可愛い神様に召喚されて始まった異世界生活

黒サメくん

第1話



―――俺はもう死んでいる。


どうしてそんなのをしっているかと?

だって、道を歩いてマンホールの中に落ちてしまったから。

今見えるのは真っ黒な世界だけだ。

あぁ、短い人生だった。

学校の勉強とか社会の仕事とか頑張ったけどな、、

せめて異世界でも行きたい。まだ生きたい。。

俺のそんな望みはけしてかなわなかっ、、、





 。

 。

 。






「え?成功した?」

「...?!」

「22歳で男!ちょうどいいな!」



 気がつけば真っ白な空間だった。

 未知の夢幻の空間のように…… 光に満ちた場所だった。


 ……ここはどこ?

 目の前にはある銀髪の少女がいた。

 え、かわいい。

 目はサファイアのみたいに青く輝いている……。


「だれ?。。」


 ところで今この少女、だれですか?

 俺が疑問で見ると少女が「ふむ!」と喉を整えた。


「もうはや意識がもどったんですか?やっぱり世界を救う勇者……意識が強い。」


「勇者…?」


 えと。

 勇者?


「 いらっしゃいませ勇者様!あなたは私の異空間に来たのです。白くて広いですよね?」


「白くて広い!いいな~こんな空間でずっと住みたい……じゃない!お前だれだ!」


「私ですか?私は神ベスタ。『神』なのです!神は色んな神がいます、私はその中で……えとなんだっけ、あ、そうだ。「慈悲の神」なのです。」


 へぇ、そうなんだ。

 慈悲の神なんだ。すごい。

 いや、ちがう!

 俺今、どこにいるのか?

 少女はにこっと笑った。その顔はほんとにかわいい。


「勇者様!私は神『べスタ』と申します。よろしくお願いします!」


「俺は高橋朔都たかはしさくと。」



 そうしたらべスタが顔を真剣に直した。 そして真剣な表情で。



「さくと勇者様.…… 今異世界は危ないです。勇者様はこの異世界が心配で、ここに来てくれたんですよね。はいはい。早く異世界を救いたいですよね?はいはい♡私はさくと勇者様にほんとに感謝しています」


「おぉ!………… いや、ベスタ?なんの話なのかわからな、、」


「―――――私は『勇者様に感謝しています』?だって、「異世界を救う勇士を召喚する儀式を行いましたが、現れてここに来てくれたんですから」!さくと勇者様!!! じゃ、異世界はさくと勇者様をまっています!元の世界に戻りたいとかそんな冗談はないんですよね?!!早くこの世界に行きましょう♡!!」


「……」


 怖い!

 もう目がハートで光がないよ!

 この子はあれだ。

 ヤンデレだ!

 俺に今必要なのは考えだ、、、!

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