第2話 恋、再会

あの日、期待したけど何も無かった。

あれで終わり。


でも、僕の方は大晴を完全にそういう目で見ていた…。綺麗な白い肌とちょっと筋肉質な体に男らしい喉仏…。初めて男の人を性的に見ていた。


でも、連絡先も知らない。夢の出来事でしかなかった。



――――――――――――数日後。


町の図書館に暇つぶしで行くと、そこに大晴が居た。

僕は駆け寄って「大晴!」と声をかけた。


すると、大晴は僕を見て、無言で僕の手を引いて影に連れ込んでキスした。


「携帯の番号教えて、」

「じゃあもう1回して。」


大晴は僕のわがままにすぐに答えてくれた。



―――――――――大晴は心理学の本を沢山見ていた。その理由は少ししてからわかることになる。

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