居場所

海星

第1話 奪われ

「流星、うちよってかない?」

「いいですよ。」

「あの高校のDVDあるから一緒に見ないかなって」

「え?!いいんですか?!」

「うん。」


竜也は僕の一個上の高校の先輩で同じ部活に入ってる。



―――――――――――――――。


「おじゃましまーす。」

「ちょっと部屋片付けてくるからソファでも座ってまってて」

「あ、はい。」


竜也が部屋に消えると、少し似た顔の優しそうなイケメンが来て僕の横に座った。


「名前は?」

「り、流星です。」


一目惚れだった。


「流星か。俺、大晴。なんか似てるな。よろしく。」

「よろしくお願いします。」




そしてまた次の週、お邪魔すると大晴も居た。


竜也が着替えてる間に僕はソファで待ってると、大晴が来て、前触れもなくキスしてきた。


「嫌か?」

「……」


顔を真っ赤にして固まっていると、竜也が来て返事もしないで竜也の部屋に行った。


竜也も竜也で何かが変だった。


何回かそういう日が続いて、ある日、竜也の部屋で押し倒された。


けど、、受け入れたくなかった。


だから謝って部屋を出るとそこに大晴が居た。



「襲われたか?」

「ギリギリ逃げてきた。」


すると、そのまま部屋に連れ込まれた。


大晴の椅子に座らされると、少しだけ目を見られて、優しくキスされた。


「…続きしたい?」

「やり方わかんない。」

「あるならしたい?」

「……うん。」


完全にやられていた。

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