第6話 アイラ王国への侵攻
トルコテ王国の国王と軍関係者の会議が実施されたみたいだ、それによる噂話が聞こえ始めた事は情報を掴みたい敵の密偵には打って付けの話が舞い込んだと喜んで居る事だろう。そう今回の軍の侵攻は行われる事は決定事項で2度の侵攻が有ったのに報復をしないのは周辺国にも舐められる原因にもなるのだ、なので計画書を提出したのが我が1軍なので俺の案を隊長に会議で進めて貰える様に画策した、話はこうだ我々はインタナ湖からライラ王国に侵攻してトマソと言う町に侵攻すると言う物だが其れは俺の侵攻案の相手への目くらまし案だった、実際は俺が見つけたグランド渓谷の秘密の経路を進みククトの町を落す作戦だ、ククトはライラ王国のホウソ湖の傍に有る綺麗な町で人口3万人程の町だが湖の傍に有る綺麗な町だ、其処に1000人程の兵で攻めると言う案は一見無謀と言う話に成ったが、最近2度も攻め込まれていたのが王にも聞こえて遣り返す事を国王自らが宣言する事で遣られたらやり返す国だと印象付けたいと思う国王が居た。
話し合いの結果は隊長から直ぐに俺にも届けられた、立案は俺なので当然なのだが此処から話を詰めていかないと往けない、人員は余り多く無い方が良いが少ないのも不味いので500人として作戦を練り上げていく、殆どは俺が昔調べて居たので俺の記憶に有る場所や洞窟を利用しながらあの国の住民にも見つからない様な行動をとれる地形を確認して進めて行く事に成った、決行は10月1日に決め余り遅く成るとこの山合いには雪が積もる事も有るのでその辺は避けたいし寒いのは苦手だった、俺の前世は南国の和〇山だ寒いのは嫌いだし雪にも慣れが無いだって和〇山て殆ど雪は積もらない1年に一回有るか無いかの南国だった。
それから10月1日の決行の日が来た、全員が草木染めした上下の軍服に身を包みグランド渓谷の左側を進行した、事前にインタナ湖で軍事演習を実施してもらいライラ国の目をそちらに向けさせる事も用意して居たので、俺の探知にも魔物は掛るが人は皆無の様で直ぐにライラ国領に入れ拠点を築き上げて置いた、これは俺の魔法を使い作り上げた洞窟状のトンネルで、500人は十分には入たが、食料は出来合いと干し肉が主食だった、水煙は出さない様に気を付け乍ら侵攻して行きその都度拠点を移動して行った、拠点は一々俺が元に戻しながら進んで行くが隊員にはその事は見せて居ないので如何してこんなに拠点が有るのかわから無い筈だった、俺の弟子の二人は知って居る事だが二人は口も堅いし俺に恩義が有るので滅多な事では喋らないが何時も俺が言って居る事は先ず命を守れその為なら何時でも俺の秘密はばらしても良いと言って居る。
その頃にはインタナ湖の周辺は両国の軍が終結してにらみ合う形が作り上げられていた、トルコテ側が偶に仕掛けるが直ぐに踵を返して逃げ帰る仕掛けが3度4度と繰り替えし行うと敵も頭の切れる者がいる。何かおかしいと思い始めたが目の前には2万人近い敵が勢ぞろいしているので多方面に回せる余裕がない筈だとも理解して居るので踏ん切りが付かない様だった、俺はその方面の事はルゴイア隊長に任せて先を急いでいる俺がインタナ湖方面の情報を掴んでいるのは通信兵が連絡を取っていたからだ、彼らのスキルは念話と言うスキルでレベルにもよるが案外遠くまで連絡が交わせる様で今は500km程の距離だ、家の通信兵は他の兵よりレベルが高いので距離も飛ばせる様で以前海岸で障害物がない所の実験では1500kmは届いた。
俺はその情報が入ってから直ぐに行動に移りライラ王国のホウソ湖の東の町を攻める為の行動に移った、3万人程の町ククトは目の前にあり警戒も手薄で門には3人の兵が居るだけで今は昼時なので入場者も皆無な様で一気に3人を弓で射貫き倒すと門を制圧した、ここはライラ王国のヤイラ・ククト伯爵の領都だったが普段は領兵が8000人程居る様だが今は出払っていた、そうインタナ湖に遠征の最中に俺達がここに目を付けて襲っているのだ、今は守備兵が300人程残っていたが俺達に直ぐに制圧されて終い俺は町を封鎖した、町の城壁は5m程有り堅牢な作りなのもここを選んだ理由の一つだがライラ王国のライからも遠く援軍を送るのには時間が掛る事も一つだった、ここに居るのは2週間と決めていたので取り敢えず領都館を抑え人質とした、俺は命令して居たのは人質や現地の一般人には乱暴は一切の禁止を申し渡していたし、俺の部隊は特に躾等が行き届き品行方正で有名な部隊だったがこの国には聞こえていない筈だ、領館には伯爵の家族が住んで居て伯爵夫人40才位と10才程の男の子と娘さんが3人住んで居た、普段は其処に伯爵と長男22才と次男20才が住んで居て8人家族と執事にメイドが5人の14人がこの家にはいる様だ俺はこの家の人たちには一切の制限は付けなかったし3日ほどした時に隣町から兵が接近してきた、この町から100km程離れた町トトマの守備兵が300人程が接近してきたが攻撃はして来なかった、この町の門は高く堅牢なので少数で攻めても軽く跳ね返差れる事を熟知しているからだった、彼らもここの伯爵領の領兵なのでそこら辺は良く知って居たし特に中で騒ぎにもなっていない様なので今は伯爵に連絡を取り指示待ちと応援待ちだった。
俺達もそこら辺は理解して居たので邪魔なその部隊を蹴散らす事にした、それは夜襲で俺達の得意戦法の一つで俺達は夜に探索の訓練や襲撃の訓練を良くしていたし、駐屯地周辺の魔物狩りにも良く出てレベル上げとお金稼ぎの両立をさせていた、そういうのも俺の率いる部隊は全ては百姓の3男や4男5男で構成されていて金がない連中が多い、刈った魔物は以前と同じで冒険者ギルドに卸し金に換えて分配して居たので
皆喜び俺に着いて来た、その中でも10人程をピックアップして冒険者に登録させて俺が行かなくても金に換える様に手配して居て特にト-マンとイソルはめきめきとレベルを上げていた、夜襲は30人程で夜に決行して部隊を壊滅させた後10日程の所で俺の探知に部隊らしき兵団が接近してきた、俺達は素早くこの町から出る様に撤収する事に決め伯爵の長女を人質に取り部隊を森に撤収させたがその時には北門と南門は破壊し壁も所々破壊させていた。
俺達は人質のセリカ・ククトを連れてグラント渓谷方面のここまで来たら安全だと言う所まで来てセリカ・ククトを開放したが此処に放りだす訳に行かない、俺が付き添いククトの町が見える所まで案内する事にした、町の周辺は警戒が最高潮で兵士が巡回していたが町の見える森の端に来た時に態と大きな声を出して兵士にきずかせてから俺はセリカを突き放した、セリカは一瞬悲しそうな顔をした様に見えたが直ぐに兵士の方に走って行きながらもう一度此方を見た、彼女は目に涙をためていたし俺の事を見てグラント様さようならと言った、俺も彼女の美しさと聡明さに惹かれ始めていたが所詮今は敵同士の国に別れているので恋は難しいと諦めていた。
彼女は無事に領館に帰り着いたがこの何日か敵との逃避行で何もされて居ないはずが無いと言われ、敵に手籠めにされた女と後ろ指を刺される事に成ったがこの町には既にグラントの転移ポイントが作られて居たのでその情報が手に取る様に分かり、グラントは彼女を救出する事にして彼女が悩みぬいて家出をした様に画策して彼女をトルコテの王都に案内した来た。
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