・」

アイテムを収納するイメージをしたら手から消えて収納されたっぽい。すごい便利だな～さすが友達のサーシャだな。

でも、家は無いのか・・・高原をしばらく歩いていると道らしい場所に出て更に歩いた・・・

もう数時間は歩いてるんだけど、もう体力の限界・・・

道の脇の木に寄り掛かり座った。

「はぁ・・・まだ町や村に着かないのか？腹も減ったし・・・疲れた」

あ！体力回復のポーションを出せば良いんじゃん！

さっそく出して飲んだら即効で効き目が出て体力は回復したけど腹は満たされなかった。