第46話

 第三層はゴーレムだ。俺たちは思い思いの攻撃を繰り出す。


「はぁっ!せいっ!」

「アイスジャベリン!」


 ゴーレムの急所を突く。ゴーレムは崩れ落ちた。


「魔力大丈夫か?」

「そろそろ限界かも」

「これ飲んどけ」

「これは?ごくごく…魔力が回復しました!」


 買っておいた魔力ポーションが役に立ったな。


「とぉっ!はぁっ!」

「アイスジャベリン!」


 ゴーレムたちを倒していると奥に人影が見えた。


「何者だ!」

「ふぉふぉふぉ、どうやら邪魔が入ったようじゃな。出でよベヒーモス!」


 あのジジイが魔物を召喚しているみたいだ。


「アイスジャベリン!」


 ベヒーモスは太い腕でアイスジャベリンを撃ち落とした。


「なっ!」


 ベヒーモスはカレンにタックルしてきた。


「へぶっ!」


 カレンは吹っ飛んだ。カレンが心配だ。早く決着を。


「はぁっ!」


 俺はベヒーモスに剣を突き刺した。


「サンダーブレーク!」


 サンダーブレークがベヒーモスを丸焦げにした。ベヒーモスを倒した。


「なっ!ベヒーモスがこうもあっさりやられるとは…次は…」


 俺は縮地で一気にジジイに近づき、ジジイの首を刎ねた。スタンピードは終わった。カレンは大丈夫だろうか。カレンの方に向かう。


「カレン大丈夫か!」

「うう…私はもう…ダメです…今まで…ありがとう…ございました…ゲホッゴホッ」


 これは一刻の猶予も無い。俺はカレンの前だがキャラ変更をすることにした。


「キャラ変更、ソー子」

 俺はソー子に変わった。早速エリクサーを取り出してカレンに飲ませる。


「ごくごく…あなたは?」

「私はソー子、アインだった者だ。キャラ変更、アイン」


 俺はアインにキャラ変更した。


「アインさん、あなたは一体…」

「俺はスキルでキャラ変更できる。これを言ったのはカレンが初めてだ」

「キャラ変更…」

「秘密を知られてしまった以上、俺とカレンは一緒にはいられない」

「そんな!私は誰にも言いません!一緒にいましょう!」

「そうか?じゃあしばらく一緒にいようか」


 俺たちはカーボスのダンジョンを後にした。

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