第9話 イラ共和国マリナ草原の後日談
俺と二人の部下が偵察に来てヨト湖の湖畔でキャンプをしながら単騎で草原に偵察に行き序でに火を付けて帰って来ると湖畔からも煙は見えていた、それを確認して3人は怪しまれない様にダンジョン都市マリンガに遣って来て予定道理ダンジョンに入る為に冒険者ギルドに寄ると昨日のマリナ草原の火事の話が彼方此方で話題に成っていたので聞き耳を立てると、朝の水煙が始まると火事が広がり始め気付くと遅く手が付けられない状態だったらしいと話していた、死者が38人でその内水死が18人居たそうだが冒険者は如何してと他の者に聞いていた、この時期は可成り川の水は冷たい所に飛びこむと心臓発作を引き起こすと言ってもこの世界の人は解らない、火傷を負った負傷者が350人と多く指揮官も大火傷で遠征は困難に成ったと言う噂だ、ギルドで良い話を聞けたので満足してダンジョンに入り3日で出て来て帰りに着いた。
マリンガからの帰りには知り合った商人からもっと詳しい話が聞けた、草原には敵の密偵が入り込んでいて火を付けて回りその所為で火の回りが早く消す事が出来なかった、密偵は川に飛び込み逃げたとされていたしその後探したが見付けられなかったそうだ、後二日ほどで進軍の予定だったが飛んだ後塵を浴びせられた物だと指揮官が首に成り当分戦争も無さそうで商人には有難い事だと話会っていた、死者が結局55人に登り負傷者も500人強と言う事で大惨事だったと言う事に成っていた、俺達は顔を見つめ合い頷き合っていたが商人とは城塞都市で別れそのままトルコテ国内に入って王都トルコテに帰り着いた。
事のあらましを隊長に報告すると呆れられたが褒められたしその内容を本部に報告された、密偵からも火事の事や負傷者の事が報告されていた様で俺の報告がそのまま王都の本部に報告されたので俺は又昇進する事に成り中尉に成った、そんな中で俺はセリカとグリ-ンが待つ家に帰って来ると二人がお帰りなさいと迎えて呉れた、二人はこの2カ月程でまる姉妹の様に親しく成り楽しそうにしていたがグリ-ンは一向に帰る素振りが見えない、俺は聞いて見た「なぁグリーン2カ月ご苦労様。セリカは何も出来ないし苦労しただろう」と言って金貨3枚を握らすと、「このお金は要りません今日からここに住みますから」と言ったので「如何してそうなるの」と言うと、「ここには風呂も有るし私の理想の家だし気に入りました」と俺の問いには答えずに自分の意見だけ言ってセリカと共に部屋に入って行った、それから部屋から首を出してこう言った「これからあなたの世話をしてあげるから喜んでね」と言って首を引っ込めた。
それからは3人での奇妙な同居生活が始まったのだが2人から3人に成ったが俺が料理をしていたが今はグリ-ンが作りながらセリカに教え作っていた、俺は彼女を攫って来た責任があるが彼女を自分の物にするにはまだ早いと思っていた、仮にも彼女セリカは伯爵家の長女だ俺とは身分が違い過ぎると自分は思っていた。
イラ共和国から帰り暫く経った頃にイラ共和国から使者が遣って来て国王に接見を申し込んだ、取り敢えずは国の重鎮が其の接見の内容を聞き取り使者に国王と会わせるか検討する事に成った席で使者がとんでもない事を話し出した、先日イラ共和国すなわち私の国が進軍の準備を終えマリナ草原に待機していた折に、我が国の湖ヨト湖の上を魔法のフライを使い飛ぶ魔法使いが目撃された目撃したのは漁師の青年と其の親で夜の網入れをしていた際に見たと言う事だ、その後直ぐに草原に火の手が上がりわが軍に混乱と多くの負傷者を生まれさせた原因を作りしその魔法使いは行方知れずに成ったが、漁師が見た魔法使いは一人でそのスピ-ドは人とは思えない速さが有り一瞬の出来事だったと後から報告がされたが、当初そんな事は誰も信用されなかったが草原の出来事を調査すればするほど原因が分からずに謎だらけで、その漁師が言った魔法使いが浮かび上がりその魔法使いが夜陰に火を付けて飛び去ったと考えれば辻褄が合う事に成った、そんな凄い魔法使いが居る国と戦うのは不利だと言う事で国はトルコテ王国に平和の使者を出す事に決定したと言う事だった。
その話を聞いた国の重鎮たちはその時の自軍の動きを調べ始めた、すると有る事が解り其処事を突き止めると我が国の第1軍が偵察の為に其の副隊長と部下の二人が偵察の行動に出た事が分かった、その1軍副隊長は調べるとスキルが後方支援と言うどうでもいい様なスキル持ちで撫で1軍の副隊長に成って居るのか重鎮たちが不思議がったが、其処で第1軍の隊長を重鎮会議に招集して見たらそこでルゴイア・アランタ少佐は思わない言葉を発した、ルゴイア・アランタ曰く「彼は我が領の騎士爵の4男坊だったが12才の時にスキル後方支援を天から貰ったそうだが、その時既に幾つかのスキルを保有していたそうでその中にフライと言う風魔法も有り、他にも幾つかの魔法は使えると聞いて居ますが詳細は分かりかねます本人が隠して居ますから」とこともなげに言って、私は彼を其の前から重宝していますし彼は冒険者ランクがBランです。
その様に第1軍の隊長ルゴイア・アランタから今までの世間の常識を覆す様な事が公表された、其処で重鎮たちは彼の実家に使者を出して聞き取りをするとロドゴア・ホイトンと言う騎士爵は自分の4男がそんな事は無いと否定した、彼は後方支援と言う使えないスキルを頂き途方に暮れていて家から出て行き今は何をしているのかも分らないと言い切った、使者は別人だと判断して帰途に就き報告したが天から頂いたスキルが一致する事から本人だと解りどの様に対処するか検討する事に成った。
その後イラ共和国との友好条約が締結し一つの大きな勢力が出来上がり後のこの地方の中心地と成って行った、そんな事を知らないグラントは今日もセリカとグリ-ンに振り回されて生活をしていたが、時々居なく成る事が有り二人も不思議に思っているのだったが其れはグラントが転移して世界の情勢を把握する為に各王都近郊に拠点を作り何時でも転移出来る様にしていたからだった、実際はそればかりではなくダンジョンに出向き魔物と素材をゲットしてお金を稼いでいたのが多いのだった。
今日もグラントはカンのダンジョンに入って居た、このダンジョンは最深が55層でグラントはソロでやっと30層をクリアした所だったがソロだけに実入りが良かった、
魔石と偶に落ちるドロップアイテムも拾いお金に変えていた、ギルドで聞くとグラントが拾う様にドロップアイテムは出ないと言う事だったがグラントは良く拾う為益々金周りが良かった、グラントは役職は中尉だ年賦は月金貨10枚の年120枚だ十分な生活が可能だし無駄な贅沢冴えしなければ3人でも十分やって行ける筈だ。
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