第2話
今は夢なのか。
俺はマンホールの中に落ちて、目を覚めると現実には存在しないような空間にいた。
そして最後に「まだ生きたい」と思ったら、もう死んだと思ったら、死んでなく生きていた。
―――夢ではない。
俺は今が「現実」だと思う。
この子が「神」と言うことを信じてみよう。
さて、異世界へ行け!の俺の答えは。
「異世界はいいけど、地球に戻りたい。」
「うん?、、、あれ?、、、どうしてですか、さくと勇者様?」
「地球でまだできなかったことがある。」
「同じ年の幼なじみに告白なんですか?」
「そう、まだえりかちゃんに告白を…… え?」
えと。
ベスタと言ったっけ。
えりかちゃんのことをどうしてしってんの!
ベスタは俺の表情をちらっと見て肩をすくめて首を横に振った。
「今未来から見てきました。あら?えりかちゃんはさくと勇者様が大嫌いって!!すごく嫌だそうです~ どうしよう!!ふられる!!あぁ!!!悲しい~~!!!残念だ~~~!!……さてと、もう断念してください。さくと勇者様。」
「え、そんなはずがない!昨日までもいい感じでメッセージしたし、、、え、ちょっと、、ベスタの目冷たくね?!」
ピリッと。
ベスタの目が何か聞きたくないという表情だった。 怒っているような顔をしている。
俺が何か言い間違えたのか!
「気のせいです。けどさくと勇者様がほかの女の子をまだすきなんだって、、断念するのが心にいいです。はやく断念してください。」
目が、、目がほんとに冷たい!!! あの目で俺を切る! そして凍れそう!ベスタは空間のアイス魔法使いか!!
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