Mother

星るるめ

Mother

この目に映る輝きを


慈しみ抱きしめ


どんなに心震わせても


全ては気まぐれに創られた


無数の中のひとつ


マザー 僕ら


こんなにも小さな星に生まれ


分かり合えず未だ争っています


砂粒ほどの命を着飾っては


優劣をつけようとするのです


あくびする間に滅びてゆくのに


まばたきする間に消えてゆくのに


マザー 母なる宇宙


全てはその手で創られた


朽ち果てるのもその手の中


ならば還ってゆくだけのこと


小さく愚かなこの星の最期を


どんな瞳で見つめてくれますか








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Mother 星るるめ @meru0369ymyr

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ