正義の記録日記

第2話「悪を生み出す悪」

「…私は貴方の"正義"を許さないさ。」

ｶﾁｯｶﾁｬｯ。

「悪は死ぬのが同然。」

「人々の悲しみを憎しみを…理解出来ない貴方は正義を振り回す悪そのも」

バン！！！バン！！！

「…ぇ…銃…が…。」

バダン！！！！！！！！

続く。

ー10年前ー

「…(目を閉じる)」

ザシュッ！！！！！！ザシュッ！！！！！！

「ギァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ！！！！」

ザシュッ！！！！！！ザシュッ！！！！！！

「ギァァァァァァァァァァァァァァア！！」

ポタポタ…。

「私は…何も…出来ない…まま…。」

ザシュッ！！！！！！ザシュッ！！！！！！

「イァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ！！！！」

ザシュッ！！！！！！ザシュッ！！！！！！

……。

「…力不足だったさ…リオロイド…デズザーグ研究長…皆…だからこそ、家族を…相棒を…大切な人々を…財産を奪った貴方に私は復讐するだろう！！(目を開ける)」

終。

「サガマガルジーア研究所」

これは研究者×被験者がバディのお話。実質お偉いさんと変わらない立ち位置にいる研究者「ルーヴェンド･ガモルッグ」は5歳のとき、被験者「リオロイド･タンザナイト」を担当することになった。この2人が出会った瞬間、2人の奇妙な関係は始まる……。