03_思わず養殖じゃない天然のセンシティブな声、漏らしちゃった……
右 : 近(二の腕が触れる距離) : 不意にちょっとした疑問を呟く
「ねえ。お兄ちゃんは氷の入った飲み物は、上から飲む派? 下から飲む派?」
前(顔を相手に向けあう) : 近
「ほら、氷の入っている飲み物って、氷が溶けると上の方の味が薄くなるでしょ? 下の方が濃くて美味しいんだけど、下から飲んでいくと最後が水っぽいし。かといって上から飲むと、最初から最後まで味が薄いし……」
僕は気にしたこともなかったけど「下から」かな。
前(首を相手に向けあう) : 近 : 落胆する
「あー。そっか。お兄ちゃん下からなんだ……。私達、気が合わないね……。別れよっか……」
前 : 近 : 元気。お兄ちゃんが困惑してくれたから嬉しい。
「なーんちゃって! お兄ちゃん、驚いた? 『響と喧嘩したらどうしよう、寂しい、響のいない生活なんて考えられないよ~』って思っちゃった?」
僕はちょっとイラッとしたから腕を伸ばして響の肩を押す。
前後ゆらゆら : 腕を伸ばした距離 : 慌てつつ、ふざける
「わっ! ちょっと! 押さないで! このインポスター! 宇宙船ひんやりマット号から私を追いだそうとしたって無駄なんだから! 待って。お尻出ちゃう! お尻出ちゃう!」
前 : 腕を伸ばした距離 : エッチな感じ
「あっ、あっ、あーっ」
効果音 : ポスン(響のお尻がマットから落ちる)
前 : 腕を伸ばした距離 : ちょっとエッチな感じの可愛らしい悲鳴
「きゃっ……。出ちゃった……」
前 : 遠 : 逆恨みの低い声
「うう……。思わず養殖じゃない天然のセンシティブな声、漏らしちゃった……。よくもやったなぁ……」
響はお尻を軸にして体を回転。僕の右側面に足を向けてくる。
前 : 遠 : 脚を伸ばした距離 : ふざけて、ちょいオコのフリ
「ていっ! キック! キック! お兄ちゃんもひんやりマットから追いだしてやる!」
効果音 : もふっ! もふっ!(響のキックが僕の脚に当たる音)
僕は理不尽な攻撃に反撃するため、飲み終えたアイスコーヒーの容器を、響の脹ら脛に当てる。
効果音 : カラカラ(空き容器の中で氷が鳴る)
前 : 遠 : 脚を伸ばした距離 : 脚がひんやりしてびっくり、からの、ちょいオコ
「きゃっ! 冷たッ! 氷は反則でしょ! セクハラポイント2追加して、3だからね!」
響は僕の前を横切り、左へ移動していく。
効果音 : トトトッ(響の足音)
前→左 : 近(二の腕が触れる距離) : からかう
「お兄ちゃんの馬ぁ~鹿。逆サイドが開いているぅ~。空音響、宇宙船ひんやりマット号に無事帰還~」
左 : 近 : そんなに嫌じゃないけど、軽い不快感を顕わにする
「ねー……。お兄ちゃんの腕、ネチョッてするー。……違うよ。私の汗はサラッとしてるもん。お兄ちゃんがねっちょりしてるの」
左 : 近 : 閃く
「あっ!」
左 : 耳元 : からかうためにセンシティブに囁く
「もう……。お兄ちゃんのここ……。こんなに濡れちゃってる……」
左 : 近 : 笑う
「ねえ、ドキッとした? 繰り返しネタだけど、ドキッとした? お兄ちゃんこういうの大好きなんでしょ。あはっ。冗談、冗談。あははっ」
左→右 : 近→遠 : お兄ちゃん弄りができるから、わくわくしてきた
「汗拭きシート、あったよね。拭いてあげるから、脱いで待ってて。綺麗にしてくれないと、ガチで追いだすからねー」
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