第11話 姉とルゴイア・アランタと俺と嫁
ルゴイア・アランタは姉の事を昔から知って居て惚れていたそうで昨日来た時は目を疑り自分に会いに来たのかと思ったが違い弟に会いに来ただけだった、しかしこんなチャンスは滅多にないここで告白しないと一生できないかもと思うとついあんなにストレ-トに言って仕舞ったと言う事で返事を聞いてからOKなら正式に家から申し込むと言った、姉はそれを聞いて私もルゴイア・アランタさまは他の人と違い人心の掌握も出来て部下の信頼も厚いと何時も陰から見つめていたと言った、其処からとんとん拍子に話が進み結婚する事に成ったユキナは王都に住める様に成ったがルゴイア・アランタ夫人と成っても家の離れに工房を作りポ-ションの製作は続けていくそうだ、俺とセリカにも進展が有った俺が正式に妻に成って呉れる様に申し込むと了承して呉れたが、グリ-ンも第二夫人で娶る事に成った其れからはメイドも一人雇い入れてグリ-ンのメイド仕事は卒業させた。
俺にも隊長にも進展があり此れからの伴侶を大事にして仕事にまい進して行く事に成った、何時か自分の本当の事を伝える事が来るだろうがそんな事を姉が知ったら失神しそうなことだろうと思う。自分の本当の弟は既にこの世に無くていつの間にか他人が自分の弟の姿に成っているのだから受け入れられるのだろうか不安だが、家では俺に優しくして呉れたのは姉だけだったので他の兄弟や親は別にどうでも良いのだが姉だけには受け入れて貰いたいと言う思いが有るし俺の中のグラントもそう感じていた。
俺は第3部隊の駐屯地グイに着任したここは城塞都市でイラ共和国の国境にあり人口は2万人でほぼ軍関係者だけで俺と妻2人とメイドの4人で城塞都市の中にある社宅の様な住居に入った、其処には風呂が無く俺が作り家に併設したが序でにこの城塞都市の周辺を探索すると温泉が発見出来たので早速其処に風呂を男女分作り上げた、城塞都市から1km程の所だし周りには塀を付けて城塞都市からそこまで塀を伸ばして通行を誰でも出来る様にした、当然城塞都市の自分達にも温泉にしたが他の兵士は温泉に通う事にして貰った。
それから俺は訓練と称して魔物狩りや街道の治安維持の為に盗賊や犯罪者の摘発に強化して行った、当然刈った魔物はギルドに卸したり皆で食べたりして儲かったお金は狩りに参加した全員に分配した、そんな事でここからホ-ヤンの町からアイルトの町の海辺とマリナ川のウコンの町までが劇的に平和に成り商人やホーヤンの領主に喜ばれた、それでも魔物は時々群れを成して出て来るスタンピ-ドと言うほどの規模では無いが500匹位の群れが現われて開拓村を潰したりする事が発生するのを未然に防ぐ方法は無い、地道に魔物を狩り増やさない事が大切なのだが魔物の増えるスピ-ドが人類のそれとは違う為に何時も後手に回るのだ。
そんな俺と義兄の第1部隊と俺の第3部隊での合同演習を時々する事に成った、相手は勿論魔物だ城塞都市グイと王都の間には大きな山脈があるそこが何時もの演習地でどちらが多く魔物を刈って稼いだか数じゃなく稼いだ金額で優劣を付ける事にしていた、当然稼いだ金は分配するので兵士に異論が無いしもし怪我などしても俺が直したり姉のポ-ションで直したりするので問題が無かった、有る時俺達が演習に使う山にワイバ-ンの群れが住み付いたと言う知らせが届き如何するか検討したが流石はワイバ-ンは相手が悪いと言う事で演習が中止に成った、それで俺が一人でワイバ-ンの討伐に向かいワイバ-ンを発見したのは7匹で巣が2つ有ったがどうやら1家の様で俺が直ぐに魔法で討伐してしまった。
討伐した7匹のワイバ-ンを如何するか一応俺の魔法バックに収納するが売れると有難いし取り敢えず魔石と素材だけでも売りたい、俺はいい考えが有ったそれはココ王国の王都ココナに行きギルド買取を依頼する事だ、以前に世界を回った時に主要都市の近くに転移ポイントを作りながら回った事が生きていた、ココ王国は可成りトルコテ王国からは遠いし面識も無いので俺のBランクと言う事実だけ見せて買い取って貰えると有難いので早速転移して来た、ココナのギルドは割と大きくそこに入ると「いらっしゃいませ」と元気な声が掛る。俺が取り敢えず受付に行くと「本日は、どの様な御用件でしょうか」と聞かれたので俺はタグを見せて見た、受付嬢がタグを見て一瞬「Bランク」と小声で言ったが俺には聞こえた、受付嬢に俺は言った「魔石と素材を売りたいのだが良いですか」と言うと「それは大丈夫ですが彼方の買取窓口に申し付けて下さい」と言われて其処を見ると少し厳ついおっさんが此方を見ていた、
「あそこに行けば良いのですか?」と聞くと受付嬢が「そうです。あそこにいるトートンが買い取り窓口の担当に成ります」と言うので俺はそちらに周りト-トンと言う親父に声を掛けた、「魔石と素材を買い取って貰いたいのだが」と言うとト-トンと言われた親父が「此方に魔石を出して下さい」と言って籠を置いた。
俺が簡易バッグから魔石を7個出すとトートンが目を見開いた、「これはワイバ-ンの魔石ですか、それも7個も有りますし」と言って来た、俺は「そうだワイバ-ンの魔石だが買い取って貰えますか」と言うとトートンさんは「勿論です。買い取らせてもらいます」と言って「素材もワイバ-ンのそれですか?」と聞いて来たので俺は「そうだ、ワイバ-ンの素材で既に解体している」と言うと「分かりました後程拝見します」と言って「取り合えず此方を査定します。少々お待ちく下さい」と言って奥の部屋に入り暫く出てこなかったが出て来るとお金の入った袋を2つ手に持って居た、「すみませんお待たせしました。何分物が物だけに慎重に査定しましで、これで如何でしょうか」と言って「白金貨20枚と金貨300枚ですお納めください」と言って「後は素材ですが此方に来て下さい」と言いながら俺を案内しながら裏の解体場の方に来た、「此方に出せるだけ出して下さいとト-トンさんが言うので出して行くと解体場の方から「綺麗に解体されているあなたが遣ったのかい」と声が掛かり見ると大柄な男が立って此方を見ていた、俺がそうだ「この位は朝めし前だ」と言うと「家で雇いたい位だ」と言って笑った。
結局またしばらく待ちながら俺の魔法バックは容量の制限が無いし、俺が解体したいと思うと中で解体して呉れると言う機能が付いて居たし、時間が泊まるので入れた時のままで古く成らないし温かい物は其の侭温かい超便利なアイテムなのだが、こんな物を持って居ると分れば世界中から俺を捕まえに来るのでは無いかと言う危惧もあったので妻にも内緒にして居た、まだ俺の秘密は話して無いので当然なのだがとそんな事を考えながら待っているとトートンさんが遣って来て白金貨10枚と金貨30枚を渡して来た、俺はそれらをさっきの袋に入れてからト-トンさんに礼を言って外に出て歩いて町を出て来た、後を着けて来る連中が5人付いて来て居たので森に入り待つと後を着けて来た連中が俺が待っているのを見て驚いていたが直ぐに持ち直し一人が言った、「ずいぶん羽振りがよさそうだが少し分けて呉れないか」と言って来たので俺が「十一で貸してやるよ」と言うと、「舐めてんのか手前下手に出て遣れば金を出しやがれ命が欲しければ全部だ」と言い出した、「おいおいお前たち盗賊かい。盗賊は切り捨てごめんだが良いのかい」と言うと、「お前剣も持ってないじゃ無いか笑わせる」と言った、なので俺はもう少し焚きつける事にした。
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