第3話 旅に行く俺
俺はもう十分な力が着いたと自分で判断して冒険者ギルドで稼いだ金で旅に出る事にした。この周辺には大きな国が6つと少し小さいがしっかりした国が4つがあるが何処も最近はきな臭い話が多い様だ、俺はこれ以上時間の猶予が無いのでは無いかと考えて以前の輜重部隊の隊長ルゴイア・アランタに面会した、彼はアランタ伯爵家の3男で25才になる少尉だったが博識で面倒見が良くて将来の大将に成る人物と噂されていたが、スキルは指揮と言う割と平凡なスキルを天から授かって居た、指揮の上に総指揮や総大将と言ったスキルが有り下級スキルとされて居たが人間性が良く、努力を怠らないタイプで部下の話も良く聞いて自分のスキルの足しにしていた、そんな人物に前から相談して居たので今回は行って来ると言う挨拶だけだがそれで通じた。
それから3年の月日が流れ俺グラントは伯爵領の有る町アランタに帰って来て、ルゴイア・アランタに面会を申し込んだ所彼は中尉に昇進して居て輜重部隊の第5軍インタナ湖方面の総指揮官に成っていた、アランタ伯爵家の次男が戦死したので彼が長兄の次に成っていて俺が面会に行くと彼は非常に喜び俺の旅の話を詳しく聞きたがり俺の輜重部隊への復職を斡旋して呉れ伍長の役職で赴任した、ここで俺のスキルを確認して置く事にした。
グライト 人族(男の子)17才 レベル65 Cランク冒険者
攻撃力 1200
魔力 1200
敏捷性 450
防御力 450+200
運 480
スキル ・後方支援 ・鑑定 ・全魔法 ・全耐性 ・探索
特殊スキル ・イベントリ-バッグ(時間停止・無制限)
・言語理解
鑑定 レベル9 ・殆どが鑑定が出来る
火魔法 レベル8 ・ファイアボール ・ファイアシールド ・ファイアランス
・ファイアボム ・火炎流 ・ニブルヘイム
水魔法 レベル7 ・ウオ-タボ-ル ・ウオ-タシールド ・ウオタ-ランス
・水流の操作 ・水流刃
風魔法 レベル8 ・空気圧縮 ・ウインドシールド ・ウインドカタ-
・フライ ・気流操作 ・ウインドボム ・ハリケ-ン
光魔法 レベル8 ・ヒール ・ハイヒ-ル ・エリアヒ-ル ・キュア
・ホ-リ-ランス ・ホ-リ-ボム ・エクストラヒ-ル
・リカバリー ・キュアセレクト
無魔法 レベル7 ・魔力錬成 ・脚力強化 ・腕力強化 ・視力強化
・魔力纏い ・インビジブル ・頭脳強化
闇魔法 レベル7 ・ドレイン ・ダーク ・サイレント ・コントラクト
・アブソ-ル ・ドレイン
時空魔法レベル7 ・ストップ(1秒)・グラビデ ・テレキネシス ・テレポ
・メテオ ・転移
土魔法 レベル8 ・ア-ススピア ・落とし穴 ・壁作成 ・トンネル作成
・土壌改良 ・家作成 ・クエイク
氷魔法 レベル7 ・冷気 ・五月雨 ・アイスランス ・フブキ
・ブラックアウト ・絶対零度
雷魔法 レベル7 ・雷発生 ・帯電 ・放電 ・サンダ-ボルト
・サンダ-ランス ・サンダ-レイン
探索 レベル10 ・20kmの探索が出来る
これが俺の現在のスキルだったが既にレベルだけで行けばAランク冒険者の域に達していたが、俺は別に冒険者として身を立てたいと思っているわけでない、軍で出世してあのオヤジを見返してやりたいしこの体の持ち主が生前考えていた事を実践して行く積りにしていた、それを達成してからその後の事を考えても遅くはないだろうと考えていた、その頃にはクライト・ホイトン(24才)が少尉に出世していたし次兄のオリコト・ホイトン(22才)が曹長に成っていたし、3男のケビン・ホイトン(19才)も軍曹に出世していた。
俺が伍長で再入隊した事は家には届いていない様で隊長が上手く隠して呉れたのか?俺が貴族としてでなく一般人の扱いで再入隊したので興味が無いのかも知れなかった、その辺は此方にも都合が良くて距離を置けている事が何よりだった、その頃には又国の東部グランド渓谷辺りに敵の偵察部隊が入り込んで来た様で我々の部隊にも其の渓谷の手前の町スマンに集合が掛かっていた、其の話は輜重部隊だけの様で隊長が明日正午から移動を開始すると発表した、移動は殆ど馬車に成るが輜重部隊のアイテム馬車と荷車は運ばないといけない凡そ30日の移動に成りそうだった、その時には王都に寄り運べるだけ物資を積み行く事に成っている様だった。
伯爵領を出て15日で王都に着いた、俺達は隊長に指示された様に物資を積み込み終わると待機していたが既に時刻は16時頃に成って来ていた、その時にやっと隊長のルゴイア・アランタが返って来て今日はここの宿舎と訓練場にテントを張り寝る事にすると指示があり全員がその方向で動き出した、次の日は生憎の雨で出発が順延される事に成ったので俺達は数人で色町に出かける事に成り目的はやはり娼館に成った、兵隊はこれが楽しみの一つで先ず大きな町に着くと先に此方方面を事を調べる奴が必ずいるのだ、軍曹以上は高級な方に足を進めるが俺達は普通の娼館に行く積りで足を進めていた、こう言う町の夜の町は軍と言っても絡んで来る輩は居る者だが多いのが冒険者との居雑魚駄が一番多い、今日も俺達を見てちょっかいを掛けて来る5人組が居た、その冒険者は首にDランク冒険者のタグをぶら下げていたが半分はここらのならず者だろうと見た目に解ったが、向こうは5人で此方は4人だが奴らは此方を舐め切っている様だった、お前たちは5軍の輜重部隊だそうだな後方支援のお前らが俺達現役の冒険者に叶う訳がないだろうと言いながらやる気らしい、俺はお前たちは手を出すなと俺の部下3人に言って下がらせると一歩前に出て言った。
「お前たちはどうやらDランク冒険者の様だなそんなランクで俺に勝てると思って居るのか?」と言ってやると、「黙りやがれお前たちの様な輜重部隊に舐められて溜まるかやって仕舞え」と一人が言うと一斉に仕掛けて来たが遅いお前たちは現役じゃないだろうそんな鈍らパンチに当たると思うのかと煽ると、余計に動きとチ-ムワ-クがぐちゃぐちゃに成って来て俺に各個撃破されて行った、5人を叩き伏せてから俺が言った「俺は現役のCランクだからなDランク冒険者如きに負ける訳に行かないのだよ」と言うと「何Cランだと、そんな人が如何して軍などに居るのだ」と声を出して喚いて居たが、「俺は軍が好きなんだよ」と言ってやるとクソ覚えて要ろと言って逃げて行ったが多くのギャラリーが拍手喝さいだった事はあいつ等普段から嫌われている様だと思った。
そんな夜の事が有ってその日は娼館に行く事は叶わなかった、次の日には快晴の中王都を荷物と共に出発したので次の大きな町はホーチャンだった、グランド渓谷迄は荷物も有るので進みが遅くなり距離も有るので20日は掛りそうだったが、俺が3人程を連れて常に斥候と偵察をしていたが俺には探索と言うスキルが有るので本当は遣らないでも良いのだが、それでは部下は育たないし俺のスキルをバラスのも余りしたくはない事だった、そんな感じで20日と2日でグラント渓谷の手前の村に到着して荷物を一カ所に集めて大きなテントで覆い、俺達はその周りを囲う様にテントを張り見張りを立て周りに簡単な柵を設置して行った。
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