第4話 異世界は戦国に突入のあらまし


 ここで俺がこれまでに集めて来た色々な情報を開示する事にする。


この地方はこの世界の西の端の方にあるまるでヨー〇ッパの様な感じの所で東には大国が幾つか有るがこの世界の技術の最先端地区の様だった、世界は地球による12世紀から13世紀位で俺の見た目には発展途上と言う感じでまだ銃と言う物も無かったが、魔法が発達して居てほとんどの人が努力すれば生活魔法は使える様に成る様で人々には魔力と言う物を持って居た、1日は24時間とほぼ一緒で1カ月30日で1年は360日と似ていた、近くに有る恒星は太陽とほぼ一緒で距離も同じ位なのか気候も似ていたが月は2個有った、気候も北部と南部では違うが四季もあり俺の国は温暖な気候の様だった、世界のお金が面白いと言うかこの世界は共通のお金が使われていて銅貨銀貨金貨白金貨ミスリル貨が世界共通に成っていて、鉄貨と紅金貨が国によって発行している様で国によって形が違っていたが何処でも使えるので便利だった。


 

 鉄貨------10枚------銅貨       鉄貨---10円

 銅貨------10枚------銀貨       銅貨---100円

 銀貨------10枚------金貨       銀貨---1000円

 金貨------100枚------ミスリル貨    金貨---10000円

 ミスリル貨---100枚------紅金貨      ミスリルーーー10万円

                           紅金貨 ----1000万円



 1時間-----60分

 1日------24時間

 1カ月-----30日

 1年------360日 


 1月-----―3月が冬

 4月------6月が春

 7月------9月が夏

 10月------12月冬 と言うのが基本で地方によって違いがあった。



 ほぼ地球と同じで俺も体感が狂う事無く済んで有難い位だ、国はトルコテ王国の周辺には10か国があり比較的大きな国が6か国と少し小さい国が4か国と成っていた、問題は大きい方の6か国だった長年にわたり小さな衝突は度々起こり仲が悪いだけでなく隣国を併合して大きくなろうと画策が止まらない、小さい4ヵ国は防衛のために結団しており4国が組むと力が強力で手が出ない、先ずは大きい方の国を一つでも併合すれば力関係が崩れる事は明白だったが互いの間に有る山が壁になり思う様に行かないのが現実だった、トルコテ王国に度々手を出してくるのがライラ王国でインタナ湖やグランド渓谷迄は通路があり良く出て来るのだが、トルコテ王国の東イラ共和国は今は大人しくしているが以前は激しくトルコテに攻めて来た国だ、ライラ王国の北方に位置するエランプルト王国は今は資源の貯蔵に汗を流していると言う噂が有った、後はムーヌ王国は資源が有るが山合いの国で海が欲しいと言う野望を持っているそうだトロイト公国はその東の大国が気になる様で今の所は他国を攻める余裕は無いと聞くが判らない、と言うのが俺が旅先で見て来たり聞いて来たりした状況だった。


 この10ヵ国は人族も元々同じで昔はこの一帯は一つの大きな国だったそうだが崩壊した時の怨恨が有るので何時までも仲直りが出来ない、相手を信用出来ないと言う事が有るので仲良くは表面上だけで婚姻とかもするがあくまでも表面上の付き合いに成っていた、10ヵ国に別れたのが今から500年も前の話だと言う事だが尾を引きすぎだろうと俺は旅をしながら思った物だ、しかしそれがグラントにとっては好都合で立身出世のチャンスだった、飯田幸太郎の俺はそんな事をしないで気楽な冒険者の方が良いのだがグラントの夢を終わらせる事を優先していた。


 俺達は王都を出てグランド渓谷に向かい出発する事に成った、雨上がりの後の道は所々馬車が通れない程荒れて居る所が有り其処を直しながら進むので進軍が遅い、グランド渓谷にはまだ敵が到着していないしトルコテ王国は第1軍から3軍に出陣要請が出ていて3万人の陣容だと言う事だ、輜重部隊も俺達以外にも1軍と2軍と3軍にも出ていたが俺達は経験豊富なのでもしもの時様に少し遅くに出て来たのだ、今は通信魔法を持つ魔法使いが何人かいるので其処からの通信待ちに成っている様だった。


 俺達は隊長のルゴイア・アランタの指揮のもと粛々と進んでいたが態とゆっくりと道を直しながら進み状況を見ていた、今はお互いの国の斥候と密偵の戦い中でこの成果によって大きく戦況が変わると言われる様になりつつあった、俺には色々な魔法が有り探索技術にも長けて居る事は隊長は知って居たし俺がCランクの冒険者と言う事も知って居る。それもソロの冒険者は何でも自分が遣る事に成り何でも熟せると言う事も理解して呉れて要るので、俺は何時も隊長に呼ばれたり意見を聞かれたりして居て周りの兵もいつの間にか頼りにされる事に成っていた、今はホーヤンと言う町の手前まで来ていたのでここで野営の準備を始める事にして、俺は部下二人を連れて探索に出て来てこの二人を育てる積りで何時も連れまわしているのだ、探索していると20匹程のオ-クが接近してきたのを探知した俺は二人に10時の方向に魔物が居るが分かるかと聞くと、二人は静かに10時の方向を確認し始めたが500m程の所に何かが居る様に感じるが分からないと言った、俺は其処まで分かればその内分かる様に成ると言ってオ-クに接近して3人で20匹のオ-クを倒した、俺が18匹倒している間に二人は1匹ずつ倒した様で1匹を倒すと次を倒す為に辺りを見回していたが、既に終わって居る事に目を見開き伍長殿が残りを倒されたのですかと驚いていた。


 俺達はオ-クを20匹倒してどうやって持ち帰るか検討する様に言うと、二人は頭を悩まして考えが思い付かない様だった、それはそうだこの量を持ち帰るのは40人位無いと無理そうだと二人は言い出した、俺は二人の内の一人に応援を呼びに行かせることにして俺ともう一人が見張りをする事に成った、オーク20匹は軍にとって非常にありがたい食料に成る捨てる事は無いしオ-クの肉は上手いので隊員にも喜ばれる事に成る。1時間程すると50人の兵が遣って来て口々にオークだ御馳走だと言いながら適当な木を伐り簡易担架を作りオークを乗せて運びだした、やはり人海戦術によるオ-ク運び出しは上手く行きオ-クを運び出せて今は解体作業中で俺も特技を発揮していた、弟子は俺の傍に来て伍長は解体も出来るのですかと見ていたが俺が「教えてやろうか」と言うと、二人は「ハイお願いします」と言って短刀を出した、二人はホルトとマイスタと言って俺よりは2個下に成る15才の新人だが百姓の3男と5男で口減らしに軍に入れられた、そんな二人を俺は何時も連れまわしてしたが二人もそれにこたえようと必死に成って着いて来て居た。


 その日は解体と干し肉にする部分とモツに分けて処理した、次の日にはホーヤンも過ぎて進んで行くが此処からは暫く大きな町が無い、開拓村や開拓が一段落した村が有るだけでマリナ川に沿い上流に向かい登って行く感じに成っていた、早い目に広場が見付かりまだ15時頃だが此処で1泊する為にテントを出し張って行く、その間に又俺がホルトとマイスタを連れて偵察に出て来たが2時間程探索して二人に魔力の伸ばし方をレクチャーしながら野営地に帰って来た、其処にはオ-クの肉とモツ料理が待っていたので鱈腹食い休む事にした。


 


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