筋肉使いってなんなんだろう。「スタンド使い」みたいなもんなんだろうか――と思ったら普通に「魔法使い」を「筋肉使い」にしただけだった。
じゃあ「魔女」だったら「筋女」になるのか。
まあそれはいい。
とりあえずシンデレラを下敷きにしたギャグ小説である。
笑えるか笑えないかはともかく、とりあえずギャグが連発される。
1番キレがあるのは義姉が
「パーティーよパーティー。わたし達は今からお城に行ってパーティーに参加するの。言っておくけれどドラッグパーティーではないわよ」
「乱交パーティーでもなくてよ」
と言うところではないかと思う。
このセリフは序盤に書かれている。
終盤まで一貫してキレのあるギャグを貫くのは難しいのだろう。
それでもギャグを書くことには意味がある。
笑えるか笑えないかではなく、とにかくギャグを連発することは重要な姿勢だ。
とりあえずギャグ小説だからおすすめしておく。