第15話 トロイト公国の出方
俺がキシュウ帝国の宣言をして元イラ共和国内を整理したり地方貴族の掃討を忙しくしていた時にトロイト公国が使者を送って来た、トロイト公国はその東に有る大国と婚姻を結び今は落ち着いてきているそうで東の大国トマルカナ帝国の庇護下に入ったと言う事だった、トロイト公国には総勢5万の国軍が居て可成りの勢力だったがトマルカナ帝国の庇護下に入った今は勢力を整えている最中の様だ、トロイト公国は取り敢えずはキシュウ帝国と仲良くする姿勢を見せここはキシュウ帝国を承認して置いて時間を稼ぐつもりの様だ、俺にはトロイト公国の考えは手に取る様に分かっていたが、今はイラ共和国を落しこの国を再構築しなければ往けないので戦いどころでは無いしトロイト公国との間は山脈が横たわり道は1カ所だけに成る。
トロイト公国の申し出を受ける形で不可侵条約を締結させると使者は喜んで帰って行った、俺は城塞都市ガトラの強化をする様に指示を出して訪問して見るとトロイア公国との間には小さな道が有るだけだったが周りは草原の様だった、それからこの国も9カ所に分割して王都周辺の王国領都ヨト湖周辺を侯爵領としイングル渓谷の辺りをイングル辺境伯とした、それから帝国の首都ライとイラ共和国の首都だったイラとを直線で結ぶ道を建設し始めた、これが出来上がればライとイラ間を約2500kmを馬車で10日で結ぶ事が出来るのだそのためには俺のトンネル作成が役立つ事に成った、デカい山もトンネルで貫きほぼ直線で結ぶ事で時間が短縮され所々に道の駅の様な宿泊施設を付けて置いた、当然そこは山奥に成る場合が有るので塀を高く10mにして有り魔物対策にしていた、トンネルにはダンジョンに有る光ゴケを植えて明るくして通行がし易く為る様にして有るが、偶に魔物が侵入してくる事も有り何時も見回りは欠かせていない。
トロイト公国もあれから1年が経つが未だに大人しくして居て俺が警戒しているトマルカナ帝国の様子も時々見に行っていた、トマルカナ帝国も今はその東の国々と戦争状態らしくトロイト公国の支援は難しく今はまだ準備段階なのだ、ここで久しぶりに自分のステ-タスを確認した。
☆ グライト 人族(男)19才 レベル75 Bランク冒険者
攻撃力 2800
魔力 2800
敏捷性 500
防御力 480+200
運 510
スキル ・後方支援 ・鑑定 ・全魔法 ・全耐性 ・探索(サーチ)
・剣術 ・付与 ・作成
特殊スキル ・イベントリ-バッグ(時間停止・無制限)
・言語理解
鑑定 レベル13 ・殆どが鑑定が出来る
火魔法 レベル11 ・ファイアボール ・ファイアシールド ・ファイアランス
・ファイアボム ・火炎流 ・ニブルヘイム
水魔法 レベル10 ・ウオ-タボ-ル ・ウオ-タシールド ・ウオタ-ランス
・水流の操作 ・水流刃 ・豊穣の雨
風魔法 レベル11 ・空気圧縮 ・ウインドシールド ・ウインドカタ-
・フライ ・気流操作 ・ウインドボム ・ハリケ-ン
光魔法 レベル10 ・ヒール ・ハイヒ-ル ・エリアヒ-ル ・キュア
・ホ-リ-ランス ・ホ-リ-ボム ・エクストラヒ-ル
・リカバリー ・キュアセレクト
無魔法 レベル11 ・魔力錬成 ・脚力強化 ・腕力強化 ・視力強化
・魔力纏い ・インビジブル ・頭脳強化 ・付与
・バリア ・重量軽減
闇魔法 レベル10 ・ドレイン ・ダーク ・サイレント ・コントラクト
・アブソ-ル ・デスペル ・
時空魔法 レベル12 ・ストップ(1秒)・グラビデ ・テレキネシス ・テレポ
・メテオ ・転移 ・ブラックホール(小)拡張
土魔法 レベル13 ・ア-ススピア ・落とし穴 ・壁作成 ・トンネル作成
・土壌改良 ・家作成 ・クエイク ・家作成 ・道作成
・壁強化
氷魔法 レベル10 ・冷気 ・五月雨 ・アイスランス ・フブキ
・ブラックアウト ・絶対零度
雷魔法 レベル10 ・雷発生 ・帯電 ・放電 ・サンダ-ボルト
・サンダ-ランス ・サンダ-レイン
探索 レベル15 ・50kmの探索が出来る
生活魔法 レベル5 ・クリ-ン ・乾燥 ・飲み水 ・種火
剣術 レベル5 ・スラッシュ ・横薙ぎ ・受け流し ・薙ぎ払い
・十文字切り
最近では魔物を余り倒して無いし忙しかったのでダンジョンにも潜っていないのでそれ程の進歩は無いが所々で変わった事が出来る様に成っていた、付与が出来る様に成っていたし拡張も出来る様だ後は壁の強化が出来る様に成ったのでトンネルを拠り安全な物に強化出来る。
今はトロイ公国の中に転移ポイントを作る為に公国の中に入り込み冒険者としてダンジョン都市グルノワに向かっていた、公国は今が一番平和を堪能している様に冒険者ギルドも明るいし大国の後ろ盾をを得て安堵している庶民が多く居た、俺はダンジョン都市の近くとイトンの近くと公都の近くの3カ所に転移ポイントを設置して帰って来た、今しばらくはイラに拠点を作りイラの郊外に城を作り始めたので1年後位には完成させる積りだった。
城の完成を目出して築城を開始したがこの城は元イラ共和国の拠点に成るし比較的近いトロイト公国に対しての守りの拠点だ、4㎢四方に塀を5mで作り堀を拵えて水を入れてその外にもう一段6km四方に塀を立て10mにして堀を作り水を入れた、2段構えにして地下トンネルを近くの山の麓迄堀り万が一を考えて置いた、其処の出口はうちら側からしか開ける事が出来ない仕組みに作って周りにカモフラ-ジュしていて先ず普通は外からは解らない、城が完成する頃には俺も20才に成るし部下も大分役職が板について来ていた、城の建設と並行して道の普請も遣りながら町と町の道を整理して移動時間の短縮を図り領土が大きく成れば成る程そこが必要に成ると思っていた。
1年後城が完成すると共に道もほぼ完成を迎えていた、ライとイラの道が完成した事が大きい北の大都市と南の大都市が10日程で結ばれたことが大きく、各地には宿泊が出来る用意もされて居たので商人も多くが利用していた、何と言ってもこの道は広くて殆どがトンネルなので雨が降っても走り易く濡れる所が少ないのと魔物が出ないのが特徴だった、トロイト公国が整地と立て直しを図っている間にキシュウ帝国も其の地盤が固まって来ていた、北側の国土には4万の軍備と南側の領地には3.5万人の兵が各地に分散していたが、常に兵士は魔物の駆除と盗賊の駆逐を心がけて居たので魔物は少なく過ごし易い国に成り、とても周りの国がちょっかいを出していい国じゃなく成りつつあった。
軍は4万と3.5万人だが貴族軍も整理されつつ有り最大で12万人の兵を動員する事が出来た、国が落ち着き次第にまた進軍を開始する事になるがその前に俺はセリカとグリ-ンの生活基盤を作る必要が有ったし、滅亡した貴族の女子を何人か妾にして居たのでそれも振り分ける必要が有った、セリカは帝都ライの城を守る俺の代理として帝都に住んで貰うし父親の公爵も傍に居る。仲の良いグリ-ンも帝都で生活してもらいイラの館には第3と第4と第5婦人を連れて来ていた、今の所トロイト公国の動きも怪しい所が無いが各地に送る密偵を作り出す為にホルトとマイスタの二人の領地に専用の学校を作って貰った。
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