第295話 顔はシュノーケルマスクをしているようなデザインで、
顔はシュノーケルマスクをしているようなデザインで、腕は蛇腹、手は三本の爪を指の様に使う仕様になっており、掌からはミサイルを射出出来る。
背中にはタンクを2本背負っており、ウォータージェットの要領で推進力を得る事が出来る。
全体的に茶色いデザインで、要所要所に黄色が入っている。
そんな感じの機体デザインのミニゴーレムをタナファと相談しながら作り上げた。
当初の予定より若干シュっとしてしまったが、まぁ搭乗予定のタナファが良いなら良いだろう。
そう、これはタナファ機だ。
ミランダ機も似たようなデザインで、と思ったのだがタナファ曰く「ミランダお嬢様が搭乗するには少々優美さに欠けるやもしれません」と言われてしまった。
……優美?誰が?
ま、まぁ折角だから違うデザインにするのは賛成だ。
ミランダ機のデザインだが、女性らしいフォルムの人型に近い形のデザインになった。
色は濃い青と水色、尻尾が付いておりその尻尾の先端には尾ひれがついている。つまり推進力はこの尻尾を動かして得る…だけだと流石に足りないので、手のひらと足の裏からウォータージェットが……多分かなり操作が難しいぞこれ……ガステア以外に真面に扱えるか?
まぁ良いか、操作に関してはカボにサポートさせよう。
頭部にはオレンジ色の髪の毛のようなパーツが付いており…ただの飾りだ。
武装だが、水の魔法銃、これは海竜が放ってきた魔法とほぼ同一の物で威力も射程もそれに毛が生えたような物なので大した代物ではない。
サイズ的にはハンドガンサイズ(機体比)で、見た目は…子供が使う水鉄砲の中でも格好良いヤツをイメージして作ったが…チラズも連れてくるんだったな。
タナファ的には有りらしい。
その他トライデントを雷の魔道具化した物と、アンカーを射出する銃を用意した。
もしまだマッサージを受けていたら、覗くなと怒られるので、タナファにミランダ用のミニゴーレムを持たせて、ミランダ本人にチェックしてもらって来てくれと頼んで送り出した俺は、タナファ用のミニゴーレムを海に沈め、頭だけ海面に出したり、頭と爪だけ海面に出したり、クロールさせたり、逆さにして足だけ出して有名な殺人現場を再現したりしていると、タナファが戻って来た。
「あの……ミランダお嬢様が、海に1人で潜るのは怖いので、出来れば複座式にして2人で操縦するタイプにする事は出来ないか、と……」
デザインのチェックをして貰いに行かせた筈だが?
しかしそうか、複座か……
いいね!
ミランダにしては良いアイデアだ。
ぶっちゃけサポートだけならカボで十分だけど、1人じゃ心細いという理由ならカボじゃちょっと役割を果たせないかも知れない。
タナファにはオペレーターの役割を果たしてもらおう。
しかしタナファと2人乗りなら先ほど作って、俺が遊んでいた方のゴーレムはお蔵入りだな。
というかミランダ用の方も、タナファが一緒に乗るとなるとちょっとフォルムが女性的過ぎるから没だな。
もう少しゴツくしよつつ、タナファの言うところの優美さも残したい…むむ、中々難しいな。
タナファと一緒に、あーでもない、こーでもないとデザインを練っているとメイドが夕食の準備が出来たと呼びに来た。
遊んでいるとあっという間に時間が過ぎるな。
夕食後はミランダ本人にもデザイン決めに参加してもらおう。
「コーネリアたちは?」
「まだお戻りになっておりません」
あっちも楽しんでいるのならそれで良いが……
やっぱりあっちも気になるな、虫型モンスターが出ないのなら明日もちょっと参加してみようかな。
……待てよ?
イブたちの仕事を取るのは良くないからと攻略を任せてはいるが、モンスターの情報や地図情報を事前にヘルマから貰っていたと言う事は、それはイブ的には有りって事だよな?
つまりだ、事前にダンジョンにカボドローンをばら撒いて、地図を製作し、ついでにモンスター情報を収集するぐらいなら問題ないという事だよな?
カボドローンには武器は持たせず、バリア、カメラ、罠探知、地図製作機能の4つだけを搭載すればモンスターを倒すことなく情報収集が可能だが……
これ、イブ的にセーフか?
……うん、多分セーフだろう。けど、何となくイブに見つからないように、皆が寝静まった後にこっそり行おう、深い理由はないけれどそうしよう。
皆が【月光の塔】から戻ったのは、ちょうど俺たちが夕食を食べ終えた後だった。
先に食べちゃってごめんね。
20階層のボス部屋らしき場所まで進んで、念の為に今日は挑まず、19階層を探索していたらしい。
主に脱出の魔道具(月光の塔)を探していたらしいが、ドロップしなかったとがっくりとしていた。
脱出の魔道具が無いと、対応するダンジョンの転移の魔道具が…作れなくはないが、全ての魔法陣の解析が必要になるので時間が掛かってしょうがないので、実質無理になる。
が、20階層しかないダンジョンなら、まぁ無くとも何とかなるか。
最後に、虫やら気持ち悪い容姿のモンスターは出現しなかったかと尋ねると、居なかったが、正直俺がどのようなモンスターを嫌うのかを未だ正確に把握出来ていないと言われてしまったが、まぁパワードスーツゴーレムの映像を確認するから問題は無い。
とりあえず、深夜にこっそりカボドローンを飛ばしに行く必要は無くなったようだ。
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