応援コメント

よいしょっと。」への応援コメント

  • とても集中して、物語の些細なヒントや手がかりを見逃さないように読み進めていました。そのおかげで食事中なのに食事に手がつかず、冷めてしまいました。それほどまでに面白かったです。

    作者からの返信

    2話前の黒焦豆茶さんのコメントを引用しますね。

    「物語の展開がゆったりとしていて読みやすいです。途中途中でクスッと笑えるような要素がたり今のところ穏やかな気持ちで読んでいられるお話だなと感じました。こういうミステリー好きです。」

    これを読んだ瞬間に私は、勝った、と思いました。ゆっくりとしたお話の展開。穏やかな時間経過。存分に味わっていただけたと思います。

    第1章の第2話にくださったコメントに、「いいから早く次を読みなさい」という趣旨の返信をした非礼をこの場でお詫びいたします。ただ、どうしても、一晩の間を空けてあれこれ推理してもらってから読んでもらうよりも、完全に油断している状態で進んでいただいたほうが絶対に楽しめると考えていたんです。

    いかがでしたでしょうか。この次のエピソードの更新は1週間後となっております。それまでお預けです。もちろん私には止める手段がないので、今すぐ読み進めてもらっても構わないのですが、その場合はいつまでもご飯が食べられなくて餓死してしまわないようにご注意ください。

  • 悲しい過去があったんですね、とても切ない話です

    作者からの返信

    切ないですし、割り切れないですよね。

    どうしたら乙子さんを助けてあげられるのか。10年以上前に遡って乙子さんを助け出すことは、私たちにはできません。


  • 編集済

    いつか、普通の「幸せな」女の子の人生を、彼女が歩めますように。
    そして、性虐待という悪夢がこの世界から無くなる事を願ってます。

    仰る通り、家庭内の性的虐待は現実問題です。
    私もその一被害者です。

    作者様は何も出来ない、と仰りますが、
    そんな事はないと思います。
    現にこのように、その問題を書き記していらっしゃいます。

    当時、怖くて孤独で、母含め、誰にも相談など出来ませんでした。

    けれども、同じ様な境遇の人の話を聞いた時、私の世界は少し変わりました。

    世界が変わる事は、地獄の中ではとても重要な事です。

    ですから、作者様の作品を通じて、世界が変わる方も必ずいらっしゃると思います。

    また、社会という体の中で、関心は血そのもの。

    関心が巡る事で、社会が変わる事があります。
    当事者にならないと、何も出来ない、という事は無い筈です。

    長々と意見を述べてしまい、申し訳ございません。
    一当事者として、どうしても分かって頂きたかったので、コメント修正しました。

    作者からの返信

    残念ですが、乙子さんが望む普通の女の子としての幸せは、もう取り返せないでしょう。

    またこの物語は、過去に実際に起きた事件を元にしています。性虐待は私たちとは別の世界で起きていることではなく、現実世界の話なんですよね。

    もしかしたら今もどこかで、その悪夢に捕らわれてしまっている子どもたちがいるのかもしれません。でも、そんな想像をしたところで、私たちにできることは何もありません。

    修正後のコメントを読みました。

    [自分の思いを知ってもらうこと]で何か変わるかもしれない。それは乙子さんも期待していることでした。

    自分では口に出して言う勇気のないお父さんへの殺意を、ポストの中にチラシとおもちゃの包丁を入れるという手段で、幸雄さんに示唆的に伝えようとしていたのです。

    それを邪魔して、失敗させてしまったのは、私です。

    当事者ではないせいで、私には乙子さんの気持ちが分からなかったのです。

    乙子さんは自分の苦しみを知ってほしかった。それは誰にでも分かることです。

    なのに私は、それを受け止めることのできる経験という名の受け皿を十分に持っていませんでした。

    残念ながらこのお話は、乙子さんを苦しみから救い出す物語にはなりません。どうしようもないことを受け止め切れないまま、現実の時間は過ぎていってしまうのです。

    編集済
  • 包丁とチラシが象徴する破壊と再生のテーマが、最期に燃え上がる家屋の映像とともに心に焼き付きました。

    作者からの返信

    包丁とチラシを、破壊と再生の象徴として読み取ったのですね。興味深いです。

    包丁が暴力を連想させ、破壊の象徴であるという解釈に至る道筋はそこまで難しくないと思います。ナイフで何かを結ぶことは普通しませんからね。

    一方で、チラシを再生の象徴として受け取るのは特殊な読解ですよね。どのあたりを根拠にそう読み取ったのでしょうか?

    また、このエピソードの最後には、黒焦げの紙が遺体の口に詰め込まれていますよね。それはよう子さんが読み取った「再生」のテーマにとって、どのような意味を持つのでしょうか?

    編集済

  • 編集済

    長女が、お父さんの子を産んだのはわかりました。これはショッキング。

    親父の言う、子供3人って長女、次女、長女の子かな。

    娘さん達はお隣に避難していたの、娘さん達って次女と長女の子かな。

    焼け跡からでてきたのはすると…最初のお母さんなのか…。あ!間違えた親父だ。黒焦げでわかんないのか。お母さんはとっくにどっかだ。


    追伸
    何回も読んで理解しました。読み落とし沢山🥲ご説明ありがとうございます。3人も自分の子に子を産ませたなんてびっくり。

    作者からの返信

    幸雄さんから見て娘世代の次女さんについては、幸雄さんの長女である乙子さんが

    「妹は全寮制の学校に通わせてもらえて、卒業と同時に家を離れて、今頃はきっと幸せな結婚生活を送っていることだろうと思います。」

    と話しています。

    お隣のご婦人のお宅に避難していたのは、幸雄さんから見て孫世代でもある女の子たち3人です。

    幸雄さんにとっての三女であり、乙子さんにとっての長女である恵子ちゃんと、

    四女であり次女でもある民子ちゃんと、

    五女であり三女であり末っ子でもある和枝ちゃんの3人です。

    焼死体の正体は…次回に続きます。

    編集済
  • 車が家に降ってきたり自分が車で突っ込むと言う、車強奪系ゲームテイスト!からの心に深く刻まれた傷…でしたか。

    乙女心がわからないから事件が解決できない。

    それはわかっていないからこそ、見つけたものを正面から無遠慮に投げつけてしまうが故。

    それはお母さんの心の傷の原体験と同じ

    作者からの返信

    「君には乙子さんの気持ちが僕よりも分かるはずだから」という理由で事件を任された私ですが、私にも乙子さんの気持ちを汲み取ることはできませんでした。

    乙子さんを助けられなかった。全部が終わった後の辛さ苦しさを聞くことしかできなかった。その探偵としての無力さを、どう受け止めていくのか。どう受け止めるべきか。ここからは事件の後片付けをしていくお話が続きます。それは私の心を、どうやって整理すべきか、というミステリを解いていくストーリーでもあるのです。

  • 何だか救いのない話で切ないですね。
    お母さん、乙子さんの人生とは一体何だったのか、、、考えちゃいます。

    作者からの返信

    いいコメントですね。ありがとうございます。

    例えばですね、とある名探偵さんが殺人事件の謎を解いて、犯人が断罪されたとしても、それによって失われた命が戻ることはありません。

    探偵としての力がどれだけ優れていようと、その力が誰かを救うことに関して役に立つことはありません。

    ここから先は、しばらく後片付けのお話が続きます。

    が、その前に、プリン泥棒のコージーなエピソードを挟んでいます。肩の力を抜いて引き続き、お楽しみください。

  • 何度も怨嗟の文字を書きながらも、チラシを破らないように丁寧に消し続けるというその病的な執着心が、ぞっとするも人間らしくて素敵でした……。

    作者からの返信

    おもちゃの包丁を握っても、人をあやめる力を得たことにはなりません。どうように、どれだけ恨みの言葉を書いて、消して、また書き直すことを繰り返しても、その思いを叶えるためには行動が不十分です。

    でも、そういう「おまじない」で、気持ちが楽になるところがあるのも、また事実だと思います。

  • ホームズが化学と犯罪にしか興味を示さないので女性の心情に気付かず解決出来なかった事件がある話に結び付けた謎に興味を持ちました。ちなみに『新世代邪神』「忌まわしく抜け出たいなら転生を」にもホームズ関連の記述があるので、何か参考になるかもしれません。

    作者からの返信

    確認してきました。そうなんですよね。ホームズさんの知識はかなり偏っていまして、文学や天文学や政治の話などなど、世間のあらゆる常識を、記憶から捨ててしまっているのですよね。

    だから、名探偵だと囃し立てられたことで調子に乗って、[自分には解決不可能な事件]に手を上げてしまった。だからホームズさんの仕事には失敗したものがいくつもある。そういう話になっています。

    探偵の真の素質とは、謎を解く能力の高さではなく、謎を謎として見つめ続け、結論を急がないでいられる根性なのです。

  • この話は虐待の話のようなので、好みではあるのですが、どうも全貌がつかめていないような気がします。
    娘が虐待父に復讐した話で良いのでしょうか?

    作者からの返信

    やっぱりそう思いますよね。私も初めはそう思ってました。

    でもその回答では、間違いなく乙子さんから「きっと、あなたに私の気持ちなんて分からない。」と言われてしまうと思います。

    質問に質問で返してしまい、恐縮なのですが、これが復讐の物語ではないとしたら、いったい何のお話なのだと思いますか?

    乙子さんが包丁の返却を拒否した理由が解明できたら、その謎の答えが見えてくると思います。

    回答の根拠はこのエピソードまでのテキストの中にありますよ。国語試験の問題に取り組むつもりで、挑戦してみてください。

    編集済