『人間変性症』 中の3


 囚人護送車が、闇のなかを走る🚙💨


 

スリラー捜査官

 『こんなことしたら、くびよ。まったく。』



マーダー捜査官

 『なら、ついてくるなよ。』



スリラー捜査官

 『あなたの監視が必要でしょ。』



マーダー捜査官

 『ふん。おいおい。まもなく、きみが捕まった場所だ。宇宙船はどこか?』



怪物

 『いまは、衛星軌道に逃げているから呼び戻す。ちょっと待って。なに、30分ほどだ。騙したりしたら、攻撃するからな。わ、ぐわ。ごき。な、なんか、頭がおかしなことを、言い出した。』



マーダー捜査官

 『脳のごき化が、進んできたんだ。』



スリラー捜査官

 『治療が、効いてきたんだわ。』



マーダー捜査官

 『なんかしたのか?』



スリラー捜査官

 『妄想を押さえる処置をしたわ。』



マーダー捜査官

 『あほか。大切な証人なんだ。我々の過去を解明する。』



スリラー捜査官

 『過去?』



マーダー捜査官

 『そうさ。なぜ、我々、人形知的ごきが生まれたかの鍵が、どこかにあるはずなんだ。』



スリラー捜査官

 『やはり、あなたの治療も必要ね。』



怪物

 『くしょ。アーニーさんに、指示しなくては。やや、通信がつながらない。大気圏か。まずいな。あ、なんだか、忘れそうだ。アーニーさん頼みか。あいつ、ちょっと、気が利かないからなあ。あ、ごきごきごき。わ、なに言ってる。ごきゃあ〰️〰️😱』



スリラー捜査官

 『ついたわ。』



マーダー捜査官

 『おい、ついたよ。宇宙船をここに着岸させろ。』



怪物

 『ごきごき。はい? なんの、話し?』



      😱😱😱

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