第14話 ライラ王家の崩壊と俺
俺は今反省していた何のビジョンも無いのに勢いで一つの国を崩壊させてしまつた事に対してだったが、伯爵は話し合うとグラント殿そのまま宣言したら良いのでは無いかと言い出した、新たな国の名乗りを上げて仕舞い国王に成る様に伯爵は言うのだった、俺はここ迄してしまつたら成る様に成れと言う感じでその提案を了承していた、
国名を考えたが幾ら考えてもキシュウ国が頭から離れないので俺はこの国の名前をキシュウ国と名付けた。そして部下のホルトとマイスタを伯爵に任命して領地を与えて後国を10個に分割してそれどれ部下に爵位を与え元の伯爵領にホウ草原とセタンの町を付けて与え、セタンはウーロント・ククトを伯爵にして与え、伯爵は公爵に昇爵させてから王都の近くの領主に成って貰い俺の右腕として働いて貰う事にした、それから俺の二人の弟子と合わせた4人でライラ王国内を王都領と10の領地に分割してそれどれを俺が認めた者に爵位を与え、統治させることにした。
新たな国の名前をキシュウ国として世界に発表したが先ずはトルコテに向かい義理の兄に会う積りだった、俺は一人でトルコテの家に転移して来てグリ-ンとメイドに事の顛末を話し冒険者ギルドで冒険者を雇い入れキシュウ国に送り出した、其処からルゴイア・アランタに会う段取りで家に向かうと姉のユキナ・アランタが待って居たのか向かい入れて呉れた、姉の話では既にライラ王国の話が伝わり国が検討して居るそうで其処にルゴイア・アランタも参加していると言う事だった、其処まで聞いて俺は一担家に帰りアランタ隊長を待つと伝えると共にギルドに寄り情報を探して見た、
ギルドで食事中のグループにエールを奢る振りをして近づき2杯奢った時に聞いて見た、「最近ライラ王国が滅亡したらしいが聞いているか」と聞くと、一人の男が「そんな話が聞こえているが余りピンとこないし遠くて俺達には関係が無い」と言う事だった、それを聞いた俺は冒険者はこんな物か自分に関りが無いと余り関心が無く世界のどこかの話の様に受け取っていた、俺はギルドを出て家に向かったが家には誰も居ないし食い物も無い事が解って居たので途中に食堂に寄り食べて帰った、すると隊長と数人の兵士が俺の家の前で待っていて俺が現われるとルゴイア・アランタ中佐が俺に寄って来て「久しぶりだな。大変だった様だな」と言って握手をして「中で話さないか」と言ったが、俺が今家には誰も居ない事を告げると中佐が部下に指示を出して何やらワインと宛てを持って来た。
俺は中佐に聞いて見た「トルコテ王家の方針はどうなった」と聞くと中佐が「今はまだ情報を集めている所だ」と言ったが、今後何方に方向を切るか分からないと言ったが「俺はお前の見方をしたい。もし国が侵攻すると決定すれば俺は部下を連れて離脱する積りだ」とまで言い出した、俺が「それは中佐個人の考えですか?」と聞くと中佐は「違う隊の考えだ1軍はお前たちの強さを良く理解しているし、絶対に戦ってはいけないと皆で出した答えだ」と言いながら数人の部下にも言った、部下は頷きながら「大佐が言う様に俺達は3軍と戦いたくない、合同演習での強さが他の隊と別物だった」と言ってから俺を見た、俺は「ルゴイア・アランタ隊長は大佐に昇進したのですか?」と先に聞いてから、俺が「有難うご御座います。そう言って貰うと有難いが国はキシュウ国を認めないだろう」と俺の予想を述べた、それには理由が有る「今はイラ共和国と協力体制が出来上がりこの近辺では最強だと考えている筈だ、其処に一国が反乱に寄り崩壊してもトルコテ王国には何ら脅威にもならない、それよりも2国が強力して元ライラ王国に攻める算段をしていると俺は考える」と言うと、大佐に成った隊長も「其れは在り得るなどうしたら良いと思う」と俺の意見を求めて来た。
俺はルゴイア・アランタ大佐に「国にインタナ湖での演習に行きたいと申し込みキシュウ国に何時でも攻めると言う風に思わせて兵をインタナ湖に集め演習をしてキシュウ国のクライ城塞都市に攻める振りをしながら待機して呉れると有難い」と言うと隊長は「クライを攻めても良いか」と言ったので「良いですよ明け渡しましょう」と言うと「それでは内通がバレる可能性が有る」と言ったので俺が「じゃ伯爵家の部隊に攻め手頂きましょう」と言うと、「それはいい考えだなその時はそれで行こう」と言って俺が「又連絡を入れます。それまでは演習の準備をお願いします」と言って解散した。
其処で俺は一旦ライに戻り作戦を練った、そして先ずはイラ共和国に交渉する為にイラ共和国の首都イラに来ていた、イラ共和国は俺の事を恐れている筈だが直接乗り込む訳には行かん如何するか考えると先ずは冒険者ギルドに入って見た、イラ共和国の首都のギルドはこじんまりとした建物で大した規模ではないが人の出入りは多そうだった、イラ共和国にはダンジョンが2カ所発見されておりダンジョン都市に有るギルドのホルトが本部に成っていると言う事だった、俺は以前世界を回った時にはホルトには寄らなかったのでその辺の事情を知らないままだったが情報は幾つか手に入れて宿に入った、その情報と言うのはライラ王国が壊滅した事に乗じてトルコテと協力して攻め取ると言う物と、イングル渓谷に兵を集めているらしいと言う情報だったのでその辺をもう少し調べてから帰る事にした。
ギルドで集めた情報は間違っていなかった、イラ共和国はイングル渓谷に兵2万人の招集を掛けていてトルコテがインタナ湖から攻める二面作戦が進行していると言う事の様で、俺は兵が集まるまで待っていてイングル渓谷を隅々まで調べていた、7日待つと約2万人の兵士と指揮系統の貴族が集まつて来たので俺は作戦を発動して遣った、2万の兵士の上にメテオを発動すると空から大小の隕石が15分間程降り注ぎ死者18000人負傷者2000人とほぼすべての兵士と指揮官が倒れていた、俺はその場でなんまいだぶつナンマイダブツと2回唱えて置いた、俺は実は無宗教なのだが昔からのしきたりや習慣に成って居る事は拒否はしないタイプだった、俺はそのままイラの町に行き上空に浮かんだ状態で風魔法に乗せて言った、私はキシュウ王国の王グラントだイングル渓谷には2万の死傷者が出たが俺達が悪い訳じゃ無い、イラ共和国が我が国に攻める準備をしたから俺が鉄槌を放った速やかに死者を回収する様に、今回の事に寄り近々キシュウ国はこの国を攻めるだろう今の内に他国に行くなりする様に
期日は7日後だ、と言う予言めいた事を言って置いたがどれだけの市民がこの事に対応するのか疑問だが一応忠告をして置いたので逃げる逃げないは自由だ。
7日後に俺は再びイラに来ていたそこでメテオを放っと大小の隕石が町を破壊し尽くした、町のあちこちでは神がお怒りだと言うささやきが聞こえて来たが町は広いので約三分の一が灰に成りその殆どが貴族街に降り注ぎ町を潰して行った、そんな事の後にイングル渓谷を抜けたキシュウ軍が王都イラに迫って来たと聞いた市民が町を退去し始めた、やがてキシュウ軍に占領された首都が敗北宣言をしてこの戦いの幕を
閉じた。
その後俺はイラ共和国を廃止してキシュウ帝国の誕生を宣言した。
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