第21話 ユリナとの再会と俺の正体
俺はユリナを連れて先ずはセリカの所に来ていた、ユリナはセリカを見てつばを飲み込んで言った「女の私が見ても綺麗で可憐で色気を纏った女としてほぼ完璧な女性です」この方がグラントの正妻のセリカと言う女性だった、ユリナはセリカを見ていてグラントはどうやってこのような女性と知り合ったのかさっきの魔法と言い私の幼馴染は一体どこでどう成ったらこんな綺麗な女性と知り合えるのか不思議だった、あの田舎で12才の時に後方支援と言うスキルを授かり絶望の顔で俯いていた時に私が賢者を頂いた傍で呆気にとられていた彼が思い出されたが、今は完全に立場が逆転していたし私を貰って呉れると言うグラントを頼もしく感じても居た。
それからグラントは全員の妻を集めて私を紹介して呉れた、ユリナは自分以外6人の妻が要ると知ったがそんな事は如何でも良かったが皆綺麗は人ばかりでその中でも正妻のセリカさんが別格だった、子供も既に8人が居る様で賑やかな宮殿に成っていて晩さん会がその夜催された、その席でグラントは飛んでも無い事を話し始めたが聞いていた誰もが信じられないと言う顔をしていた、話はグラントがゆっくりと話し始めて始まった「俺は12才の時の儀式で後方支援と言うスキルを得たが、ホイトン家は騎士爵で男は戦闘系のスキル以外には認めて呉れないと父親のロドゴアが言って居た、そんな時に俺が後方支援と言うスキルを得てしまった、当然家族が落胆したが自分が一番落胆していた時に高熱を出して2日程うなされていた、3日目に熱も下がり落ち着くと俺は自分に違和感を覚えた、その理由は直ぐに分かった俺はグラントでは無く飯田幸太郎と言う人間だったからだ、俺はいつの間にかグラントと言う12才の男の子の中に入って居てグラントは高熱を出した時に死んでいたが俺が入れ替わりグラントとして生活をしていた、幸いグラントの記憶はあり俺と共有出来たので困る事は無かったし、俺は別の世界で35年生きていて色々な事も経験していた」と話し始めたが誰も口は挟め無かった。
グラントは少し休憩して又話始めた「しかし俺の熱が下がり生活を始めると父親が後方支援のスキルでは軍に入っても活躍する事は出来ない、ホイトン家の恥に成るので出来るだけ早く出て行く様に言われていた、その際にはホイトンと言う名前は使う事を禁止されたので俺は冒険者ギルドへ登録して稼ぐことにした、そうすると魔物を倒しレベルが上がると不思議な事に俺は全ての魔法が使える事が解り、益々冒険者として稼ぎレベルを上げて行った、1年で十分なお金とレベルに成ったので俺はグラントの心に在った出世してホイトン家を父親を俺を捨てた父親を見返してやると思い軍属に入って出世を目指しグラントの無念を晴らす事にした、そしてルゴイア・アランタと知り合うが彼は俺がホイトン家の男だと知って居た、そう彼は俺の姉に惚れていたから周りの事も知って居たのだ、そして1年軍属として経験を積み俺はグラントは世間の事は知らないし、当然俺幸太郎もこの世界の事は全然分らないのでルゴイア・アランタに旅に出たいと言うと、それはいい考えだ是非行くと良いと背中を押して呉れた、3年間でこの地方のほとんどを隈なく見て回り冒険者として経験と常識を学びながら各地のダンジョンにも潜りレベルを上げて行った」俺は又そこで話を一旦切り喉を潤した。
「そして3年間世界を回りトルコテに帰還した時にルゴイア・アランタ当時は大佐だったかに面会した、ルゴイア・アランタは即採用をして呉れ俺を曹長扱いで入隊する様に手配して斥候を主に引き受けた、その時には17才に成った俺はグラントと飯田との融合も上手く行きこの世界に馴染んで行った、3年間の旅の間に幾つもダンジョンに潜りレベルを上げてCランク冒険者にも成っていたし俺がこちらの世界に来た時には幾つもスキルを持って居た、そして35才だった時の知識も有るがこの世界とは違い元居た世界は魔法も魔物も無い世界で俺は戸惑ったが、幸いにもグラントの知識が有り其の目標を達成するために12才から今まで過ごして来た」と話した。
其処まで話してからグラントは「ほぼこの体の持ち主グラントの目標は達成した、なので此れからは俺が此方に来てから思った事を成し遂げる為に動きたい其の目標は平和だった、此方に来てからはグラントの目標の為の行動をして来たが今の世の中は俺が居た世界の500年前の戦国時代に似ていた、なので平和にするにはどうしたら良いか考えると共に仲間を増やす事を心がけた、一番の仲間がルゴイア・アランタだったが彼と平和について話し合い結論が出た、この世界の統一する事そして経済の発展と交通網の発展に教育だった、それを為す為の戦いをする事にルゴイアの協力の下先ずは俺の出世を優先した結果が今までの成果だ、今後はこの世界の平和の為に経済の発展と教育に力を注ぎたいので皆の助けが要る」と言って話を終えた。
皆は話を聞いて理解出来ないでいたがセリカは「私は何処までもグラントに付いて行くし協力する」と言った、するとグリ-ンとイルパナ-リにカルマリ-ナとホワイトナに第6夫人のミレニアスと第7夫人の賢者ユリナも協力すると言った、其処にはグリーンの母ウイカと次女タマコに3女マリカも駆けつけて賛成と言って居た、俺は皆に「有難う俺は異世界人だが今はこの世界の住人だ、帝国を最っと最っと平和な世界に成る様に協力して呉れ」と言うと皆が頷き一体に成った。
ここ迄話した後にエランプルト王国を途中まで制覇してそのままに成っているので処理をするとした、7日後にエランプルト王国の元王都エランに向け進発すると宣言した、エランの北方のタコル迄は高速街道が出来上がり2日で着けるので其処からエランプルト王国の王族が避難しているウ-ロン湖の町ミクトを攻める事にした、エランプルト王国の軍は現在1万5千ほどになっていて3万の軍で攻める事にした、その情報を仕入れたエランプルト王国の王族はエランプルト王国の北方にある大国に亡命をしたそうで、50人程の人員で国を出たと言う情報が入って来た、なので実際の戦闘は無かったが1万5千の軍はそのまま帝国軍として採用する事にした。
エランプルトのエランにエランプルト方面軍を置き2万とした、其の軍を1軍としてミクトにも1万の軍を置き北方の備えにして置いた、ミクトにはダンジョンが有り軍でダンジョンに潜りレベルを上げて稼ぎは分配する様に手配した、軍には帝国軍からも将校を派遣して居たので帝国式を採用して街道筋の魔物の討伐に盗賊の駆逐に力を出して行った、其の分が自分に分配されると分ると兵は張り切り魔物を駆逐して行き街道筋の安全が確保できた、エランには学校も建設して行った8才からは全員が入る事が義務付けられ昼食が無料で食べる事が出来る学校に行けば必ず1食は確保できることが分かり、貧しい子供も子守りをしながらでも皆学校に来ていた学校は12才までの義務でスキルを受けた子供は13才から仕事に就くか進学するかに悩ましたが優秀だと判断された子は親に国から説得する事に成った。
エランで試した事が割と上手く行ったので帝国内の大きな町には全て学校が作られて勉強の機会が与えられた、問題は大きな町が無い所の子供を如何するかだったが次々と学校が建てられて行き逆に先生が間に合わなくなったが何とか教育の必要性が謳われた。
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