第6話『受験後』
俺達は回転寿司に行った。
休日という事もあり、お客がそこそこいた。
テーブルにつき。リュックを置く。
「お茶を用意しますね」
「ああ、頼む」
ディアナは回転寿司の機械の上にある紙のおしぼりとコップを二つずつ取る。
「何がいいかな。まずはエビアボカドかな」
俺はテーブルの側に備え付けてある、タブレットを手に取る。
画面をタップ。ネタの種類が表示される。
俺は好きなネタをどんどん注文する。
2分後に、レーンが動き。エビアボカドが乗った皿が電車のようなスピードであらわれる。
俺は皿を手に取り、テーブルに置く。
皿にわさびをつけ、醤油を入れる。
割り箸を割り、エビアボカドを掴み。口に運ぶ。
プリプリのエビとシャキシャキのタマネギ、味付けのマヨネーズが相まって、おいしい。
「なあ、ディアナ」
「何でしょう?」
「俺に何か隠してないか?」
「……いえ、何も隠してはいません」
ディアナは俺の目をそらし、紙のおしぼりで手をふく。
かなり怪しいな。
「もしかして、お前も受験したのか?」
「そ、そんなわけないじゃないですか!?」
お、図星だな。
「お前の事だ。護衛のために、わざわざ勉強をし、受験したんじゃないか?」
「……」
「内緒で受験するなんて、水くさいじゃないか。もしかしてサプライズするために、あえて、教えなかったのか?」
「それは……」
「まあ、お前とキャンパスライフを楽しむのも、悪くないさ」
「左様ですか?」
「ああ、一緒に楽しもうじゃないか」
「はい! 楽しみましょう!」
会計をすまし、回転寿司屋から出た。
「ああ、おいしかった」
「そうですね」
俺とディアナはスーパーで買い物をし、マンションに帰った。
その日の夜。自室でエレナとちょめちょめ、イチャコラし、夜の遊戯を楽しんだ。
次の日。エレナはいつものように朝食を作ってもらった。
彼女の格好は上にネグレジュ、下はパンツ。そしてエプロンである。かなり、扇情的でそそる。朝から眼福である。
俺はご飯と味噌汁、焼き鮭、納豆などをテーブルに置いていく。俺は配膳係だ。
「「いただきます!」」
俺はまず、味噌汁からすする。
「おいしいな」
「ありがとうございます!」
エレナは笑顔で感謝を告げる。
ああ、今日も可愛い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます