第49話

 朝起きると、俺たちはお偉方に呼び出された。


「君たちがSランクかね。将軍のアイゼン・フォン・オルトラム伯爵だ」


 おお、アイゼンだ。懐かしいなぁ。


「私の顔に何かついてるか?」

「いいえ」

「ふむ、前線で戦ってもらうが、問題ないかね?私も前線で戦うが…」

「はい」


 アイゼンには雷の魔導書を渡してあるから前線の方がいいだろうな。俺たちはアイゼンと共に前線へと向かった。


「いけ!進め!」


 我が軍は進軍した。グリンコ帝国軍と接敵する。


「サンダーストーム!」


 アイゼンはサンダーストームを唱えた。グリンコ帝国軍は丸焦げになった。


「これは俺たちは必要無かったかな」

「そうですね」


 そんなことを言っていると、騎馬隊がこっちに攻めてきた。


「サンダーストーム!」


 カレンがサンダーストームを唱えた。グリンコ帝国騎馬隊は馬ごと黒焦げになった。


「サンダーストームだと…」


 アイゼンがカレンを見てびっくりしている。


「よし!このまま敵の本陣を討つ!」


 俺たちは敵本陣に突撃した。


「サンダーストーム!」


 俺はサンダーストームを唱えた。敵本陣を稲妻が焼いていく。敵本陣は黒焦げになった。


「サンダーストームを使える者が2人だと…。我が軍の勝利だ!勝鬨を上げよ!」

「えい!えい!おう!」


 サンダーストーム3発で完勝してしまった。

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