応援コメント

死ねるとしても」への応援コメント

  • 乙子さんにとっても、ずっと昔はよい父親だったのかなと悲しくなりますね。
    尚更に乙子さんには辛かったでしょう。
    民子ちゃんにとって良い父のままいなくなって良かったと思ってしまいます。

    作者からの返信

    悪い人は悪いだけじゃない。善い人が善いばかりではないのと同じように。

    それは、そうです。そうなんですが、どうにも私たちは誰が悪いと決めつけると、その人を善い人とは認めたくなくなってしまいます。

    同じように、善い人と決めつけた誰かが悪いことをしていても、知らず知らずのうちに私たちは見逃してしまっているのかもしれません。

    くれぐれも目を滑らせないように気をつけてくださいね。

  • 他人から見たら極悪人であっても、その子にとってのいい父親であることは矛盾しない(真実はまた異なっているのかもしれませんが、私にはまだ分からないのであえて表面的に)。考えさせられることが多いですね。

    作者からの返信

    物語の核心に突き刺さる、とってもいいコメントです。

    恨み憎むべき極悪人が、愛し慈しむべき家族であることは不可能ではありませんよね。

  • 最新話まで拝読させていただきました。

    家族ほど複雑な密室はないですよね。
    この事件がどのように解き明かされるのか楽しみです。

    連載応援しています。

    作者からの返信

    連載の応援ありがとうございます。

    家族って難しい関係ですよね。

  • こんにちは。拝読しました。

    ミステリーなのにゆったりとした表現が魅力的です。
    紅茶を味わう時の表現など、時間がゆっくりと流れている感覚になりました。

    父親の印象が民子ちゃんと「語り手」で違うのは、多様な面を持っている人間をどこから見ているのかで違ってきますよね。
    家族の内部にいるのか、それともある意味冷静でいられる外部から見ているかで変わってくるのは致し方ないと思います。人を語る時の難しさでもあります。

    マジックリアリズムの表現とミステリーが合わさって面白かったです。

    作者からの返信

    私には探偵さんのような推理力がないので、時間をかけて少しずつ、謎を解いていくことになります。

    辛抱強く、ゆったりとした時間の流れに今後ともお付き合いくださると嬉しいです。

    マジックリアリズムという言葉、恥ずかしながら今日初めて知りました。なるほどです。いいですね、響きもかっこいいですし。

    コメントありがとうございました。

  • 読みやすい文章、余白、まろく優しい語り口。
    ミステリがあまり得意でないわたしでも一気にここまで読めてしまいました。
    申し訳ないくらいミステリ読み慣れていないので、己で考察したりがまだできない自らの成長度が惜しくはありますが、解かれていく謎をゆっくり追いかけていけたらと思いました。
    素敵な作品をありがとうございます。引き続き、ご無理なく頑張ってください!

    作者からの返信

    私の体調へのお気遣いありがとうございます!仕事の合間に皆さんの小説を読んでいるせいで目も心もボロボロになりつつあります。無理に強がらず、休み休み進めていこうと思います。

    余白。この小説は余白が多いですよね。数行のパッセージに続く一行のモノローグは(例えば、

    [お父さんたちに会いたい]

    などです)、前後の余白に挟まれて存在感が強まっていると思います。これは歌舞伎で言うところの見栄です。

    優しい語り口に騙されちゃ行けませんよ。私は「信用できない語り手」ですからね。

  • ここまで読ませていただきました。
    コーヒーや紅茶などの小道具や気持ちの描写が丁寧でいいですね。
    家族というものについて考えさせられました。

    作者からの返信

    小道具、いい表現ですね。そうです小道具です。この小説に登場するコーヒーや紅茶、クリームソーダ、おもちゃ包丁、チラシ。ぜーんぶ小道具です。

    描写が丁寧だと思えるのは、あなたの読む眼が丁寧だからですよ。いい読解をしている証拠であります。プロローグからずっと物語の根底に流れている「家族」の裏テーマを読み解いてもらえたのは、その慧眼によるものなのでしょう。わたくし、感服いたしました。