第58話

 来た道を帰ることにした。途中で冒険者が戦っている。手助けする必要は無さそうだ。ダンジョンから出た。ボルガ領の冒険者ギルドで王都への護衛依頼を探そう。


「王都への護衛依頼はございます。ゼニスさんからの護衛依頼です。翌朝の出発です」


 俺たちは宿屋に泊まることにした。2人部屋だ。俺とカレンは愛し合った。翌朝、俺たちは待ち合わせ場所の冒険者ギルドに向かった。


「あんたがたがアインとカレンかい?俺はゼニスっていうもんだ。よろしくな!」


 3台の馬車で王都に向かう。俺たちも馬車に乗る。馬車の中には他の冒険者もいた。


「道中よろしく」

「よろしく頼む」


 挨拶を済まし、馬車は王都に進む。すると探知魔法に反応があった。


「前方に敵!25だ!」


 俺たちは馬車をとびだした。グレイウルフ25匹だ。馬が食われないようにしよう。


「チェインライトニング!」

「キャイン!」


 大半のグレイウルフが黒焦げになった。残りは個別に斬る。


「せいっ!はぁっ!」

「キャン!」


 グレイウルフは全滅した。


「チェインライトニングすげえな。一網打尽じゃねえか」


 他の冒険者は出る幕が無かった。俺たちは王都に馬車で向かう。盗賊が減ると魔物が増えるっていうのはしょうがないのかな。


「今日はここで野営だ」


 俺たちは野営地で野営することになった。

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