第2話 入隊


 次の日僕は13才の誕生日を迎え家を出て軍が野営している伯爵の領地に向かった、

伯爵の領都はインタナ湖の傍にあるアランタで人口が10万人程の大都市だ、其処には国の第5軍1万人が駐留しており伯爵軍も1万人の軍隊なので2万人が駐留している事に成るが、長兄と次兄は既に役付きに成っているそうだが俺はその伝手は使えないし一般人として入隊する事に成っているが軍属だ、15才に成るまでは軍属で俸禄も少ないが住む所と飯は食えるし金は持って居た、僕も今日からは一応軍人なので自分の呼び方を俺に変える事にした。


   グライト・ホイトン 人族(男の子)12才  レベル17


 攻撃力  190

 魔力   190

 敏捷性  130

 防御力  130

 運    210


 スキル  ・後方支援 ・鑑定 ・全魔法 ・全耐性 ・探索


 特殊スキル ・イベントリ-バッグ(時間停止・無制限)

       ・言語理解


 鑑定  レベル5 ・鑑定が出来る


 火魔法 レベル3 ・ファイアボール ・ファイアシールド ・ファイアランス


 水魔法 レベル3 ・ウオ-タボ-ル ・ウオ-タシールド ・ウオタ-ランス


 風魔法 レベル3 ・空気圧縮 ・ウインドシールド ・ウインドカタ-



 光魔法 レベル3 ・ヒール ・ハイヒ-ル ・


 無魔法 レベル3 ・魔力錬成 ・脚力強化 ・腕力強化


 闇魔法 レベル3 ・ドレイン ・ダーク 



 時空魔法レベル2 ・ストップ(1秒)



 土魔法 レベル3 ・ア-ススピア ・落とし穴 ・壁作成



 氷魔法 レベル3 ・冷気 ・五月雨 ・アイスランス


 雷魔法 レベル2 ・雷発生


 探索  レベル5 ・1kmの探索が出来る


 俺は今日軍属に成った。


 それから混沌の世界へと変貌していく最中に俺は巻き込まれて行く事に成るのだが自分が望んだ事でもあった、俺はここで立身出世を図って行く事に何も疑問もわだかまりも無いただ出世をしてあのオヤジを見返してやりたいと考えていた、俺が入隊して3ヵ月が経った頃に王都から連絡が入った、ライラ王国が兵を纏めている様であの国が来るとすればトマソから川を下りインタナ湖に出て来るル-トが一番怪しいと国も見ていた、それは伯爵も同じで直ちに迎撃と対策の為の罠等をインタナ湖の出口に設置する事に成った様だ、俺達軍属にも後方支援で食料等の輸送の任が遣って来た、俺は初めての任務で先輩の指示を受けつつ輜重兵科の行動に参加した、その後詳しい情報が入って来たのは3日後だったが敵が筏を組んで出発したと言う事だった、敵は凡そ3000人が川を下り陸路で1万人が来ているとされていた、陸路が10日早く出発したそうで何処かで合流して下って来そうだった。


 俺達輜重部隊はインタナ湖の南の湖に隣接する所にキャンプする事になりテントを張り寛いでいた、味方も船を有るだけ買いあげ敵を待ち体制は整って居る様に思われた、二日後に敵が現われたがこちらの対応は完璧だったらしく難なく撃退に成功して大いに武勲を上げた様で出世した人も多く現れた、アランタに凱旋した多くがその町の夜に消えて行くのは当たり前でその中にグラントの二人の兄も居たそうだ、二人も可成りの手柄を上げたみたいで今度出世が見込まれていて女性にもモテモテだと聞こえて来た、俺達後方部隊は手柄とは縁が無いし俺はまだ手柄を上げたいとも思って居ないので今は道の整備に努めていた、ライラ王国もこのまま引き下がるとは思えないが今や世界にお互いの潜伏した者からの情報が頼りに成っていた。


 俺の飯田幸太郎の居た世界も情報を如何に手に入れるかが勝負の決め手になり得ると言われていたが、今回の戦闘で其の重要性が俺の頭の中にはっきりと構築された気がした、其処で俺は今のこの輜重部隊を脱退してこの世界を隈なく見て回り地図や川の位置と湖の場所と言う事を調べ上げて見たくなってきた、其の為にはもっと強くならなければ生けない何が有っても生き残れるくらいに成らないと世界は回れないと感じた、其の為にはイーイのダンジョンを制覇するくらいに成らないと無理だろうと考えた。


 それから俺は意を決して軍属に見切りを付けて一応冒険者に成った、Eランク冒険者だしそこそこ稼げるので生活には困らなかった、イ-イのダンジョンに潜り始めて

直ぐにDランク冒険者に昇格した、この世界のDランク冒険者は一応一人前とされるのでこのランクでも良いかと思ったが、取り敢えずはここのダンジョンを制覇する事を目標に掲げ切磋琢磨して1年が過ぎる頃にはCランク冒険者に成っていた、14才でのCランク冒険者は非常にまれで尚且つソロ冒険者と言う事もあり目立ち始めていた、あと少しでこのダンジョンの制覇が出来るかも知れないと言う所まで来ていたと確信している今は55層に居るのだ、ここのダンジョンはそれ程深く無いとされて居たので60層が底だと見ていた俺はその積りで1日1層と何かの標語の様に探索を熟して行き遂に60層に到達した、其処には60層のボスオーガキングが立ち塞がり俺を返り討ちに仕様とこん棒を振って来る。そんなオ-ガキングを俺は意図も容易く倒して見るとやはり其処が最下層の様で宝箱が現われて俺が手に入れたのが白竜のロ-ブと白竜のブ-ツと言う飛んでも無い代物だった。


 見た目はただのロ-ブだが各種耐性に不壊と温度調整に防御力が100も有りブーツも不壊に再生に浄化と温度調整と防御力が100だった、俺はそれらを装備して自分を鑑定して見た。


     グライト・ホイトン 人族(男の子)14才  レベル55 Cランク冒険者


 攻撃力  850

 魔力   850

 敏捷性  350

 防御力  350+200

 運    380


 スキル  ・後方支援 ・鑑定 ・全魔法 ・全耐性 ・探索


 特殊スキル ・イベントリ-バッグ(時間停止・無制限)

       ・言語理解


 鑑定  レベル8 ・殆どが鑑定が出来る


 火魔法 レベル6 ・ファイアボール ・ファイアシールド ・ファイアランス

          ・ファイアボム ・火炎流 


 水魔法 レベル6 ・ウオ-タボ-ル ・ウオ-タシールド ・ウオタ-ランス

          ・水流の操作 ・水流刃


 風魔法 レベル6 ・空気圧縮 ・ウインドシールド ・ウインドカタ-

          ・フライ ・気流操作 ・ウインドボム



 光魔法 レベル6 ・ヒール ・ハイヒ-ル ・エリアヒ-ル ・キュア

          ・ホ-リ-ランス ・ホ-リ-ボム ・エクストラヒ-ル


 無魔法 レベル6 ・魔力錬成 ・脚力強化 ・腕力強化 ・視力強化 

          ・魔力纏い ・インビジブル


 闇魔法 レベル5 ・ドレイン ・ダーク ・サイレント ・コントラクト

          ・アブソ-ル ・ドレイン


 時空魔法レベル5 ・ストップ(1秒)・グラビデ ・テレキネシス ・テレポ



 土魔法 レベル6 ・ア-ススピア ・落とし穴 ・壁作成 ・トンネル作成

          ・土壌改良 ・家作成



 氷魔法 レベル5 ・冷気 ・五月雨 ・アイスランス ・フブキ 

          ・ブラックアウト


 雷魔法 レベル5 ・雷発生 ・帯電 ・放電 


 探索  レベル8 ・10kmの探索が出来る


 ダンジョンを制覇する事で可成りレベルも上がり、これで旅に出ても問題が無いだろうと判断した自分がいたが、俺は隊を辞める時に重畳部隊の隊長にだけは理由を言って相談して居たその隊長は伯爵家の3男で俺の考えを理解して呉れて、戻って来たら俺に相談してくれと応援して呉れていたので俺は思い切って旅に出る事にした。

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