『人間変性症』 最終症状 1
しかし、マザーコンピューターは、突然叫んだ。
マザーコンピューター
『あっ。アテンション・プリーズ。』
館長
『ど、しましたか?』
マザーコンピューター
『小さな問題が発見されました。あなた、ごき人類に変貌しかけましたね。』
船長
『あや。それは、解決されたですよ。』
マザーコンピューター
『しかし、ごく軽微ながら、DNAに異常があります。ただ、公開をすぐに拒否するものではありません。この際、もうひとつ、試験をします。』
館長
『マザー、ぜひ、公開してください。未来のために。』
マーダー捜査官
『そうだよ。ごき人類は、行き詰まりを見せている。』
スリラー捜査官
『なによ? それ。ごき人類は順調に進化しているわ。』
マーダー捜査官
『そうかい? ごみ捨て放題。二酸化炭素吐き出しっぱなし。』
船長
『そうなのか? 人類の真似をしてるのか?』
マーダー捜査官
『ああ。指導層は、認めないがな。』
スリラー捜査官
『あたりまえよ。新しい未来を作ってるのよ。』
マーダー捜査官
『未来を壊してるんだ。人類が壊したようにね。』
マザーコンピューター
『それは、重要な指摘ですが、わたくしが関与することではありません。』
船長
『ならば、はやく、試験とやら、やりたまえよ。』
マザーコンピューター
『よろしい。では、いざ。質問です。』
👁️🖥️👁️
👄
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます