第6話神の趣味
月曜日*1学年Aの2組教室*
「あっ!ケントここに時間割が貼ってあるみてみよ〜。」
「ああ。」
黒板の横に時間割が貼ってある見たいだ。
時間割
月 1.ダンジョン学 2.スキル学 3.魔術学 4.教養学
火 1〜2.生存学 3.魔物学 4.クエスト活動
水 1〜2.武術学 3.教養学 4.魔物学
木 休息日
金 1.ダンジョン学 2.スキル学 3.魔法学 4.クエスト活
土 1〜4.ダンジョン探索実習
日 休息日
※各授業の間30分休憩あり
「授業って午前中で終わるんだね〜。」
「ああ、探索学園に通う人はお金がない人が多いからな。午後は時間割にも書いてあるクエスト活動があるだろう?探索学園の中には探索ギルド学園支部があるんだ、そこで学園内限定クエストを受けてお金を稼げるんだよ。」
「へ〜、じゃあケント私と一緒にクエスト受けてくれる?」
「もちろんいいよ。」
「本当?ありがとうケント。」
「どういたしまして。俺もマリーと一緒にやりたかったからな。」
「えへへ嬉しい。……そうだっ‼︎ケントはどの席に座る?」
「机に番号が書いてあるみたいだ。俺の出席番号は8番だから……ここだな。」
「私は7番だから、ケントの隣だね。」
ガラッ
戸が開く音がしたので見てみると、教室に男女の2人組が入ってきた。
「ホームルームの時間だ!さっさと席に着け〜。……俺は今日から1学年Aの2組の担任になったB級探索者のアルフォードだ。そしてこいつが「副担任でC級探索者をしているメルシーです、よろしくお願いします。」…だ。こいつが説明係だ、何かあればこいつに聞け。」
2人は担任と副担任だったみたいだ。アルフォード先生は筋骨隆々で赤髪の男で頬には大きな傷痕があり、ベテランの戦士と言った感じだ。メルシー先生はすらりとした体型で青い髪、メガネをかけている美人だ。
B級探索者とC級探索者か、どんな実力だろう。ちょっと鑑定してみよう。
鑑定。
名前 アルフォード 性別 男 種族 ハイヒューマン
年齢 130歳 職業 教師 体調 好調
LV 60
HP 11050/11050(100)
MP 8850/8850(80)
SP 1110/1110(10)
筋力 1116(10)速度 1124(10)
攻撃力・物理 1112(10)・魔法 904(7)
防御力・物理 1113(10)・魔法 907(7)
スキル ・ノーマル
生活魔法LV10 教師LV2(5/20)魔法:火LV5(43/50)身体強化LV10 耐性(毒、麻痺)LV2(18/20)
ユニーク
剣豪LV5(147/500)バリアLV6(461/600)
名前 メルシー 性別 女 種族 ハイヒューマン
年齢 110歳 職業 教師 体調 好調
LV 29
HP 7160/7160(90)
MP 7950/7950(100)
SP 800/800(10)
筋力 565(7)速度 715(9)
攻撃力・物理 564(7)・魔法 804(10)
防御力・物理 803(10)・魔法 807(10)
スキル ・ノーマル
生活魔法LV10 教師LV1(7/10) 短剣術LV3(20/30) 耐性(毒、麻痺)LV2(1/20)
ユニーク
魔法:全LV2(59/200) MP貯蔵LV4(253/400)
(えっ⁉︎130歳と110歳⁉︎全然見えない。)
(グローリアの人は20歳の時に成長が止まります。寿命が尽きる20年前から老化が始まる感じです。)
(そうなのか。それじゃあ外見だけじゃ年齢がわからないな。……あれ?メティス同じハイヒューマンなのに剣聖スキルを持った子よりも先生の方がステータスが凄く高いんだけどなんで?)
(それは、生まれつきの高種族と進化して高種族になった物の違いです。生まれつき高種族の標準ステータスは剣聖の子と大体同じです。進化して高種族になった人はステータスをそのまま引き継いでLV1になります。標準ステータスを表示しますね。)
生まれつきの高種族
LV 1
HP 4000/4000
MP 4000/4000
SP 40/40
筋力 400 速度 400
攻撃力
・物理 400 ・魔法 400
防御力
・物理 400 ・魔法 400
スキル
・ノーマル
4〜6個
・ユニーク
1〜2個
・エクストラ
0個
・ギフト
0個
進化して高種族になった
LV 1
HP 5000/5000
MP 5000/5000
SP 50/50
筋力 500 速度 500
攻撃力
・物理 500 ・魔法 500
防御力
・物理 500 ・魔法 500
スキル
・ノーマル
4〜6個
・ユニーク
1〜2個
・エクストラ
0個
・ギフト
0個
(へ〜結構違うんだ。これは一杯進化できる方が最終ステータスが高くなるんだな。)
(確かにそうなのですが寿命が尽きるまでに普通の人は1回が普通なので生まれつきの高種族が喜ばれます。)
(なるほど。)
「それでは皆さん、今日初めて会う人が多いと思いますので順番に軽く自己紹介をしていきましよう。出席番号1番のアークくんからお願いします。」
「はい、アークです…………。」
・
・
・
「自己紹介が終わったな。俺が受け持つのは武術学、生存学、ダンジョン探索だ、午後は授業が無いからなもっと鍛えたい奴がいたら俺のところに来い、たっぷり鍛えてやる。」
アル先生は凶悪犯みたいな顔をしてニヤリと笑った。
ゾワッ
(脳筋だ〜‼︎脳筋がいる〜‼︎鳥肌が立ったぞ。おれは絶対に行かない。)
「じゃあ、俺はこれで帰る。明日の生存学楽しみにしとけよ。」
そう言ってアル先生は教室から出て行った。
「それでは皆さん早速ダンジョン学の授業を始めます。…教科書の3ページを見てください。」
「ダンジョンは人が誕生する前からありました。ダンジョンがどうしてあるのかどうやってできるのか今でもわかっていません。ただ注意しないといけないのはダンジョンが無くなると私達が生きていくのが困難になることです。なぜなら今、私達が食べる物・使っている道具・着ている服の材料など、生活する上で必要な物のほとんどがダンジョン産だからです。なので食料関係のダンジョンが消失型だった場合は国が攻略されないように最下層に騎士を配置している場合があります。勝手に攻略すると犯罪者になるので騎士を見たら攻略を切り上げるようにして下さい。」
(メティスはダンジョンがなんであるか知ってる?)
(はい、知っています。ズバリ言うと…)
ごくり
(神の趣味ですね。)
(ええっ⁉︎神の趣味っ⁉︎)
(はい。グローリアの神は1万年前は日本人でした。その時の趣味がゲーム:ダンジョンを作ろうDXでいろんなダンジョンを作ることでした。)
(えっ‼︎ダンジョンを作ろうDXって俺が若い時に遊んだことがあるゲームだぞ‼︎なんで1万年前の日本人が…そもそも一万年前の地球はまだ日本じゃなかったはず。)
(マスター、時間の進む速さは宇宙ごとで違うのです。天界が全世界で1番早いです。そしてグローリアは早い方で地球はかなり遅い方になります。なので地球は今マスターが死亡してから数分しか経っていません。)
(えっ⁉︎そうだったの。…それにしても神って元は人間だったのか〜。)
(マスター、神は2種類存在します。)
(2種類?)
(はい、1つは生まれた時から神だったもの〔創造神〕と、進化して神になったもの〔管理神〕です。創造神が作った惑星を管理神が管理しています。グローリアは1柱の神が管理していますが、複数の神で管理されている惑星も多いです。)
(へ〜。神が元日本人だから地球と似ているところが多いのか。)
「教科書の6ページを見てください。」
(おっと‼︎まだ授業中だった。)
「ダンジョンの入り口は主に3タイプあります。1つ目は洞穴タイプこれはH級〜F級ダンジョンの入り口です。2つ目門タイプこれはE級〜A級ダンジョンの入り口です。3つ目扉タイプこれはS級ダンジョンの入り口です。そして入り口前に立て看板でダンジョンの名前、出現してからの年数、現在何階層攻略中/全何階あるか、完全攻略者の名前一覧があります。ダンジョンには固定型ダンジョンと消失型ダンジョンがあります。見極め方は看板に完全攻略者の一覧があるかないかで判断します。固定型ダンジョンはダンジョンを攻略してもダンジョンコアを壊さない限り消えません。なので直ぐに村や街がダンジョンを中心に作られます。消失型ダンジョンは攻略されると直ぐに消えますが攻略していなくてもダンジョンの階数×1年立つと消失してしまいます。ダンジョンが消失する前にはアナウンスがあり中にいた人は外に転移されるので荷物を無くさないようにしてください。」
ダンジョンのランク分け
1〜10階 H級
11〜30階 G級
31〜50階 F級
51〜60階 E級
61〜70階 D級
71〜80階 C級
81〜90階 B級
91〜100階 A級
特殊ダンジョン S級
ダンジョンの種類
食料品ダンジョン
医療品ダンジョン
装飾品ダンジョン
スキルダンジョン
魔術品ダンジョン
etc
「ダンジョン学はこれで終わりです。次のスキル学は移動教室です。第1グラウンドに行ってください。」
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