06_大丈夫? おっぱい揉む?
前 : 近(顔を覗きこむ) : 凄く心配
「そんなに腰、痛いの?」
前 : 近(顔を覗きこむ) : 凄く心配(声音だけ心配している)
「大丈夫? おっぱい揉む?」
前 : 近(顔を覗きこむ) : ふざける
「あはははははっ。間違えた。ドキッとした? もー。怒んないで。腰、揉んであげよっか?」
左(僕が顔を背けた) : 近 : からかう
「うっわ、赤くなってる! やっぱお兄ちゃんからかうの、楽しー」
僕は恥ずかしくて、苦し紛れに「お前も真っ赤だろ」と言い返した。
左 : 近 : 図星をつかれて慌てる。やや早口
「はあ? 私は赤くなってないし。無理してセンシティブネタでからかったとか、そんなのないし」
数秒の沈黙。気まずい……。
左 : 近 : 冷静に戻る
「ふう……。ま。荷ほどきは私に任せて、お兄ちゃんは寝てていいよ」
僕は横向きで脱力し「重い物はやめとけよー」と声をかけた。
前 : 近→遠
「うん。大丈夫。出すのは、すぐに使いそうな軽い物だけにするよ。食器とか歯ブラシとか……」
前 : 遠 : からかう。数十秒前に恥ずかしかったことなどもう記憶にない
「あとは……。夜になったら二人で一緒に遊ぶ、大人の、お、も、ちゃ……」
前 : 遠 : 元気よく
「
前 : 遠 : からかう
「あれえー。なんか勘違いした? ねえ、大人の玩具って聞いて、勘違いしたでしょ? もしかして、もしかしてだけど~。お兄ちゃんの、絶対開けちゃいけないボックスの中に入ってる感じ? 一度でいいからどういう物か見てみたい!」
前 : 遠 : お兄ちゃんをからかうのが楽しすぎて、ちょっと暴走気味
「そんなに見せたくないってことは、もう、何度も使っちゃってる感じ? ねえ!」
僕はげんなりと「響、それはライン超えだって」と諭す。
前 : 遠 : 素直に反省する
「あ。ライン越え? ごめん」
僕は響をしょんぼりさせてしまったのが申し訳なくて、空気を変えるために「響の絶対開けちゃいけないボックスには何が入っているんだ?」と尋ねる。
前 : 遠 : 反省から立ち直る。興味を持たれたのが嬉しい
「んー。私の、絶対開けちゃいけないボックス? わー。気になるんだ~?」
効果音 : ゴソゴソ(絶対開けちゃいけないボックスを持ち、移動)
効果音 : ガサガサ。ビリビリビリ(ボックスのガムテを剥がして開封)
前 : 近 : からかう。子犬みたいなものなので、兄へのちょっかいはやめられない
「えっとね……。入っているのは……。柔らかい布でできていて、手触りがよくてぇ……。カラフルで色ーんな種類があって……。リボンやフリルがついていて……。あ。お兄ちゃんが誕生日プレゼントで買ってくれたこともあるよ。ね。なんだと思う? ……ヒントあげよっか。可愛いクマさんやパンダさんがあるよ?」
僕はパンツと答えるわけにもいかず、口を閉ざす。
妹は僕の反応に満足したらしく、ニンマリと笑い、箱の中身を取りだす。
中身が僕の眼前に突きつけられた。……熊の人形?
前 : 近 : お兄ちゃんが引っかかってくれて嬉しい
「ふふっ。答えは、動物の人形。シルヴェスターファミリーでしたー。パンツと勘違いしたでしょ?」
前 : 近 : 上機嫌
「いーや、絶対にパンツと勘違いしたでしょ。まっ、半分正解。縫いぐるみを下着で包んで緩衝材代わりにしたから、パンツも入ってるよ。想像した? にししっ。黒で、透け透けで、フリルがいっぱい付いたやつだよ」
右 : 近(耳元) : ゆっくり囁く
「ほら。私のパンツに包まれてた熊さん。貸してあ、げ、る」
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