7話 共闘

「では、本作戦の内容を説明する」


隊長の声が車内に響く。

舗装されていない地面を走り、がたがたと揺れる車両の中で私はその声に耳を傾けていた。


「今回の目的は旧レクセキュア炭鉱の制圧である。この場所はフローヴァとレクセキュアの境界にあり、我が軍が優位に事を進める為の重要な土地だ。本作戦ではまず西の山道を抜け、旧居住区から……」


旧レクセキュア炭鉱———かつては「魔晶ましょう」と呼ばれる鉱石が採掘でき、現代魔法技術の発展の礎となった場所———は魔晶がもう取り尽くされ無人の地となったが、ちょうど国境付近に存在するために最重要な制圧目標となっている。


「ふぁ〜あ」


ふと、隣から退屈そうなあくびが聞こえた。


「お姉ちゃ〜ん…これ早く終わんないの〜?」


「……まだ始まったばっかりだよ。ソレイユ」


「えぇ〜…」


まるで聞き分けのない子供のように、彼女はそう返事した。


「……たしか旧レクセキュア炭鉱ってさ、マショー?が取れてたーって場所だっけ?」


暇を持て余しているソレイユは足をふらふらと揺らしながら、私へ質問をしてきた。


「そう。私達の首元にある宝石コレも、魔晶から作られてるのよ」


「ふーん」


退屈そうに体を揺らす彼女の首元が、きらきらと輝いている。

煌めく炎のような、緋色の魔晶。

魔晶は大気中のエネルギーを取り込み、その性質を別のエネルギーへと変換させる特性をもつ。

私達アンドロイドを動かしているエネルギーの大半が、この魔晶の特性によってもたらされているのだ。


「……お姉ちゃんのは緑色なんだね」


顔は作戦を説明している隊長の方を向けながらも、彼女の目線はこちらに向いている。

……私達の魔晶の色が違うのは、一体どう言った理由があるのだろうか。

それについては、クリス博士曰く「トップシークレット」だそうだ。

自分の機体からだの事ながら、分からないことが多い。



「……ではこれで、本作戦の説明を終了する。そろそろ作戦地域に到着するから、準備は怠るなよ」


作戦の説明が終わると、車両の中は再び静かになった。


「……作戦の内容は理解できた?」


「うーん……とりあえずドーン!と突っ込んで、バーン!と暴れる、って感じでしょ?」


「う、うーん…」


本作戦におけるソレイユの役割は、性能のテストも兼ねて最前線で敵との戦闘し、敵の陣形等を攪乱させることが目的である。そういう意味では、あながち間違いではない。……間違いないのだが、本当に大丈夫だろうか…?

ソレイユは楽しそうに、廊下を駆けていった。


私達は輸送車を降り、炭鉱の居住地区へと向かう。

ソレイユは鼻歌混じりに、山道を歩いていく。


「…さっきから、楽しそうね」


「だって初めての実戦だもん!実際の戦闘ってどんなんだろ〜!」


彼女は目を輝かせながらそう言った。

私は、戦闘に楽しさなど感じたことは無い。

ただただ目的を遂行することのみを考え、他に余計な感情を抱く必要は無い、と考えていたからだ。


「私と戦ったときも、楽しかったの?」


「うん!最初は簡単に勝てるかな〜って思ってたんだけど、お姉ちゃんすっごい強くてびっくりしちゃった。びゅびゅびゅーんって飛び回って、あっという間に追い詰められちゃったんだもん」


確かに私は速さに特化した機体だ。

そのかわり破壊力は高くなく、以前のような対機械兵器戦では苦戦を強いられるようになる。

そのために、破壊力に特化して作られたのが彼女なのだろう。


「今回はお姉ちゃんよりも活躍する!思いっきり暴れてやるからなー!!」


ソレイユは両拳を空へと突き上げ、意気揚々と大声をあげる。

その声に驚いたのか、森の中から鳥が数羽飛び立った。


「ちょっと…!敵に見つかっちゃうよ…!」


「あはは…ごめんごめん」


彼女は照れくさそうに笑い、再び歩き出した。

……しばらく話しているうちに、目的地である旧レクセキュア炭鉱居住地区に辿り着いた。

居住地区の通りを物陰に隠れながら、辺りを確認する。


高さの低い、最低限の家らしき建物がずらりと並んでいる。

壁の塗装も剥がれており、穴の空いた屋根もちらほら確認できる。

まさに、採掘のための居住地という役割を終え、捨てられた土地という風貌である

……周囲に敵の気配は無し。

辺りを確認し、物陰からまた別の物陰へと移る。


「ね〜おねぇちゃ〜ん……そんなにコソコソする必要ある〜?」


「こうやって周りの状況を確認した方が安全でしょ」


「でも、明らかに誰もいないじゃん」


ソレイユはぶつくさ言いながら、無防備に物陰から通りの真ん中へと姿を出し、腰に手を当てた。


「かかってこーい!」


通りに出ても、辺りからは何の反応もない。


「……ほらね!」


ソレイユが自信満々にこちらを見る。

彼女はそのまま炭鉱の方へと直進していった。


「ちょ、ちょっと!」


慌てて私もついていく。


「お、見えた見えた♪」


居住地区を抜け、炭鉱へと続く道が見えた。

その入り口に兵士が十数名、さらには以前戦った人型機械兵器が三機ほどいた。


「来たぞ!敵襲だ!」


兵士がこちらに銃口を向け、放つ。

ソレイユは副腕で銃弾を弾き、距離を縮める。


「飛行ユニット起動!」


ソレイユを追い越し、敵陣の真ん中へと飛び込む。

放たれる銃弾を交わしながら、確実に一撃を入れていく。

首筋を断ち、心臓を貫き、腕を切り落とす。

ソレイユも十分に近づき、攻撃が届く距離へと迫っていた。


「えいっ♪」


ソレイユが兵士たちへと飛び込んでいき、そのまま彼女の巨大な副腕で兵士たちを叩き潰した。

あまりの圧力に、周りに血飛沫が飛び散る。

凄まじい破壊力だ。


「よし、まずは二人!」


彼女は頬を血で染めながら、意気揚々と再び兵士の中へ突っ込んでいく。

……何故か、少しだけ背筋にぞくりとした感覚がした。


周りの兵士が三名ほど残っている。


「ひっ……!」


全員が怯えた視線でこちらを見て、その後背中を見せて逃げ出した。

逃げ出す兵士とは対照的に、人型機械兵器がこちらへと攻撃を仕掛ける。

以前と同じく、伸ばした腕が鞭のように私に襲いかかってきた。

私は空中へと飛んで回避し、そのまま機械兵器へと直進する。

以前の戦闘データから、敵の動きは大体理解できている。乱れ舞う機械兵器の腕を交わし、距離を詰める。


「はあっ!」


距離は僅か三十センチほど。

頭部の赤い光めがけて剣を突き刺した。

機械兵器の動きが止まる。

残る機械兵器は二機。


「ソレイユ!こいつらの弱点は頭の赤い光の部分!だからそこをねらっ、て———え?」


「え?」


ソレイユは先程と同じように副腕で機械兵器を押し潰していた。

鉄屑が原型を留めずに潰されていた。

全く動く気配もなく、ぴくりとも動かない。

近くには機械兵器?なのかも分からない鉄屑がもう一つ地面に転がっていた。


「…凄いね、ソレイユ」


「ふふっ、でっしょー!」


彼女が満面の笑みで笑う中、私は苦笑で返した。

改めて思うが、彼女のは規格外だ。


どうやら周りには敵はもういなさそうだ。

残るは炭鉱の制圧のみ。

炭鉱までは約一キロほどあり、それまでに兵士や機械兵器が多数いたが、特に難なく二人で全て無力化した。


「全っ然張り合いない!もっと強いのはいないの!」


「居たら居たで困るだけど……」


そうこうしているうちに、炭鉱の入り口へと辿り着いた。


「もう大体制圧できたんじゃない?」


「……あとは、この中を調べるだけ」


私とソレイユはそのまま炭鉱の中へと潜り込んだ。

中は薄暗く、奥の方は見えない。

人の気配も一切無く、私達の足音と、水滴の垂れる音だけが響いていた。


「……誰もいないね、お姉ちゃん」


「……しっ、静かに」


物音が聞こえる。

何度も聞いたことのあるような機械の駆動音。

おそらく機械兵器だ。

この炭鉱のどこかに潜んでいるのだろう。

身を隠し、慎重に周りを確かめながら進んでいく。

周りの空間は蒸し暑く、とても人間には行動しづらい温度だ。

奥へ奥へと進んでいくうちに、広い空洞へと出る。

長年放置された錆びたレール。

先の折れたつるはし。

ここで、大規模な採掘をしていたことが窺える。


「うわー…ひっろーい…」


ソレイユが辺りを見渡す。

その時だった。

がんっ、がんっと岩に鉄を打ちつける音が響く。

先程よりも鮮明に音だ。

それも地面を揺らすほどの轟音。

私とソレイユは背中合わせで周りを確認する。左右には何もいない。そうなると残りは———

上を見上げた瞬間、巨大な鎌のようなものが振り下ろされた。


「危ないっ!!」


咄嗟にその場からソレイユの手を掴み回避する。あと少し遅れていたら切り裂かれていただろう。距離を取り、様子を見る。


「何、あれ…!?」


上から落ちてきたそれが、こちら側を向く。

私達に振り下ろされた鎌が八本、まるで足のように体を持ち上げている。

赤い光が六つ頭部で怪しく光り、身体は白い装甲で覆われている蜘蛛の如き巨大な機械兵器。


「);(!?;¥&¥(;;)&?:.$$,~)@;/!,|?£ーーー!!!」


巨大な機械兵器は、けたたましく奇声をあげる。

言葉にならない異質な声が炭鉱内に反響した。


「あれが音の正体…!」


あまりの大きさに威圧される。


「アイツを倒せばいいんだね!」


「……!ソレイユ!」


ソレイユは、一直線に機械兵器に向かっていった。

それを見た相手は、再び鎌を振り下ろす。

彼女は的確に躱しながら、距離を詰めていく。


「そんな攻撃、お姉ちゃんに比べれば全然遅いんだからっ!」


ソレイユが飛び上がり、拳を振るう。


「とりゃああぁぁぁぁーーーっ!!!」


その拳が振り下ろされる瞬間、その機械兵器は素早く後ろに下がった。

あの巨体からは想像できないほどの速さだ。


「ていっ!やぁっ!とぉっ!」


ソレイユが次々と攻撃を繰り出す。

しかしことごとく機械兵器は躱していく。


「でも、コレで追い詰めた!」


壁際へと下がった機械兵器に対して、ソレイユが思いっきり拳を振るう。

しかし、機械兵器は壁に鎌を突き刺し、上へ上へと登っていった。


「アイツ、速い…!」


「ここは私が!」


私は地面から飛び上がり、壁を登っていく機械兵器を追いかけた。

人型の機械兵器と作りが同じなら、恐らく弱点は頭部の六つの赤い光のはずだ。


「はあっ!」


頭部に向かって剣を突き出す。

その瞬間、機械兵器は前足二本で私の攻撃を弾いた。


「くっ…!」


すかさず二本の鎌が、同時に振り下ろされる。

私も負けじと剣を振るう。

剣と鎌の攻撃が入り乱れ、一撃も刃が頭へと届かない。

私の剣撃は全て、二本の鎌に弾かれた。


「くっ、なら……!」


私は即座に後ろに回り込み、胴体を攻撃する。

しかし、全てその白い装甲に弾かれてしまう。

どうやら私では、傷ひとつ付けられないらしい。

攻撃を避けるために、一旦相手の間合いから距離を取る。

もう少し動きを見る必要がありそうだ。

それを見た機械兵器が、こちらへと顔を向ける。


「;¥?,,(;!><.$$?>€、>,<<;);?);」


「っ……!?」


機械兵器は口を大きく開き、そのまま構える。

非常に高い熱量が、機械兵器の口へと集まっていくのが確認できた。

次の瞬間、機械兵器の口から熱線が放たる。

身を翻し、なんとか躱す。

熱線が近くの壁を焼き払い、岩が崩れ落ちる。

機械兵器はすぐにその場を離れたのち、再びこちらに口を向けた。


「また、来る…ッ!」


再び、熱線が放たれる。

落下してくる岩を躱しながら、何とか近づく。

どうやら、私たちが近距離の攻撃しかできないことを学習し、熱戦での無差別攻撃に切り替えたようだ。

その暴れようは、まるでただ「私達を倒す」こと以外を考えていない様子である。

落下する岩が機械兵器の鎌を掠めても、こちらへの攻撃をやめない。

このままでは、あの機械兵器もろとも炭鉱に埋もれてしまう。


「お姉ちゃーんっ!だいじょーぶー!?」


下の方からソレイユの声が聞こえる。


「こいつの目的は炭鉱ごと私達を破壊すること!だからその前に動きを止める!」


徐々に距離を詰める。

機械兵器はそれを見ると、鎌を振り上げた。

……これは、ある種の賭けだ。


「今だっ!サブウェポン起動!」


一瞬にして伸びた私の触腕サブウェポンは、その一本一本で鎌を縛り上げ、機械兵器の動きを止める。

だが、これも時間稼ぎにしかならない。

一本、また一本と千切られていく。

動きを縛った今のうちに、とどめを刺さなければならない。

そう思った矢先、機械兵器の口元に熱が集まっていく。

この距離、さらにサブウェポンで動きを縛っている今、躱すことはできない。


「お姉ちゃんっ!」


ふと、ソレイユの叫びが聞こえた。

そうだ、私は一人じゃない。

真っ直ぐに、機械兵器の胴に向かって突撃する。

ぶつかった衝撃は大きく、私は炭鉱の壁面へと強く打ちつけられた。

それに比べ機械兵器は少しのけぞるほどだろう。だが、その少しの変化が状況を大きく変えた。

壁面にいた機械兵器はバランスを崩し、鎌が壁面から離れる。

一本、また一本と壁からあしが離れていく。

ついに鉄の巨体が壁から離れ、地面へと落下していった。


「ソレイユ!」


「っ!まかせてっ!」


ソレイユは飛び上がり、拳を振り上げる。


「今度こそ、ちゃんとあったれぇぇぇぇ!!!」


彼女の右ストレートが、機械兵器の頭部を粉砕する。

その一撃で、頭部の赤い光は輝きを失った。

残った巨体が、地面へと打ちつけられ、轟音が鳴り響く。

機械兵器は地面に落ちた後、ぴくりとも動かなくなった。


「やっ、た…?」


地面へと着地し、機械兵器だったものへと近づく。

私が機械兵器の状況を確認しようとその鉄塊に近づくと、ソレイユは急にこちらに向かって叫んだ。


「……お姉ちゃん、はやく脱出するよ!」


彼女は私の腕を強引に掴み、出口に向かって走り出す。

その唐突な行動に、つい疑問が湧いた。


「ソレイユ…?何でいきなり——?」


彼女に引っ張られ、広い空洞から抜けた瞬間、先程の空洞は轟音と共に崩落した。


「もうこの炭鉱は崩れ始めてる!だからこのままだと岩の下敷きになっちゃうよ!」


ソレイユはそう言い、どんどん洞窟の中を走っていく。

先へ進んでいくと、入る時にはあった道が岩で塞がれていた。


「任せて!ほりゃぁーっ!!!」


ソレイユは拳一つで岩を粉砕し、道を開ける。

先へ先へと進んでいく。

暗い炭鉱内部から鉄が軋む音が聞こえる。

どうやら彼女の言うことは本当らしい。

来た道を真っ直ぐと戻ると、ついに光が見えた。


「「出口だ!」」


私とソレイユは全力で駆け出す。

炭鉱内から外へと出た。

出た瞬間、後ろからがらがらと何かが崩れる音がした。

振り返ると、炭鉱は入る前とはだいぶ形が変わり、入り口も落石で塞がれている。


「ふぅーっ…なんとかなったぁ…」


ソレイユは緊張が解けたように、地面へと座り込んだ。

私も周りに敵がいないことを確認してから、その場でぺたりと腰を下ろす。

その時、通信が入ってきた。


「兵士各員応答せよ。……現在、旧レクセキュア炭鉱の全域制圧を確認した。各員は速やかに帰投せよ」


「……了解」


作戦は終了し、私達は引き上げることとなった。

私達はすぐさま輸送車まで戻り、今回の作戦について振り返ることにした。


「あのでっかいの、強かった〜」


「ええ、そうね。私一人では、とても勝てなかった」


「でもでも!二人で力を合わせたら勝てた!私達、さいきょーのコンビだね!」


「……ふふっ、そうね」


ソレイユの明るさに、思わず笑みがこぼれる。


「…ねぇ、ひとつ聞いていい?」


「なぁに?お姉ちゃん」


「さっきあの蜘蛛みたいな機械兵器を倒した後、『炭鉱が崩れ始めてる』って言ってたでしょ?あれ、何で分かったの?」


「勘」


「勘!?」


「そ、勘」


あまりにも非論理的な答えに、思わず驚く。

……しかし、その「勘」のおかげでこうして無事に脱出できたのもまた事実だ。

どうやら本当に勘が優れているらしい。

居住地区でも周りに敵がいないことを感じていたから、警戒せずに前に出たのだろう。

破壊力に直感、どちらも私には無いものだ。

だが、足りない部分を補い合うことで今まで以上の力を出すことができる。

そのことを、私は今回の作戦でよく知ることができた。


「でも、なんであんなところにあんなでっかいのがいたんだろ?あのでっかいのが地上で暴れてたら、もーっと面倒臭かったのに」


「…確かに」


言われてみればそうだ。

あの巨大な蜘蛛型機械兵器がもし地上に配備されていたら、より厳しい戦いになっていただろう。

しかし実際に配備されていたのは、あの誰も使っておらず、魔晶も取り尽くされた、もう価値の無い場所である。

とても意味があるとは思えない。

一体なぜあの場所に機械兵器がいたのか、それは全く分からなかった。


「まぁ、とりあえず勝ちは勝ちだし、これからもよろしくね!お姉ちゃん!」


「ええ、よろしく」


装甲車に揺られながら、遠くの景色を見つめる。日は沈みかけ、空はオレンジ色に染まっていた。

ソレイユも、同じ景色を見つめる。

その瞳には、きれいな夕日の光が映し出されていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る